『三好in○○シリーズ』   作:零戦

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中編が複数になった
ようつべで久しぶりに種のOPを見たけどやはり魔乳だよなと


三好in種 中編1

 

 

 

 

 

「フハハハハハ!! 遂に宇宙金属を発見したぞ!!」

 

 日本科学技術研究所でそう叫ぶのは科学技術の分野では世界的な権威者であったDr.ヘルである。本来、Dr.ヘルは二足歩行を主にした機動兵器の開発を母国で担当していたがコーディネーターやMSの出現でプライドをめちゃくちゃにされ母国を逃げて友人であるジュウゾウ・カブト博士の紹介もあってこの研究所に来たのだ。そして日本宇宙軍が主になって探査していた土星探査にて衛星タイタンとエンケラドゥスにて未知の金属を発見したという報告が来た。その探査隊も土星からの通信は届かなかったので漸く月周辺に到着した時に通信を入れたのであるが……。

 

「これで懸念していた新型MSのエンジン部分の開発も進みますなDr.ヘル」

「いやいや、貴方方のシズマドライブの開発も進むでしょうフォーグラー博士」

「……まぁた博士達が暴走してるねぇ……」

 

 同じ職員のフォーグラーやシズマ博士達がDr.ヘルを褒め、ヘルもフォーグラーらに言う。和気あいあいと仲良く話し合う博士達を他所に第765実験団第334中隊のパイロットであるジュリ・ウー・ニェン特務少尉は遠巻きに見ながらそう呟く。

 

「ま、私も人の事は言えないかもね……」

 

 ジュリは元々は日本国の人間ではなくオーブの人間だった。更に掘り下げるとオーブのモルゲンレーテ社のパイロットであり日本に来ていたのはモルゲンレーテと日本の川崎が共同で開発したMSの試作を動かすためであった。しかし、その共同開発は日本にも内密にしていた事でありしかも川崎を通して多くのMSに関連する技術がオーブに流れていた。

 

「流したと言ってもオーブも元は同じ日本人ではないか」

 

 公安等が証拠を掴んで川崎を調査、関連する社員を逮捕した時にそう言われたが公安や軍関係者らからすればふざけんなこのクソ野郎である。

 

「構築戦争の時に真っ先に日本から逃げ出したゴミメディアと左の連中の子孫じゃないか」

「よくそんな事が言えたもんだな」

「やはりハニートラップでしょうな」

 

 ジュリも逮捕されたが全くそこまでの関与はしていなかったので情状酌量の上で釈放はされたがオーブに帰れるかは微妙だった。何せ自身が逮捕された事はオーブにも伝わっているし、もしかしたら自身もオーブに戻れば内密に……。とそこまで考えてしまい帰るに帰れなかった。どうしようかと途方に暮れていた時に手を差し伸べたのが将和だった。

 

「変人しかいない実験団だが……まぁ匿ってもらえるさ」

 

 差し伸べてくれた将和にジュリは精一杯の恩返しをしようと決断し実験団のパイロットで働く事にしたのである……が、アキバに行って腐の海に呑まれてしまったのだ。

 

(取り敢えずはマサカズ×アズラエルの続きを描かないと……フヒヒヒ、楽しいわぁ……)

 

 腐のオーラを全力全開で出しまくるジュリであった。そして将和はというと……。

 

「機動部隊の司令官ですと……?」

「要は独立任務部隊だな」

 

 日本宇宙軍宇宙艦隊司令長官の高橋大将は将和にそう言う。場所は宇宙艦隊が停泊する旗艦『扶桑』の作戦室であった。将和は渡されたタブレットを操作して中身を見る。

 

「第13独立部隊……」

「その独立部隊に最新鋭の『加賀』級航空戦艦を配備する」

「『加賀』級を?」

 

 『加賀』級航空戦艦とはMSの搭載運用も視野に入れている航空戦艦であった。MS母艦であれば『鳳翔』級で事足りるが航空戦艦にしたのだ。無論、この『加賀』級は大西洋連邦が開発中の『アークエンジェル』級のデータが基礎ベースとなっている。

 

「と言ってもまだ『加賀』級は完成してない。だから当面は『鳳翔』を旗艦にした部隊だな」

「成る程」

「それと地球連合軍からの要請で技術士官を独立部隊に派遣したいとの事だ」

「技術士官ですか?」

「あぁ。MSの運用を我が国がしているからそれを見学したいとの事だ」

「はぁ、それは構いませんが……」

「分かった。先方にはそう伝えておこう」

 

 そして作戦室を出た将和はん?と思う。

 

「技術士官……いや……まさかなぁ……」

 

