Paradox-魔王姫を守護するは召喚されし剣士-   作:Surf

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おはようございます。こんにちは。こんばんは!
雪月花でございます!
今回は少し強化のお話?です!



魔王と剣士と死霊使いと

謁見の間、本来であれば魔王であるルインが一番奥の玉座に座っている所だが…最近は訓練所に近くなっている。会議室は別にあるし、無駄に広い子の部屋の有効活用ねっ!とルインが言っていたので良いだろう

「ねぇー、シオン。あの時の戦闘なんだけど…補助魔法の選択は間違ってなかったかな?」

朝食を終え、日課のキラーメイル討伐をフォルカと行っている最中、近寄って来たルインは小首を傾げながら訪ねて来た

「補助魔法か…すまない。俺はそこまで詳しくはないが…戦闘は楽だったな」

シオンは少し考えたのちに素直に感想を伝えるとルインは少し唸っている

「うーん…攻撃や守りを高めるラスト・シャープネスを使ったのだけど…その戦闘経験自体があまりないから瞬間的に強力な防御魔法とか使えないのよね…出来る様になればいいのだけど」

「つまり、俺の状況を見ながら補助魔法の効果を強力な物に尖らせたい…と言う事か…?」

「うん、そうすれば…もしも貴方が攻撃を受けそうになった時に切り替えて少しでも軽減できるかな…って」

「…凄く難しい事言ってる」

シオンとルインが会話をしていると気になったのか近くで瓶に何かを詰めていたベルが近寄って来る

「詠唱を必要とする物が多いから…無理」

「うっ…確かにそうなんだけど…」

「詠唱かぁ…事前に唱えて置けばいいんじゃないか?」

キラーメイルを縄で縛り上げたフォルカが戻って来ては特に考えてない様子でそう呟くとベルが哀れむ視線をフォルカに向ける

「な、なんだよ…」

「魔法使えない、脳筋、黙る」

「はぃ…」

ベルの言葉で撃沈したフォルカはキラーメイルの隣でのノ字を地面に書き始める

「事前に…唱える…か」

「…」

その視線のままベルがシオンを見るが気にした様子を見せずに言葉を続けるシオン

「…常に詠唱していればいいんじゃないか…?防御力を高める魔法と攻撃力を高める魔法を組み込んだ詠唱を常に…例えば…そう、歌の様に」

「…詠唱中、動けない、危険、作るのも大変」

ベルが淡々と言いながら首を横に振る

「でも、それが出来れば…少なくてもラスト・シャープネスよりも強力よね…うん、少し相談してくるわ!」

そう言うとルインは部屋を飛び出して行った

「魔王様、危険に晒すの?詠唱中、魔法の弱点」

魔法使いの弱点、詠唱の長い魔法を使う時その身は無防備、しかし、長い詠唱程強力な魔法になる

しかし、先程の提案は戦闘の開始から戦闘の終わりまで詠唱を続けると言う物…目立つ上に強力な物と言えば誰もが狙いを付ける

「…危険に晒しはしない。必ず守るさ」

「…魔王様が傷付いたら、許さない」

「あぁ…その時は思いっきりぶん殴ってくれ」

「ん…」

それだけ言うとベルは何かを納得して先程よりも雰囲気が軽くなった

「…いつの間にかベルが懐いて居たんだな、よかったよ」

「…気のせい」

「そーかい、お前も無茶はするなよ」

立ち直ったフォルカがからかう様にベルを撫でては手を振りながら去って行く

「…シオン、私の手伝いもして」

「…?何をするんだ?」

「戦闘経験の手伝い」

「??」

その後、ベルの出したスケルトン5体と激しい模擬戦を行った。何でも戦った相手の戦術や技量を盗む特別製らしいが…俺の妖術は真似できなかったらしい




やっぱり、歌と魔法の融合は夢…
それでは次回お会いしましょう!
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