Aqoursとifにつながる不思議な扉   作:浦風晴斗

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聖杯合戦 第7話

 ―聖杯合戦 リンク継続中―

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

恭「うぉぉぉぉぉぉぉ!」

 

果「やぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 お互いの宝具がぶつかりあい、校舎に衝撃が走る。

 両者拮抗に見えるその戦いにも、終わりの時が来る。

 

恭「ーっ、そこだ!!」

 

 拳を振りかぶった状態では果南に弾を避ける術はない。

 恭介は果南の拳で光る指輪に狙いを定め引き金を引く。

 対する果南もありったけの魔力を拳に込め、恭介の宝具を相殺しにかかる。

 が、この時は恭介の宝具の方が一枚上手だった。

 果南の魔力を貫通して弾丸は指輪に当たり、真っ二つに割る。

 

果「だけど、このまま!!」

 

 果南は勢いそのまま恭介の無防備な土手っ腹に一発パンチを繰り出す。

 

恭「げふっ!」

 

 既に擬似サーヴァントでなくなった果南の攻撃で恭介がやられる訳では無いが、普通に痛みはある。

 

恭「そのまま殴ってくるなんて聞いてないぜ…」

 

果「うん、言ってないからね。それに言ったでしょ?あなたはダイヤを倒した宿敵だって、これくらいはしないと」

 

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 その頃、急展開を見せていたのは校舎の裏側。

 

曜「ふっ!」

 

謙「せやぁっ!」

 

梨「てい!」

 

謙「なんの!!」

 

 合流した曜と梨子の元に現れたのは謙吾、2対1という不利な状況ながら圧倒的な剣の強さを見せ、確実に曜と梨子を追い詰めている。

 

曜「はあっ、はあっ…強いね、あなた」

 

謙「剣道をやっている人間がセイバーとして召喚されているんだ、弱いわけがないだろう」

 

曜「それもそうだね…」

 

梨「曜ちゃん、どうするの?」

 

曜「うん、ここだと千歌ちゃんのいる位置から近いし、出来るだけ離れたい所ではあるけど…」

 

梨「上手く巻けそうにはないわね」

 

曜「梨子ちゃん、宝具は?」

 

梨「さっき使ってから15分しか経っていないから、まだかかりそう」

 

曜「私はあと3分で発動出来る、それまでなんとか持ちこたえて」

 

梨「うん、分かった」

 

謙「話し合いは済んだか?」

 

曜「意外だね、隙だらけのはずだったのに攻撃してこないなんて」

 

謙「不意討ちで勝っても、それは真の勝利とは呼べん。どんな相手であれ、正々堂々戦うのが俺の流儀だ」

 

曜「敵ながらあっぱれな精神だね、それなら私も…正々堂々真正面から!!」

 

 曜は剣を構えると、それに呼応するかのように制服が光り始める。

 それは先ほど西園美魚との戦いで、梨子が見せた現象と同じだった。

 

曜「なんだか、行けそうな気がする!」

 

 曜の制服は、白が基調とし要所が青いリボンであしらわれたドレス「Beginners Sailing」の衣装へと変わる。

 これもまた、曜の覚悟に魔力が呼応したためである。

 

謙「気配が変わった…本気を出す、ということか」

 

曜「千歌ちゃんには、聖杯に託してでも叶えたい願いがあるんだ。それが何かは聞かされてないけど…私は千歌ちゃんのやりたいことを応援したい、だから!」

 

 一歩踏み込み、曜は大きくジャンプして謙吾の上を取る。

 並の相手ならば、そこから振り下ろされる刃は受け止められないだろう。

 だが、相手はセイバーの謙吾である。

 剣道によって培われたその剣は強く、そして華麗。

 

謙「はぁっ!」

 

 振り下ろされた剣を斜めにした竹刀で軽くいなし、無防備の曜を胴で捉える

 

謙「どぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 

 防具無しの胴を思いっきり叩かれた曜は為す術もなく、吹っ飛ばされる形で地面に転がる。

 

曜「ゲホッゲホッ…竹刀なのに…なんて威力」

 

謙「素材が竹だろうと、俺が握ればそれは刀だ。確かに捉えた感覚がしたが、やはり指輪を破壊しないとダメなようだな」

 

梨「曜ちゃん!」

 

曜「私は大丈夫…梨子ちゃんは後ろに下がってて」

 

梨「でも…」

 

曜「いいから!梨子ちゃんが傷ついたら、千歌ちゃん悲しむでしょ?」

 

 そう言って、フラフラになりながら曜は再び剣を構える。

 宝具再使用までわずか。

 

謙「仲間想いなのはいいが、いいのか?受けるだけではお前の痛みが増えるだけだぞ」

 

曜「それでも構わない、それで梨子ちゃんを守れるなら」

 

謙「対した覚悟だ、だが…!!」

 

 謙吾はすり足で一気に曜との距離を詰め、竹刀を振るう。

 その軌道を読んで剣をかざす曜だが、フェイントをかけられ竹刀の猛打を浴びる。

 

梨「違う、違うよ曜ちゃん。そんなの、そんなのダメ…」

 

 自分を庇って竹刀を受け続ける曜の後ろ姿を見て、梨子は立ち上がる。

 

梨「千歌ちゃんは、曜ちゃんが傷ついたって悲しむよ!!」

 

 梨子は謙吾の後ろへと回り、音符を飛ばす。

 不意の攻撃に驚く謙吾だが、それも一瞬だった。

 振り向きざまに振るった竹刀で飛んでくる音符を全て叩き落とし、平然と立つ。

 

謙「相手が悪かったな」

 

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 校舎裏での戦いを屋上から見ていた鞠莉、その手には見慣れぬ双眼鏡が握られている。

 

鞠「セイバーを倒すには生半可な攻撃じゃ無理ですネ…不意を突くか、正面から強い技でないと…」

 

 鞠莉は側に置いてあるアタッシュケースからペルトを取り出し、片手で持ち上げる。

 

鞠「ライダーとして、マリーも戦わなきゃならないわ」

 

鞠(チカっちは、聖杯に何を願うの?)

 

千(私は、Aqoursのみんなといつでも会えますようにって。学校がなくなっちゃっても、鞠莉ちゃん達が卒業しても、年に1回でもいいから、会えますようにって)

 

 先刻、屋上に来る前に千歌と話したことを思い出す。

 千歌が浦の星の存続を聖杯に託すなら、この力は使わないと決めていた鞠莉。

 だが千歌はそれを願わなかった。

 卒業してもAqoursに会いたいのは鞠莉も同じ、恐らく果南とダイヤも。

 だからこそ、鞠莉は自分が持つ最強の力を使おうと思ったのだ。

 

鞠「待ってて、曜、梨子。あなた達にもう痛い思いはさせないから」

 

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聖杯合戦現状

 

 

Aqours脱落者 セイバー・ランサー・キャスター・アサシン・バーサーカー

 

リトルバスターズ脱落者 セイバー・ランサー・ライダー・キャスター・アサシン・バーサーカー

 

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