ゲーマーな俺と現実[リアル]ダンジョン   作:真田エギ

12 / 27
第12話

森を探索して数分・・・俺達はモンスターに襲われた。

「司さん!何かでました!」

茂みから出てきたのは・・・緑色の猪だった。

見たこと無いモンスターだったのでまず情報収集を優先した。

「美香はメニューツールでこの猪の情報確認を!」

「分かったわ!」

美香はメニューツールを取り出している・・・次は!

「俺とユランは交互にタゲを取って時間稼ぎ!拓海は美香の護衛!」

「「了解(しました)」」

まず俺が地を蹴って一気に猪との距離を詰めた。

「はぁ!」

持っている剣で猪を正面から切った。

「ブルルル!」

感覚から10分の3ぐらい削れた。

この世界はHPの概念はあるがそれを見ることはできない、それは敵も同じである。

今度は猪が突進しようとしたが、

「はあっ!」

後ろに回りこんだユランが猪を切り裂いた。

「ブルルル!」

こんな風にタゲを交互にとっていると後ろから、美香の声が聞こえた。

「そのモンスターの名前はグリーンボア!弱点は斬属性!」

その言葉を聞いて俺は、

「ユラン!右側面から攻撃してくれ!」

「はいっ!」

すでにHPが残り3割弱となっていたため敵のスピードも遅くなっていた。

俺がグリーンボアの注意を引いてその間にユランが攻撃してこの戦闘は終了した。

 

戦闘が終わったらすぐに皆は自分のメニューツールを見た。

その理由はさっき倒したモンスターの情報を見るためだ。

この世界の戦闘は情報が命だ。さっきみたいにモンスターの情報を見て、その適正討伐レベル、弱点、特徴を知ることで戦闘を有利に進められる。

だが同じ敵をいちいち調べては意味が無い。

だから戦闘が終わったら皆でそのモンスターを見て覚えるようにする。

メニューツールを見ていると拓海が

「このモンスター牙に毒持っていたじゃん」と言った。

ユランがその言葉を聞いて、

「なら司さんの交互に注意を引くのは正解だったようですね」

俺を賞賛してきた。

「皆、このモンスターの情報を覚えた?」

美香のその言葉に皆、首肯した。

「なら移動しますか」

そして俺達は移動した。

移動していると、またモンスターが出てきた。

今度は、白いウサギだった。

さっきのようにタゲを取って戦闘を進めようとしたが、

「攻撃が当たりません!」

「くそ、すばしっこい奴め!」

かなり素早く、ぜんぜん当たらないのだ。

だがウサギの攻撃力は低く、さしてダメージを受けていない。

ここで美香の情報が届いた。

「そのモンスターはハッピーラビット、倒すとかなりの経験値を貰えるわ!弱点は 火属性!」

火属性といった瞬間、俺は拓海に指示を出そうとしたがそれより拓海は早く動いていた。

拓海はいつもと同じように射撃体勢をとったが、

「ファイアバレット!」

そういって弾丸を放つと、出てきた弾丸は鉛製の物ではなく、赤い色のエネルギー弾だった。

弾は、一瞬のうちにウサギに飛んでいき、当たった。

弱点属性だったので一発でHPを0にした。

そしたら皆のレベルが上がった。

・司 レベル3

・拓海 レベル3

・ユラン レベル4

・美香 レベル4

探索を再開していると、虚原たちのパーティを見かけた。

どうやらあの熊と戦っているようだった。

俺達はすぐにその場所へ行ってバトルに参加した。

虚原は俺達を見た瞬間、

「何でお前らが居るんだよ!」

「そんなことは後だ!あいつのHPは?」

「残り2割だ!邪魔すんなよ!」

俺はすぐにあの熊の情報を虚原に言った。

そしたら虚原は

「へぇー、用はそれだけか?早く消えろ」

なんて事を言ってきた。

「何言ってんだよ!今言ったことが分かんなかったのか?」

虚原はそのあと俺達を無視して、戦闘を進めた。

そして、敵のHPが残り1割なった。

だが・・・

「変わって無い?」

俺達と戦ったときは確かにパワーアップしていたが、今虚原たちと戦っている熊は変わってない。

そのまま熊はすぐ倒され、戦闘は終了した。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。