メモ帳の雑記〜思い付いた艦これネタ〜 作:45口径のスゴい奴
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「そろそろ時間か、何も無けりゃ良いが。」
睨みつけていた書類から顔を引き剥がし、壁がけ時計と窓の外に目を向ける。
今日は雲が多く、遠くにはかなり黒い色の雲がまばらに浮かんでいるようでスコールにやられていないか少し心配だ。
バスタオルを持っていってやろうか、と思案しながら再び視線を落とそうとすると、ドアをノックする音。
あーびしょ濡れだわ、なんて暁や鈴谷のぼやきが向こうから漏れ聞こえてきた。
「中に入って待ってろ、今拭くもん取ってくる。」
ドアの向こうに声をかけ、返事を聞かずに隣室のバスルームにあるバスタオルを何枚か取って戻る。
「作戦完了…って…あの、提督?」
報告にやってきたのは沖ノ島沖に出ていた艦隊のうちの暁、鈴谷、羽黒。
「羽黒…ちょっと待ってろ。」
提督は羽黒の様子を一瞥して顔を強張らせながらバスタオルを掛け、ほか二人にも渡すと部屋の端にあるタンスに向かう。
一番下の収納スペースになっていない所をつま先で強めに蹴ると、ガシャリとスライドした。
その中身を手に取り、その隣にあった緑色の紙箱を開ける。
「げっ、提督!なんでそんなとこにショットガン隠してんのさ!?」
一連の行動を不思議そうに見ていた鈴谷が提督の手にあるものを見て仰天した。
「ちょっと!?司令官なにするつもり!?」
フォアエンドを後退させ薬室を確認し、そのまま緑色のシェルをエジェクションポートから初弾を装填、残りを黙々と詰め始める。
暁も驚いていると装填が終わったのか提督が羽黒の元に戻る。
「羽黒、辛いだろうが…話してほしい。どこで襲われた?
おれは今からそいつの頭を吹き飛ばしに行かなきゃならん。」
少し屈んでショットガンを支えにし、提督は今まで見たことのない険しい目付きで羽黒に視線を合わせる。
「えっ?いや…えっ?」
状況に置いてけぼりを食らった羽黒はどうしていいか分からず、目を白黒させる。
一体なぜ提督は真面目な顔をして物騒な目付きで物騒なものを手にしているのだろうか、と。
「ふたりは何も知らないか?」
「知らないも何も、帰投してそのまま三人で報告に来たのよ、一体どうしたっていうのよ司令官?」
暁が何を言ってるんだこいつは?という顔。
再び提督が羽黒を見やる。
「こんな服の破け方、明らかに襲われたように見えるが?
特警なんぞに殺らせるかおれが殺る。」
「襲われたって…そりゃ敵とやり合ったんだもの、破けたりするわよ。
羽黒は旗艦だったし、1番活躍してたから被弾して大破、戦闘継続不可能って判断したから帰投したのよ?」
鈴谷が今からそう報告しようとしたんだけど?と付け足す。
「えっまじ?」
提督の表情が固まり、顔中から嫌な汗が噴き出す。
「マジマジ。なんでそんな下衆な勘違いするのかな…。提督ひどーい。」
鈴谷がジト目で追撃をかける。
「なんてこった…羽黒…すまなかった…。」
穴があったら入りたいというか作ってでも頭から突っ込みたい気分だ。
「いつも大破したらそのまま入渠してましたし、今日だけそのまま来たので…誤解させてすみませんでした。」
当の羽黒は顔をこれでもかというほど顔を赤くして俯く。
「いや変な勘違いして本当にすまなかった。許してくれ。」
「提督にそこまで心配されるなんて…あr」
これでもかというほど、深く頭を下げる提督に更なる悲劇!
「どーも〜特警で〜す!警備状況の報告と確認に…事案!事案!!」
ノックをせずに入ってくる事で定評のある、特警の隊員がタブレットを片手にエントリー!
素早いドローで拳銃を引き抜き提督の股間に銃口をポイント!
「脱出!!」
提督は言い訳も無駄と悟るやいなや、窓を突き破り外へ飛び出す!
「あっここ三階!?」
「だったぁぁあ!」
なお全治二週間、暫くは羽黒や妙高に看病されたとさ!終了!!