佐和東海斗(さわとううみと)
音村の友人で、なんと生徒会長。メガネ男子。登場人物の中では、真面目なほう。
本編どうぞ。
「さようなら~」
朝、教室入って早々、音村が挨拶をした。ただし、帰るときの。
「さようなら? ふーん、帰れば?」
地味に冷たい田倉。
「そんなこと言うなって。あっ、そうそう。明日、転校生来るってさ」
「音村、こういう物語の中で言うのタブーだから」
「あっ、わたくし、『預言者』です」
「人狼じゃねえんだから」
「転校生、男子か女子か。まあ、いずれにせよ、ユニークな方が来るのは間違いない」
「否定はしないよ。とりあえず、その話は終わり」
「・・・うーん。何言ってるか分かんない」
「頭大丈夫?」
そこへ、火祀が参加。
「ああああ」
「チャットじゃねえぞ」
初めて音村がツッコむ。
「今日、生徒会長からおはなしがあるってさ」
と火祀が言う。
「おはなし? 何、お説教? 最近の中学生は、勉強が足りていない!!って?」
音村が教師っぽくしゃべる。
「お前だろ、勉強足りてないの。・・・まあ、本人に聞けば分かるっしょ」
と田倉が言い終わった瞬間だった。
「わーーー!!!」
「ぎえ~~~~!?」
4つの悲鳴が重なって不協和音に。
「わー」と言って驚かしたのは、生徒会長の佐和東だった。佐和東は言い出す。
「びっくりした」
「何で驚かした本人がびっくりしてんの?」
火祀が笑って言う。そして、おふざけ名人の音村が、
「わっ、セイトカイチョーが現れた。HP9999999!!」
・・・。
「今日は生徒会長の佐和東君からお話があるそうです」
担任が言うと、佐和東はスタスタと教卓の前へ歩いていく。
足を止めると、
「生徒会長の佐和東です。言いたいことがあります。ズバリ、テストにやる気が全く出ない! そこで私が考えた提案。そう、テスト撤廃条約を結ぶことです! これで、この世界は新しい時代を迎えることとなるのです」
「新しい時代って、何。まあ、ある意味新しいけど」
火祀が小声で言う。
「頭が病んでらっしゃる」
田倉も小声で言う。どうやらみんな反対らしい。
しかし、一人だけみんなの意見とは逆のことを言う人物がいた。
「賛成!」
無論、音村舌人、この男である。
「ありがとう! どうか私に清き一票を!」
と佐和東。
「この人、出馬でもしてんの?」
矢作が田倉に、小声で話しかける。
「仮に出馬してるとしても、落選でしょ」
たしかに田倉の言うとおりである。
人物紹介で「真面目なほう」って書いたのは誰だよ。・・・俺だよ。
「どう? テスト撤廃条約。めっちゃ良くない?」
佐和東は、結構自信ありげに話すが、
「何言ってんの? やっぱ、生徒会長ダメだなー」
火祀は酷評。
「右に同じ」
火祀の左にいる田倉も、同感らしい。
「いや! 生徒会長やっぱ天才っすわ!!!」
一人だけ、好評する人物もいるが。
「ついでに、佐和東教っていう宗派でも作るか」
佐和東は言う。支持者がいて嬉しかったのか、顔が紅潮している。
「ホント、この学校まともなやついないよね」
「たしかに」
田倉と火祀は、ニヤニヤしている佐和東と、目を輝かせる音村を見比べながら呟いた。
箸はちゃんと持てるのに、鉛筆はちゃんと持てないMOGIぴーです。
はやく「文化祭編」やりたいよ~。
さて、話の中で音村がネタバレをしてしまったが、転校生来ます。
・・・はやっ。
今のところ、クソみたいな話ばっかですが、今後もよろしくお願いします。