『三好in○○シリーズ』   作:零戦

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初めてしたエロゲーは大帝国
場合によっては三好in大帝国が一番書けそう


第五話(大帝国)

 

 

 

かつて、日本を破滅から救った三好将和。その将和もとうとう老いには勝てず、妻夕夏と共に永眠した。

 

「夕夏、あの世でもよろしく頼むよ」

「任されたわ貴方」

「暫くしたら私もそちらに行きますよ」

 

 息を引き取った二人に美鈴は涙を流しながらそう呟くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

「いやだからってエロゲーの世界は無いだろエロゲーの世界は」

「どうしましたか司令?」

「いや、何でもない」

 

 将和は副官に言う。統一宇宙歴939年1月、日本帝国海軍は主力の第一、第二艦隊、旧式の第四艦隊の三個艦隊を以て中帝国の北京星域に侵攻していた。

 特に第一、第二艦隊は新型艦艇で編成されており従来の艦艇より打撃力はあった。しかし、将和は第一艦隊は第二艦隊の裏切りにより全滅し第四艦隊しか生還しない事を知っていた。

 

(樋口が裏切ったら速攻第四艦隊に逃げ込も)

 

 将和は第一艦隊の第八戦隊司令官を務めており第二艦隊のすぐ傍にいた。

 

「し、司令!! 第二艦隊の砲身が此方に向いています!!」

「やはり裏切ったか樋口!! 旗艦日向に第二艦隊の裏切りを打電!! 直ちに第二艦隊を砲撃!!」

「み、味方を砲撃ですか!?」

「第二艦隊はもう敵だ!!」

 

 その瞬間、第八戦隊旗艦妙高が揺れた。将和らは床に叩きつけられる。

 

「クソッタレ!! 機関最大、砲撃しつつ第四艦隊に逃げ込め!!」

 

 妙高、那智、足柄、羽黒で編成された第八戦隊は被弾しながらも第二艦隊にレーザー砲を叩き込み中帝国艦隊と交戦していた第四艦隊に逃げ込む事に成功した。また、将和の打電を受信した第一艦隊残存艦艇もチラホラと逃げ込んでいたが旗艦日向は前倉長官と共に爆沈したのである。

 

「態勢を建て直しました」

「よし、第一艦隊残存艦艇に連絡しろ。敵討ちをしたい奴は八戦隊と共に第二艦隊へ斬り込むぞ」

 

 将和の打電に巡洋艦三、駆逐艦八が参戦し第一艦隊残存艦艇は樋口中将の第二艦隊へ突撃を開始した。

 

「こいつは良いぞ!! どっちを向いても敵ばかりだ!! 兎に角撃ちまくれェ!!」

 

 残存艦艇は兎に角もあらゆるところに撃ちまくった。彼等をそうするまでの理由は第二艦隊の裏切りというのである。

 第二艦隊への突撃は最終的に第二艦隊旗艦佐渡が轟沈した事で終了した。第二艦隊の艦艇は日本の第四艦隊に降伏するか中帝国艦隊に駆け込むかであった。

 

「終わった……か」

 

 将和は提督席にゆっくりと座る。

 

「残存艦艇は第四艦隊に合流、東郷提督の指示に従う」

 

 第四艦隊提督の東郷は中帝国への侵攻を中止を下命、残存艦艇は日本星域に帰還するのであった。

 その後、日本海軍は再建に追われていた。第四艦隊提督の東郷は中将から大将へ昇進し海軍長官に就任、海軍の全てを率いる事になる。

 

「戦艦9、巡洋艦11、駆逐艦21、補助艦艇14の喪失か……」

 

 将和は海軍省にて満州海戦の戦闘詳報を見ていた。その表情は苦虫を潰したかのようである。

 

「そして今の海軍に残っているのは戦艦8、巡洋艦22、駆逐艦28、補助艦艇22だが大半は旧式の40年式艦艇か」

「そのためにも先輩にも働いてもらいますよ」

 

 東郷はコーヒーを飲む将和にそう言う。将和と東郷は将和の方が二期上だが原作を知る将和は東郷とよく飲みに行ったりしており秋山とかも知り合いだった。

 

「先輩、先輩には中将に昇進と同時に第一艦隊提督に就任してもらいます」

「おいおい、山本の爺さんを現役に復活させたのにか?」

「爺さんは第二艦隊提督ですよ」

「とことんこき使わす気だな」

「日本の滅亡の危機なものでね。使える物は何でも使いますよ」

 

 東郷はそう言ってコーヒーを飲む。

 

「ま、構わんけどな」

 

 そして将和は中将に昇進すると共に第一艦隊提督に就任、戦艦8、巡洋艦8、駆逐艦10隻を率いる事になる。将和は新たに就役した戦艦長門の作戦室に招かれた。他の提督達との顔合わせも意味を兼ねている。

