Aqoursとifにつながる不思議な扉   作:浦風晴斗

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第3章 渡辺ようでしょう 第1話

 ―ifの扉、起動―

 ―接続年月日 2020年7月22日

 ―接続場所 拝島駅

 ―接続対象 松浦果南、桜内梨子、高海千歌、津島善子

 ―接続注意事項 年齢基準となる年月日を2015年6月30日に設定し、Aqoursはそのまま年齢を重ねたものとする

 

 ―接続に対する全設定の完了を確認、チェック…オールグリーン

 ―ifの扉、接続準備完了

 

 ―「渡辺ようでしょう」リンク・スタート―

 

 

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 拝島駅改札口にて

 

千「あ、果南ちゃんに善子ちゃん。お待たせ~」

 

果「私たちの方が終電早いんだからしょうがないよ、ねえ善子ちゃん」

 

善「そうね、まあその間に暗黒のパワーをチャージできたから問題ないわ、あとヨハネ」

 

梨「さてと、始発まで時間あるし、カラオケ行って体休めないと。明日は長いわよ」

 

善「長いって言っても大宮から新幹線でしょ?確かにずっと乗りっぱなしっていうのは疲れそうだけど」

 

梨「あ、果南さん」

 

果「ん?」

 

梨(待ち合わせの間、大丈夫でした?)

 

果(ネタバレになるようなことは言ってないよ、さっきも新幹線って言ってたし、気づいてる雰囲気はないかな)

 

梨(明日どこでネタばらしをするかは…)

 

果(まあ高麗川で気づくでしょ?)

 

善「なにコソコソしてるのよ、早く行くわよ?」

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 翌午前4時45分頃、拝島駅

 

千「これから何に乗るの?」

 

梨「まずは八高線ね」

 

善「クックック…夜のうちに溜めた力を発揮する時が来たようね!!」

 

果(あながち間違ってないんだよね、それ)

 「あ、今回は安く行くために自動改札が使えない特別な切符を使うからみんな一緒に窓口通ってね」

 

梨(ここがある意味鬼門なんだけど…あ、普通についてきた)

 

千「ねーねー、私ちょっとお手洗いに…」

 

果「あ、時間あるから行ってきていいよ」

 

善「私も行ってくるわ」

 

梨「いってらっしゃい。…ふう、これで第一関門は突破ですね果南さん」

 

果「そうだね、正直ご飯を買うところと改札さえ突破してしまえばあとはどこの駅で気づくかしかないから」

 

梨「もし、高麗川で気づかなかったらどうするの?」

 

果「高崎に着くまでにはネタバレしよう。どっちにしても八高北線に乗った時点で善子ちゃんに逃げる術はないから」

 

梨「企画側の私が言うのもなんだけど、果南さん今回かなり性格悪いよね…」

 

 一行、拝島5時01分発、八高線 普通川越行に乗車

 

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 5時25分頃、八高線車内

 

車掌「間もなく、高麗川に到着します。八高線、高崎行は3番線から…」

 

果「さあ、乗換だよ!!時間が短いからテキパキとね!!」

 

善「乗換なの?」

 

千「そうだよ、3分しかないんだって、急ごう善子ちゃん」

 

善「ちょ、ちょっと待って、あとヨハネ!!」

 

果(気づいてない!?)

 

梨(疑わずについてきてる感じ…これは車内で少し様子見を…)

 

 

 一行、高麗川5時29分発、八高線 普通高崎行に乗車

 

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 八高線車内、明覚~小川町駅間走行中

 

果(そろそろ頃合いかな?)

 

梨(ですね)

 

果「ねえ、善子ちゃん。私たちはどうやって函館に行くと思う?」

 

善「どうって…どこかから新幹線に乗るんでしょ?」

 

果「あー、確かにそうなんだけど」

 

梨「新幹線に乗るには現状で何個かルートがあるの、まずは高崎から大宮に出るルート、あとは高崎から小山に抜けるルート、それと小山からさらに友部へ抜けて常磐線で仙台に抜けるルート、最後はちょっと強引だけど高崎から新幹線で新潟、特急を経由して青森に抜けるルートね。」

 

千「まあ大宮から乗るなら普通は高麗川で乗り換えないよね」

 

善「そうよ、今私たちは高崎に向かってるんでしょ?そしたら残るのは3つ…一番現実的なのは小山からのルートだと思うけど」

 

千「始発に乗るFantastic Departure、在来線の旅はAmazing Travel…」

 

善「千歌が壊れた」

 

千「Fantastic DepartureでAmazing Travelなんだよ!!ヒントだよ!!」

 

善「だから変なラップ言われても意味が分からないわよ!」

 

果「善子ちゃんのDNAに青春は刻まれてないの?」

 

梨「そんなんじゃ堕天使って言えないわよ?」

 

善「はぁ…?…って、ちょっと待って。千歌、今あんた在来線の旅って言った?」

 

千「言ったよ?」

 

善「さも当然のような言い方するんじゃないわよ!本当に在来線で行くの?函館まで?」

 

梨「まあ新青森と新函館北斗の間だけは新幹線だけど」

 

善「いや確かに新幹線は使うけど、それを使うって言い方するの!?新幹線しか走ってないじゃない!」

 

果「木古内から道南いさりび鉄道が走ってるよ?」

 

善「そんな沿線外にあまり通じないこと言ってもしょうがないじゃない。…はぁ、それで?理由は?」

 

千「渡辺ようでしょう」

 

善「…もう一度いい?」

 

千「だから、ようでしょうだよ」

 

善「だめだ、話が通じない…ねえ果南?」

 

果「ようでしょう、としか言いようがないね」

 

千「北海道に行くんだし、どうでしょうみたいなことやりたいじゃん?」

 

善「それで渡辺ようでしょうなんてふざけたことを?」

 

千「善子ちゃん分かってないなぁ、今回の旅行だからこそ、ようでしょうなんだよ」

 

善「どういうこと?」

 

千「チーフディレクターの果南ちゃん、説明してあげて」

 

果「私がチーフなんだ、まあ言い出しっぺではあるけど」

 

善「犯人あんたか!!」

 

果「まあまあ。善子ちゃん、今回のルートをもう一度考えてみて?」

 

善「東京から新潟に抜けて、日本海側から青森経由で北海道…?え、まさか」

 

果「そう、かの有名な東日本縦断ラリーとほぼ同じルートなんだよ」

 

善「それなら上越新幹線と特急を使えばいいじゃないのよ」

 

千「それじゃあ面白くないじゃん」

 

善「北海道まで行こうっていうのに面白さを優先させなくていいのよ…」

 

梨「本家がカブで頑張ってるんだから、私たちもこれくらいしないと」

 

善「リリーもそっち側の人間なのね…」

 

梨「一応ディレクターって立ち位置だから…」

 

千「ちなみに私は面白そうだからついてきました。ミ○ターって呼んでね!」

 

善「やかましいわ」

 

果「まあ鉄道だし、ウィリーしないからいいんじゃない?」

 

善「なんの慰めにもなってないわよそれ…過酷なことに変わりないんだから」

 

梨「あと、この子も特別参戦してるわよ?」

 (黄色いぬいぐるみをかばんから出し)

 

善「それ本家○nちゃんじゃない!旭川で見たわよ!!」

 

千「善子ちゃんそれ隠れてそうで隠れてないよ」

 

善「はあ、もう疲れたわ…とやかく言ったってついていくしかないんでしょ、○泉さんみたいに」

 

果「よくわかってるね、予習済みかな?」

 

善「まさか自分がこんなことになるなんて微塵も思わなかったけどね」

 

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