 そう首を捻る将和であった。しかしその予感は当たるのである。C.E.70年6月6日、日本宇宙軍で艦隊ではなく独立部隊としての任務部隊が発足。名称は第13独立部隊であり司令官には三好将和准将(昇進)が就任した。

 

 

 第13独立部隊

 司令官 三好将和准将

 旗艦『鳳翔』

 

 第13機動戦隊

 『鳳翔』『龍驤』

 【隼×16機ずつ搭載】

 第13戦隊

 『浪花』『高砂』『吉野』『和泉』

 第13宙雷戦隊

 『五十鈴』

 第13駆逐隊

 『若竹』『早苗』『若竹』『早蕨』

 第32駆逐隊

 『朝顔』『刈萱』『芙蓉』『秋風』

 

 

 

 そして高橋長官から言われていた技術士官も『鳳翔』に乗り込んだのである。

 

「地球連合軍技術士官のマリュー・ラミアス中尉です。よろしくお願いします」

「………第13独立部隊司令官の三好将和だ。一先ず今日はゆっくりしなさい。明日からは忙しいだろうからな」

「はっ、ご配慮ありがとうございます」

 

 そう言ってラミアス中尉が艦長室を退出すると将和は深い溜め息を吐いた。

 

「ムルタの野郎ォ………ッ」

 

 取り敢えず文句の一つや二つでも言おうとタブレットに手を伸ばした将和だがタブレットからのメールの差出人を見て首を傾げた。

 

「珍しい奴からの連絡だな……」

 

 そして将和がテレビ電話をすると相手が画面に出る。すると将和を見てホッとした表情をする。

 

『久しぶりだね将和……』

「ユウナ……大分痩せこけてないか?」

『あぁ……首長の事でね……』

「また何かあったのか?」

『……連合に依頼されたMSの件、5機は作るがオーブ用の機体を優先して作らせようとしたんだ……』

「……それは何とも……」

『自国防衛は分かる。けど、連合との契約があるのに優先するべきは自国と思っているからな……分からないまでもないけど、契約は契約なんだ。信用を失えば取引はされないんだ』

「まぁ確かにな」

『取り敢えずは何とか契約通りにしてもらう事にしてるが……あのクソ理論者……何をしでかすか分からないよ……』

「草(オーブを滅ぼす……とはユウナの前では言えないな)」

 

 画面で溜め息を吐くユウナに将和は内心で留めるのである。

 

「まぁ落ち着いたら此方の温泉にでも入りに来いよ」

『そうするよ……その時はアズさんとも飲もうかな』

「お、いいなそれ。アズさんにも言っておくよ」

 

 なお、将和とユウナ、それにアズラエルは飲み友でもありお忍びで日本に来た時は下町の居酒屋で飲み明かす程であった。

 

「それと……無謀な事はすんなよ?」

『無論だよ。それに母さんは日本に行かしてあるから心配は無用だ』

「そういう事じゃ……まぁほんとに無理すんなよ」

『あぁ』

 

 そう言ってテレビ電話を終える将和だが、画面が消えたテレビを見つつ将和はポツリと呟く。

 

「ほんとに無理すんなよ……?」

 

 

 

 

 

 C.E.71年1月15日、ザフトはマスドライバー施設がある高雄宇宙港への攻撃を開始する。しかし、軌道上には第13独立部隊が展開していた。

 

「ほぅ……ミヨシ・マサカズがいるか」

 

 高雄宇宙港攻撃部隊に配属されていたラウ・ル・クルーゼは将和が出てきた事を感じ取る。それは将和でもあった。

 

「この気配……変態仮面か!?」

 

 そして将和はクルーゼが乗るシグーを見つけると一騎討ちに入るのである。

 

「サッサと帰れや変態仮面!!」

『誰が変態仮面だ!!』

「タキシード仮面みてぇな仮面付けてる奴ぁ変態に決まってると古事記にも書いてあるだろうが!!」

『何と、古事記にも記載されてるのか……』

「そこは驚くんかい!!」

 

 そんなMS同士の戦いをする中で第13独立部隊も高雄宇宙港へ降下しようとするザフト軍の宇宙艦隊と交戦している。

 

「取舵!! 右砲戦、主砲用意!!」

 

 『鳳翔』の艦橋で指揮を取るのは『鳳翔』副長となったナタル・バジルール大尉であった。バジルールは正式に日本宇宙軍への特別任官となり『鳳翔』副長に就任したのだ。そしてその指揮は将和も認める程のモノであった。

 

「準備宜し!!」

「撃ェ!!」

 

