『三好in○○シリーズ』   作:零戦

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ロックマンエグゼのアドコレは買ったんよ。ソフトがラス1だったから。
でもSwitchはまだ買ってないのよ(来月の給料で買う)
でもSTREAMのOP曲は購入した


三好inロックマンエグゼ

 

 

 

 

 

 

 かつて、日本を破滅から救った三好将和。その将和もとうとう老いには勝てず、妻夕夏と共に永眠した。

 

「夕夏、あの世でもよろしく頼むよ」

「任されたわ貴方」

「暫くしたら私もそちらに行きますよ」

 

 息を引き取った二人に美鈴は涙を流しながらそう呟くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「しかし……今度はロックマンエグゼの世界とはなぁ……」

 

 将和は自室でパソコンを操作していた。操作していたのは自分が持っているPETのアップグレードをするためであった。切っ掛けは父である三好正信がオフィシャルネットバトラーのニホン国本部副部長であるからだ。

 正信の父、三好正成博士はインターネットワークの基礎を築いた光正博士と友人であり正信も光祐一郎博士と顔馴染みであった。

 そして光祐一郎博士が光熱斗用にメモリー拡張ソフトを開発していた。その試作品が今、将和のPETにアップグレードとして行われているのである。

 

『アップグレード完了しました。最適化開始まで二時間後です。最適化完了は翌朝0600になります』

「ん、分かった」

 

 汎用ナビの報告に将和は頷きPETをパソコンのカートリッジに設置する。どうせ今日はやる事は無いのだ。

 

「……あ、宿題しないとな……。まさか転生しても宿題の運命には逃れられないとはな……」

 

 今の将和は中学一年であり秋原町の秋原中学に通っていたのだ。なので宿題という運命は逃れられなかったのだ。

 

「さーて、宿題して寝るかな」

 

 その日は宿題をしてから寝る将和であった。そして翌日………。

 

『長官』

「ん……」

『長官、起きて。朝だよ』

「んぅ………」

 

 将和は誰かに起こされる声で目が覚めた。ベッドに置いている目覚まし時計を見れば時刻は0605を指していた。

 

「……まだ二度寝ができる……グゥ……」

『ちょ、寝ちゃ駄目だよ長官!?』

「んが!?」

『ちょ、大丈夫長官!?』

「いててて………長官?」

 

 再度の声に将和は飛び起きてそのまま地面に倒れるが痛みに耐えて起き上がる。

 呼ばれた名称は将和にとっては懐かしい響きであった。そして声の音源ーーPETを見るとそこには昨日はいたはずの汎用ナビが居らず、代わりにいたのはブラウン色の髪を赤紐で結い、ポニーテールで纏めており、服装は和服をベースにした軽装で、白地の上着から見える通り、黒いインナーを着ている。下駄の鼻緒は赤色であった。

 そして何と言ってもその姿は将和がかつて平成の日本から過去に転移する前にゲームで見た姿だったのだ。

 

「……伊勢……?」

『そうだよ長官。このような姿で会えるとは思わなかったけどね』

 

 PETにいる伊勢はタハハハと笑う。まぁ将和自身も驚くしかなかった。何せ拡張ソフトをインストールをして最適化をしたらまさかの艦これの伊勢であり将和を知っていたのだ。

 

「どういう事だ?」

『うーん、私も分からないかな。私はあの時、予備艦になった以後は記憶が無くて気付いたのがさっきだったから……』

 

 申し訳なさそうにする伊勢であったが将和は首を横に振る。

 

「気にする事はないぞ伊勢。俺はまた伊勢と会えて嬉しいぞ」

『……ありがとう長官』

 

 将和の言葉に伊勢は笑みを浮かべるのである。取り敢えずは朝食後、将和は学校に向かい昼休みにインターネットエリアにプラグインする事にした。

 

『基本的にどうするの長官?』

「取り敢えずはウイルスバスティングだな。ウイルスを退治してカネを稼ぐかな」

 

 以前も汎用ナビでウイルスバスティングをしていたがやはり伊勢の実力は将和も知りたいのだ。

 

「行くぞ。プラグイン!! 伊勢.EXE、トランスミッション!!」

 

 将和は有線ケーブルを視聴覚室にあった差し込み口に挿入する。

 

「………くぅ~ッ。まさかこの台詞が言えるたぁ……生きてて良かったぜ」

『アハハハッ』

 

 感動する将和に伊勢も苦笑するしかない。それはさておき、インターネットエリアを捜索するとウイルスは何処かしこにも点在はしている。

 

『メットォ』

「お、メットール発見。やるぞ伊勢」

『うん。任せて長官!!』

 

 そして伊勢は多数のメットールに向かって駆け出して腰に据えていた日本刀を抜く。

 

