『三好in○○シリーズ』   作:零戦

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実はガミアQはあしゅら男爵の娘(マジンカイザーのはそう)


三好inマジンガーZ

 

 

 

 

 

 かつて、日本を破滅から救った三好将和。その将和もとうとう老いには勝てず、妻夕夏と共に永眠した。

 

 

 

「夕夏、あの世でもよろしく頼むよ」

「任されたわ貴方」

「暫くしたら私もそちらに行きますよ」

 

 

 

 息を引き取った二人に美鈴は涙を流しながらそう呟くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「Dr.ヘル!! Dr.ヘルは何処か!!」

 

 エーゲ海のバードス島、そこには世界征服を企むDr.ヘルの一味のアジトがあった。その廊下をDr.ヘルの部下であるあしゅら男爵が急ぎ足でDr.ヘルの部屋に向かっていた。

 

「Dr.ヘル!!」

 

 Dr.ヘルの部屋をバンと勢いよく開け中で新たな機械獣を開発していたDr.ヘルはあしゅら男爵に視線を向ける。

 

「……そのような声を出して何事かあしゅらよ……?」

「おぉ、Dr.ヘル。実は新たなる作戦を思案しご報告に参りましてございます」

「ほぅ……新たなる作戦とな……? 失敗続きの貴様に何があると?」

「ッ」

 

 Dr.ヘルの視線にあしゅら男爵は一瞬、身体をビクリとさせるも片膝をつく。

 

「失敗続きなのは私も如何なる弁明もありませぬ……しかし、我々は根本から誤っていたのではないかと思いました」

「ほぅ、根本か……それは何かね?」

「我々は幾度ともなく光子力研究所を攻めました後一歩のところで敗北しました。ですが、研究所を支えるのがあります」

「研究所を支える……?」

「……三好光子力研究所です」

「……やはり三好正盛博士のところか!!」

 

 あしゅら男爵の言葉にDr.ヘルは開発していた機械獣の部品を握り潰す。Dr.ヘルの機械獣軍団は幾度ととなく日本を襲撃していたがそれを悉く撃破していたのが光子力研究所の兜甲児が操縦するマジンガーZだった。

 そしてそのマジンガーZを支援するのが三好光子力研究所だった。

 

「ではあしゅらよ……光子力研究所を襲うのではなく三好光子力研究所を襲えと……?」

「御意にございます。三好光子力研究所を破壊すれば光子力研究所は堀を埋められたも同然です」

「ムム……それで、その策とは……?」

「はい。策はーーー」

 

 そしてあしゅら男爵から作戦の説明がなされるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「全く……まさかマジンガーZの世界とは……」

 

 関西地方のとある山奥にある三好光子力研究所、その外ではプロトタイプマジンガーを操縦する三好将和があった。

 将和は何時も通りに気付けばマジンガーの世界にある三好家に生を受けていた。そして光子力の研究者である祖父三好正盛の手伝いでプロトタイプマジンガーを操縦していた。なお、操縦の腕はピカ一だったりする。

 これまでに機械獣軍団が日本に攻めてきた時に兜甲児のマジンガーZと共に戦ってきた。

 

『将和ー!! 早くジェットスクランダーの実験を始めるのじゃよー!!』

 

 無線から祖父の三好正盛が喚く声が聞こえる。その声に溜め息を吐きながらも操縦桿を引く。

 

「へいへい……今やるよ爺ちゃん。ジェットスクランダー!!」

 

 プロトタイプマジンガーを走らせながらジェットスクランダーを呼ぶ。山の中腹からカタパルトで発射されたジェットスクランダーが旋回しながらプロトタイプマジンガーの後方から迫る。

 

「スクランダークロォォォォォス!!」

 

 走ってたプロトタイプマジンガーはジャンプして上空に飛び上がる。後方で待機していたジェットスクランダーがプロトタイプマジンガーから発信される電波に沿ってプロトタイプマジンガーの背中に装着するのである。

 

『オォォォォ!! プロトタイプマジンガーでも成功じゃ!!』

「クッ……やるのは俺だけど……衝撃と速度は速ぇな……」

 

 何とか飛行にも成功するプロトタイプマジンガーであった。そしてその日の夕方、将和は研究所で寝泊まりをするのだが非常警報が鳴った。

 

「な、何だ、どうした爺ちゃん!?」

「侵入者じゃよ!? Dr.ヘルめ、搦め手で攻めて来よったわい!!」

 

 職員と慌ただしく動く正盛が将和にそう叫ぶ。

 

(まさかあしゅら男爵が直接鉄仮面軍団を率いてきたのか?)

