ギャグとヒューマン ~ロザリオなんて飾りじゃい!~ 作:スロウ亀
アカメが斬るの『地獄で叩く!』を書いてるスロウ亀です
色々あって小説が書けなく本当に申し訳ございません。
鬼灯の冷徹もアニメとマンガを見ながらネタを練ってるのですが中々進みません
リハビリで書いたんで色々と変なところがあるかもしれません
地獄で叩く!はもう少し待ってください!
「すまん、お前さんは死んでしまった。」
「………」
突然真っ白な場所で変な格好した爺さんにそんな事を言われた
一体何を言っているんだこの爺さんは…」
「おい、全部聞こえてるぞ?」
「え、マジ?」
「マジマジ」
おっとこいつは失礼
っていうか心読めるからどっちにしろ同じじゃね?
地の分とか一人称するのめんどくさいし
「いきなりメタ発言やめい!」
「良いだろ別に!もう死んだんだから!!」
「まさかの逆ギレッ!?」
はいもうとっととはじめようよ
もうこんなやりとり読者は見たくないと思うよ多分
「…はぁ。もういい。」
もう諦めてため息をする爺さん
「知っていると思うが、お前さんは本来80歳位で死ぬ筈じゃった。じゃが手違いでお前さんを死なせてしまった。そこでお前さんには…」
「要するに二次元に転生して人生謳歌しろっていうんだろ?あっ、これ行き先と特典決めるくじ引きか?よっしゃ引こうぜ!!」
「って勝手に進めるな!そして、勝手にくじ引きを引くんじゃ…」
「よしこれとこれに決定!そしてこれ落とし穴の紐かな?ここで王道って奴か……嫌いじゃないぜ!という訳でレッツ、ゴー!!」
「あっ!待てちょっと!?」
爺さんが何か言おうとしたが、俺は紐を引く
すると足元の床が開き、俺は落下した
「全く、なんて男じゃあいつは」
青年が落ちた穴を除きながら呟く神
「人の話…いや神の話も聞かずにいくとは」
神はそう良いながら青年が引いたくじ引きの紙を見た
「『転生』ではなく、『憑依転生』だと言おうとしたのに。さて行き場所は……『ロザリオとバンパイア』か。こりゃ特典がしょぼかったらすぐに死んでしまうぞ。特典の方は…あぁこりゃまた」
神は二枚目の特典の紙を見た瞬間、もう何かを察したような顔をする
「うん大丈夫じゃろ。というか色々めちゃくちゃにならなければ良いが……だけど」
「一体誰じゃ『ギャグ補正』なんてとんでもないの入れたのは」
あっもういいかな?もういいよね?
よし、皆さんはじめましてピッチピチ15歳の青野月音だぜ!あの後、爺さんに転生させられた青年Aである。
えっ?転生したのはお前が勝手にやった事だって?細かい事は良いんだよ細かい事はよ!!
さて、親しい者から『つくね』と呼ばれている俺だが実はこう見えて高校生になろうとしている。
まさか再び高校生活を送るとは、思わなかったなぁ。いや、厳密に言えばやっと高校生になろうとしているんだが……
えっ?高校受験に失敗したかって?
いやいや受験自体は問題なかったよ。受験の後、他校の不良グループ達が押し寄せてきて全員地面に頭を突き刺して【犬神家大量発生!】なんて立て看板作ってただけだよ。そしてら高校の試験官の先生から不合格もらっちゃったよ。何がいけなかったんだろうね?
やっぱり【犬神家大量発生!】じゃなくて【犬神家大量発生!】というちょっとしたアートテイストすれば良かったのかな。
いやそこじゃないだろってツッコミが来ると思うがこれにはちゃんとした理由があるんだよ
だって受けた所、美術で有名な所だったんだよ。しょうがないじゃん。あと家から近かったし
「とまぁ長い経緯を地の分で表現したところで父さんがねこばばした高校の資料でも見るか」
俺は鞄から高校のパンフを見る
高校の名は陽海学園。変わった名の高校だが退屈しなさそうな気がする。
「…なぁお前さん」
「はい?」
パンフを読みながら話しかけてくるバスの運転手のおっちゃんに返事をする。
「…君も陽海学園に入学する生徒さんかい?」
「えぇ。ちょっと色々ありまして」
本当に色んな頃があったよ
様々な不良の犬神家が脳内を駆け巡る
「…だったら覚悟しておくことだ。陽海学園は恐ろしい学校だぞ」
「へぇ~…気を付けます」
「……ところで」
「いつまで一輪車でバスと並走するんだ?」
「えっ!ダメですか!?」
俺は驚いてパンフを読むのをやめ、運転席の窓を開けて見下ろしながら話しているおっちゃんを見る。
そう、今現在進行形で俺はパンフを持ちながら一輪車を爆走している。
「陽海学園って一輪車通学禁止なんですか!?」
「いやそもそも一輪車で通うって考えがおかしいよ?」
「くそっ!このままじゃ『IHCRIN-SYAのRは不敗神話のRだ!』と言えなくなってしまう」
「それはハコスカ限定だよ」
おっちゃんから的確なツッコミを入れられた
俺は悔しさのあまり
「ちくしょーーーー!!上等だ!我が
涙を流しながらバスを追い越し、陽海学園があるであろうトンネルを潜る
その際、砂埃と涙が宙を舞いながら
これは妖怪しかいない高校で生活するひとりの人間の
シリアスがありそうで無さそうだけど気持ち程度は入っていそうな
結局ギャグで丸く収まりそうな物語である