『ハアァァァァァァ!!』

『メットォ!?』

『メットォ!?』

 

 伊勢が一振してメットール達を撃破していく。

 

「良いぞ伊勢。『エリアスチール』スロットイン!!」

『ヨイショォォォォォ!!』

 

 『エリアスチール』をスロットインして更に踏み込んでメットールを撃破する伊勢であった。

 

「300ゼニーか。まぁメットール相手だしそんなところか」

『フフッどう長官? 伊勢の活躍、見てくれた?』

「勿論だぞ伊勢」

 

 将和の言葉に笑みを浮かべる伊勢であった。

 

『ちなみに主砲も連続射撃可能だよ長官』

「お、マジか。弾幕射撃でもやれそうだな」

 

 そんな事を話しながら昼休みを過ごす将和と伊勢であった。それから数ヶ月後、将和は父正信と共にクリームランド王国のパーティーに出席していた。

 

「何で俺も……」

「そうぼやくな将和。貴様も市民ネットバトラーなんだから警護くらいは参加せぃ」

 

 将和は皿に肉やスパゲッティを入れながらぼやくが横にいた正信に文句を言われる。

 

「と言ってもなぁ………ん?」

 

 将和が端っこの方に視線を向けるとコソコソと私服に着替えて何処かへ行こうとしているクリームランド王国の王女がいた。

 

「……はぁ。親父、適当に誤魔化しといてくれ」

「フォッフォッフォ。任せておけ」

 

 将和の言葉に正信は笑い、クリームランド王国の首脳陣のところに向かうのである。それを尻目に将和は王女の後を追い掛け何とか捕まえるのである。

 

「………ッ……」

「あ、別に連れ戻そうとかじゃないんで」

「……えっ?」

「まぁうちの親父が時間を稼いでいるんで用事を済ませてもらえたらですが?」

「………………………」

 

 将和の言葉にクリームランド王国の王女ーープリンセス・プライドは幾分か悩んだ末に口を開いた。

 

「その……観光を……」

「ん?」

「その……観光をしたいのです」

「………伊勢、この近くに観光名所になりそうな飯屋はある?」

『探してみるね長官』

 

 これが将和とプリンセス・プライドとの出会いであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「最近、WWW関連の事件が多いな……」

『秋原町での連続発火事件だよね長官。近所もやられたみたいだしね』

「まぁ原作がそろそろ始まる証拠だわな」

 

 学校帰り、将和は自転車を漕ぎながら伊勢と話していた。帰る途中で秋原小学校の付近を通るがたまにローラースケートで登校する熱斗を見かけるのでそろそろと判断している。

 

『長官は原作とやらに介入するの?』

「いやぁ……それがさ……」

『??』

「俺……ロックマンのゲームは『5』の両方と『6』のグレイガしかやってなくてさ……最初の方は漫画とアニメくらいしか知らねぇんだよ」

『…………………えぇ…………』

 

 タハハハと笑う将和に伊勢はどう返していいか分からなかったのである。

 

「ま、まぁ何とかなるやろ」

 

 そう取り繕う将和であったが水道局事件に巻き込まれるのである。

 

「確か水道局事件って……マズイ!?」

 

 将和は水道局事件で熱斗のやらかしを思い出し慌てて水道局に向かい汚染された水を流そうとしていた熱斗を見つけて取り敢えずは殴って止めたのである。

 

「殴って済まないな。一先ずは流れは止めれた……」

「うぅん。此方こそごめんなさい」

「良いよ。それにアクアプログラムも奪われずに済んだから」

 

 将和もついでとばかりにWWW幹部の色綾まどいが盗もうとしていたアクアプログラムを死守に成功したのでホッとする。そして此処から本格的に原作に巻き込まれる将和であった。

 

「この世界をデリート(消去)する!!」

「そいつはちと困るわな。やるぞ伊勢」

『主砲でぶっ飛ばしてやるよ長官』

 

 

 

「待って、スラーの残骸データを取り込んだん?」

『何か取り込めたから……』

「怖っ。てかアニメ展開も居り混ざってあるの……?」

「マサカズ、それよりも映画を見に行きましょう」

「ちょっと、今日は私の筈よッ」

 

 何故かアニメオリキャラのスラーの残骸データを取り込んで強化した伊勢に驚愕しつつも将和の後ろで将和とのデートを決めるプリンセス・プライドと色綾まどいである。

 

 

 

「コピーロボットか……」

「そっ。だから私も長官と同じ世界に来れるしデートも出来るってわけ。それに……長官との子も……」

「色々ヤバくないビヨンダード……?」

「将兄、将兄は色々と諦めた方がいいかもな」

「それはそれで酷いぞ熱斗」

 

 

 

 

 

 プラグイン!! 伊勢.EXE、トランスミッション!!

 

 

 

 

 

 

 




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