「聖杯合戦」の世界を終え、現実世界へ戻ってきたAqours。
花「なんか楽しかったずら〜」
ル「ルビィは疲れたよ…」
善「ふっ、我が堕天の力はどんな世界でも通用するということが証明されたわね!」
千「ヨハネちゃん、すごい活躍だったよね」
善「当たり前じゃない、あとヨハ…あれ?」
ダ「そう言えば、鞠莉さんが持っていたのはカイザ、私が持っていたのはファイズでしたが…果南さんは何を持っていたんですの?」
果「私はデルタだよ。でもファイズの方があの時はいいかなって思って」
梨「まさかあのベルト、本当に存在するの?」
鞠「まっさかー、いくら小原家でもあれだけの技術力は持ってないわ」
曜「持ってたら作ってそうな言い方…」
千「梨子ちゃんも、本当に梨子ちゃんビームを撃つチャンスだったのに」
梨「クラス的にも撃てそうだったけど…さすがに採用されなかったわね」
ル「それにしても、本当に不思議な扉だね。ルビィ達が直接知らない誰かにあったり、知らない力を持てたりするなんて」
花「すごいずら〜、未来ずら〜、ファンタスティックずら〜」
善「非日常を過ごすなんて今の私の魔力を持ってすれば簡単なことなのだけど、この扉なら私の魔力を消費せずにリトルデーモン全員が非日常を体験出来る…まさしく堕天使に相応しい道具だわ」
曜「そだねー」
善「軽く流さないで!!」
ダ「この扉…体験する内容はこちらで指定できないものなのでしょうか?」
鞠「何?ダイヤ何かやりたいことがあるの?」
ダ「やりたいことと言いますか…伝えたいことと言いますか…」
果「あー、もしかして…昔の私たち?」
ダ「えぇ…特に鞠莉さんは向こうに行っていた時、こちらがどうなっていたのか分からないでしょうし。何よりもう一度、あの時の私たちを、今度は全員で見れたらなと思いまして」
鞠「大丈夫?相当な鬱展開とかにならない?」
ダ「それは恐らく…大丈夫かと」
鞠「だってあれだよ?私が留学に行く直前とかそれはもう昼ドラもびっくりな程ドロドロな人間関係で…」
果「そんなんじゃなかったでしょ?そもそも廃校になるくらい人数少ないし、ここ女子校だよ?昼ドラみたいな愛憎劇は繰り広げられないでしょ」
鞠「マリーを巡る果南とダイヤの激しい駆け引き、それはいつしか憎しみとなってお互いを傷つけ、最後は獅子岩の下で二人は…」
果「ていうか取り合うの私とダイヤなんだ…」
ダ「私にはルビィがいますから」
ル「お姉ちゃん、それだとまた意味合いが変わってくるよ?」
千「確かに、私も見てみたい。最初のAqoursがどうなっていったのか、どうやって今に繋がってきたのか」
曜「高一の頃の果南ちゃんって謎だったよね」
善「でも、この扉が私たちの思うように世界を繋いでくれるかしら?」
ダ「この扉を浦の星に置いたのが誰かは分かりませんが、きっと願いは通じますわ」