 第13独立部隊が砲撃を開始する。ニュートロンジャマーが稼働しているので戦場は有視界接近戦闘になっているが日本は関係ない。日本宇宙軍は地球連合軍と比べて照準器等は光学・熱源索敵等のセンサーを採用、使用しておりザフト軍と同等に戦えるようになっていた。ちなみに日本軍が使用する双眼鏡は約6500km~約7000kmまでの測定・観測等が可能だった。これも愉快な科学者達を揃える日本科学技術研究所のおかげでもあったりする。

 それはさておき、そのおかげで日本軍は最大射程距離からの砲撃も可能としており、第13独立部隊から放たれたビーム弾は高雄攻略部隊に全弾命中する程であった。

 

「続いて時雨弾、撃ェ!!」

 

 第13独立部隊の各艦からミサイルが発射され高雄攻略部隊に向かう。だがミサイルは攻略部隊手前で次々と爆発、その破片が次々と攻略部隊に降り注ぐ。

 

「二番砲塔被弾!! 射撃不能!!」

「Bブロックから酸素流出!!」

「隔壁閉鎖、急げ!!」

「クソッ……相変わらず日本の兵器はでたらめだ……」

 

 『ナスカ』級の艦長は被害報告を聞きながらそう呟く。日本軍はニュートロンジャマーの影響でミサイル等精密誘導兵器がほぼ使用不能にも関わらずミサイルを使用していた。但しミサイルでも1940年代と同等で無誘導型のミサイルでありしかも中身は成形炸薬弾でミサイルの三式弾とも言えた。ちなみにこれを開発したのも日本科学技術研究所でありシロー・真田博士であった。

 

「このまま砲撃を続行!! ザフトを押し返す!!」

 

 バジルールが艦橋で叫ぶ中、将和も格納庫で叫んでいた。

 

「ラミアス大尉、予備の弾パックを出せ!! 此処で変態仮面のトドメを刺す!!」

「駄目です、弾パックはさっきハゼカワ大尉の『ハヤブサ』に使いました!! ビームライフルの弾倉が二つしかありません!!」

「それだけで十分だ!!」

「ですが司令の『ハヤブサ』はダメージが大きすぎます!! 機体を予備に変えるので待って下さい!!」

「待てるか!! 直ぐに出る!!」

「死ぬ気ですかやめて下さい!!」

「何!?」

「技術者としてダメージが大きい機体に司令を乗せるわけにはいきません!!」

 

 ラミアス大尉の怒号に将和は目を丸くする。ラミアスも技術者としての誇りはあった。だからこその怒号でありそれを聞いた将和はフッと微笑んだ。その表情にラミアスはドキッとする。

 

「ッ」

「よし、なら任せるぞラミアス大尉ッ」

「は、はい!!」

 

 そして将和は機体を新しく変えて出撃するのである。なお、クルーゼとの決着は付かずザフト軍も上陸用の輸送艦が撃沈された事で撤退した。これ以降、高雄港を巡る戦闘は数回も続くのである。

 

「司令……先程は生意気な事を言って……」

「構わん。ラミアスは俺を生かすために具申してくれた事だ。むしろ俺はラミアスに感謝しているよ。ありがとう」

「ッ。は、はい」

「………………………………」

 

 将和の言葉にラミアスは嬉しそうに言うがその様子を陰からバジルールが見ているのである。そして1月18日、ラミアスとバジルールに辞令が来た。

 

「新造戦艦の技術長と副長の就任ですか?」

「あぁ。地球連合軍が二人の力量を買っての事だ。なお、バジルールは出向という形になるが、要は二人の力量でアラスカまで新造戦艦を航行してほしいって事だな」

 

 無論、これは将和も一枚噛んでいた。原作が後一週間で始まるのだから二人をヘリオポリスに向かわせる必要があったからだ。

 

「まぁ新造戦艦の移送後は再び此方になるよう手配はしておくから心配するな」

「「……………」」

 

 将和の言葉に二人とも安心したような表情を見せ『鳳翔』を退艦するのである。そして1月24日、日本の軌道上に展開していた第13独立部隊に宇宙艦隊司令部から入るのである。

 

「何ですと、ザフトがヘリオポリスを強襲すると?」

『どうやら連合が開発していたMSの情報が漏れていたようでな。ザフトのやり方をすればコロニーはやられるだろう。そこで民間人救助のために一番近い君の部隊を派遣する』

「それは分かりましたが、交代の部隊は来るのですか?」

『あぁ。2個艦隊が既に向かっている。第13独立部隊はそのままヘリオポリスに向かってくれ』

「分かりました。第13独立部隊は直ちにヘリオポリスに向かいます」

 

 斯くして第13独立部隊も後を追う形でヘリオポリスへ急行するのである。そして1月25日、地球連合が秘密裏に開発していたG兵器を奪取するためザフトのクルーゼ隊がオーブの資源コロニーである『ヘリオポリス』を襲撃したのである。

 

 

 

 

 

 




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