 

 将和も拳銃を握り締めて廊下を走り出す。至るところに職員達の惨殺された死体がちらほらとあり吐きそうになるのを堪えながらも駆ける。そして三人の影を見つける。

 

「お、お前らは!?」

「……発見。発見」

「三好将和を発見」

「三好将和を倒す」

 

 三人の目つきの鋭い金髪ツインテールの上からボンッキュッボンの美女はそう言って硬軟に変幻自在な鋭い切れ味を持つ鋼鉄製の金髪を駆使して将和を襲うのである。

 

「まさかのガミアQかよ!? 漫画版とカイザーと真しか知らねぇよ!?」

 

 将和は攻撃してくる金髪を避けつつ拳銃を撃つがガミアQの固い装甲に阻まれて銃弾は貫通しない。

 

『将和!! 何とか時間を稼ぐのじゃ!!』

「爺ちゃん、稼ぐったって何をすんの!?」

『良いから早く!?』

「~~~ッ、えぇいままよ!!」

「三好将和逃走」

「逃走、逃走」

「殺す、殺す」

 

 小型無線機から流れる正盛の言葉に将和は走り出す。その後ろを三人のガミアQが追いかけてくる。金髪が襲ってくるが将和は何とか避けつつ逃げる。

 

「まだか爺ちゃん!!」

『もうちょい……もうちょい……良し、スイッチオン!!』

 

 そして研究所が青白く光り出して研究所を覆う。時間的には10秒程であったが光りが収まると三人のガミアQはピクピクと身体を痙攣させて倒れていた。

 

「これは……?」

『何とか間に合ったか……今やったのは電磁波攻撃じゃよ』

「電磁波攻撃?(EMP攻撃みたいなもんか……)」

 

 正盛の説明に将和はそう思う。

 

『取り敢えずはその三人は回収するぞい』

「へいへい……」

 

 動かない三人のガミアQを正盛の元に運ぶ将和であった。そして将和の実験の日々はまだまだ続くのであったが兜甲児がDr.ヘルの機械獣軍団と全面衝突をすればする程、将和がいる三好光子力研究所にも機械獣軍団が襲い掛かってくるのである。

 

「クソッタレ!! 光子力ビィィィィィム!!」

 

 三好光子力研究所に迫る機械獣『バジルF7』を光子力ビームで破壊する将和。だが機械獣はまだ多数いた。

 

「フハハハハハハ!! これだけの機械獣軍団がいれば三好光子力研究所も一捻りだ!!」

「うるさいぞあしゅら男爵!! いやお義父さんにお義母さん!!」

「えぇい黙れ黙れ!! 私は認めんぞ!!」

「幾ら我が娘ガミアとの結婚は認めはしない!!」

 

 プンスカと怒るあしゅら男爵。あの後、正盛はガミアQを此方側の味方にしようと改修して将和の護衛にしたのは良いが次いでとばかりに生殖機能まで付けるに及び仕舞いには将和を娶るようインプットされた三人のガミアの夜這いに負けた将和であった。

 なお、三人のガミアはそれぞれ『ミア』『アミ』『ミカ』と名付けられている。

 

「お父様」

「お母様」

「私達は幸せになります」

『オォォォォノレェェェェェェ!! 三好将和ゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!』

「……てか、原因は爺ちゃんじゃねぇか!?」

 

 何故か血涙を流すあしゅら男爵を他所に将和はそう思いながらも機械獣『グレイダーF3』にブレストファイヤーをぶちかますのであった。

 

 

 

 

 

 

 




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