 

「よぉ、三好の坊じゃねぇか」

「山本中将、お久しぶりです」

「かてぇな、ゆっくりしとけや」

「それもそうですな。しかし、体力の方は大丈夫ですか?」

「へっ、若いもんに心配される程じゃねぇや」

「駄目ですよ山本さん」

 

 酒に手を伸ばそうとしていた山本中将、そこへ看護師の女性が声をかけた。

 

「ひとみちゃんかい」

「もう、駄目ですよ。あまり飲み過ぎは駄目ですからね」

「山本中将も敵いませんね」

「かもしれねぇな」

 

 豪快に笑う山本中将であった。そして東郷が秋山を伴って入ってきた。

 

「海軍長官の東郷だ。当面は中帝国との戦いだが……まぁそう悲観する事はない。俺の他にも三好中将がいるからな」

「そう持ち上げんでいいぞ東郷」

「事実を言ったまでですよ先輩」

 

 将和の言葉に東郷はそう返すが木刀を持った将官がフンと荒げる。

 

「何かあるのか田中?」

「俺からしてみたらそうは見えねぇけどな」

「ハッハッハ、何れ分かるさ」

 

 第三艦隊提督の田中頼三少将に東郷はそう言う。

 

「毎度東郷の旦那、三好の旦那」

「やぁ圭子さん」

 

 新たに輸送艦隊提督に就任した南雲圭子少将が二人に声をかける。

 

「輸送に関しては任せな」

「あぁ頼むよ南雲少将」

 

 南雲の言葉に将和はそう返す。

 

「さっきも言ったがそう悲観する事はない。どーんと構えていればいいんだ。どーんとな」

 

 東郷は改めて全員に言うのであった。

 

「まずは中帝国の北京星域の攻略が第一目標だ。心して掛かってくれ」

 

 そして東郷と将和を中心にした新生日本海軍は作戦を開始するのである。

 

「敵艦隊接近します!!」

「ソビエト製とガメリカ製の艦艇か。構わん、砲撃せよ!!」

 

 新生日本海軍はあっという間に北京、南京モン星域まで攻略し中帝国艦隊を支えていた二人の女性提督も捕虜にして提督に登用する。

 

(ソビエト製とガメリカ製の艦艇も捕獲してるし平賀博士も研究してるしな……ガメリカの開戦までに何とか揃うかもしれんな……)

 

 中帝国の星域を全て攻略して日本帝国は長きに渡る中帝国との戦争に終止符を打った。しかしガメリカはそれを許さなかった。

 

「日米安全保障条約だと? ふざけるな!!」

「これは属国になれと言っているものです帝」

「御決断を……」

「……この条約は結べません」

「三好先輩、開戦です」

 

 そして日本海軍による奇襲攻撃。

 

「ワープゲートから日本艦隊が出現!! 一個艦隊以上はいます!!」

「クソッタレ!! 情報局の馬鹿どもめ、ガセネタを掴まらされたか!!」

 

 突然の奇襲攻撃でマイクロネシアとマニラ2000星域に駐屯していたガメリカ艦隊は潰滅した。更に空母を主力にした小澤少将の第一航空艦隊がハワイ星域に侵入してハワイ星域の軍施設を攻撃し潰滅的損害を与える事に成功した。

 またマレーの虎は密かに侵入したデーニッツ少将のUボート艦隊が出撃してきたエイリス東洋艦隊を潰滅に成功する。

 

(何とかベトナム、マレーの虎、四国、マイクロネシア、マニラ2000、ラバウルまでは攻略出来た。後は空母を揃えてハワイ星域に攻めこんで持久戦だな)

 

 そう思う将和だが戦況はそう簡単に思い通りにはならなかった。

 

「福原、愛国獅子団の人員が行方不明らしいがまさか……」

「恐らく平良少将は蜂起します。ですが私はもう縁を切ったので何処で蜂起するかまでは……」

「……東郷に注意は促すか」

 

 そして日本帝国内での内乱が勃発する。

 

「チィ、まさかのマニラ2000か。最初に摘発した人員は囮か」

「マニラ2000、ラバウルが愛国獅子団に占領されたので日本星域との航路が絶たれました」

「正しく前門の何とやらか……そいつは素敵だ、面白くなってきた」

 

 何とか愛国獅子団を撃滅する事に成功した日本帝国だが、ガメリカはあるとんでもない兵器を完成させていた。

 

「coreか……(一番ヤバイ√ェ……)」

 

 一番の難敵に頭を悩ます将和である。しかし、まだ終わりですらなかったのはまだ将和も知らないのである。

 

 

 

 

 

 

 




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