ゲーマーな俺と現実[リアル]ダンジョン   作:真田エギ

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第15話

「ユランはそのまま敵のタゲをとって!拓海と美香はそれの援護!」

「了解!(です!)」

俺は走りながら指示を出した。

今この場ですること、一つ目は虚原の救出。二つ目は敵の情報を集めること。

まずは虚原の救出が最優先。

「拓海!、ユランと交互にタゲを取れ!MPは出し惜しみするな!」

「分かったぜ!」

拓海は指示を聞いた後すぐに虚原の場所と対角線上に位置を取った。そして、

「ハウルショット!!」

そのまま右手に持っている拳銃を発砲した。

弾は熊の鼻先を掠めていった。

ここだけ見れば外したように見えるだろう・・しかし。

熊は雄たけびを上げて拓海のほうに向かっていった。

そう、拳銃スキルハウルショットはダメージを与えられない、その代わり強制的にタゲをとることができる。

拓海のハウルショットのおかげで難なく虚原のところまで行けた。

虚原はまだ意識はあったようだ。

「大丈夫か!?」

「何で・・・助ける・・・」

「とりあえず、外まで行くぞ!歩けるか?」

俺は虚原に肩を貸して入り口まで歩いていった。

そして虚原に、前にユランが使っていたHPポーションを使った。

ちなみにこのポーションは傷のところに使うか飲むことができる。

傷に振りまけば、たちまちそこだけが治る。飲めば全体的に傷がよくなる。

虚原をここに置いたら、俺はすぐに拓海達のところに行った。

「拓海!」

「司!虚原は?」

「今は入り口のところに居る。こっちの状況は?」

「あまり良くねぇ。今は何とか全員6割ぐらいのHP保っている。この後はどうする?」

俺はこのまま情報を収集するか撤退するかを考えた。

「・・・撤退しよう」

「分かった」

俺はその後少しずつ下がっていって入り口に向かった。

案の定ボスは、入り口近くには来なかった。

俺達はその後虚原を連れて、テレポートボールを使って帰還した。

そして虚原を保険室に運んだ後、学園長室に向かった。

「失礼します」

俺はノックをした後、ドアを開けて中に入った。

中に居たのは学園長と東藤先生だった。

だが、東堂先生は俺と入れ替わりで退出した。

俺はその後今日のことを報告した。

ボスらしき部屋を見つけたこと、虚原が無茶をしたこと。

学園長は見てくれは50前半ぐらいだ。

その見た目どうり優しくそして物事を冷静に判断する。

白くなった髪に少ししわがある顔。ひげは無く髪が黒ければもう少し若く見えそうだ。

学園長はそれを聞いた後少し何かを考えていた。

そしていきなりこんなことを告げてきた。

「桐生君、君、生徒会長をやってもらえないか?」

「・・・はあ?」

おもわず間抜け声を上げてしまった。

学園長は順を追って説明してくれた。

まず、第一学園と第二学園と第三学園の学園長が集まって今後のことを話し合った。

そして、学校をまとめるリーダーが必要だと結論付けた。

それでお互いの学園の生徒会長を決め、その三人を中心としてこのゲームを攻略しようとしている・・・ということだった。

「それで、俺が選ばれたと」

「そういうことです」

俺は否応無く生徒会長になってしまった。

だが、生徒会のメンバーを自由に決めていいとの事だったのであの三人を選出した。

生徒会には副会長二人と会計がいる。

副会長は会長をサポートし、会計は学園内の出納をする。

俺はそれを学園の中のランチルームで拓海達に説明した。

ちなみにこのゲームでは普通に料理が作れる。

料理スキルというものが無く、現実と同じように作るしかない。

だから料理がうまい人がここを使って皆に朝昼晩と料理を作っている。

それはさておき、そのことを説明すると拓海たちは、

「そうなんですか!?」「てことはお前がリーダーじゃん」「まぁ、いいんじゃない?」

三人とも違う反応を示した。

そして明日第二学園の中で生徒会長同士が話し合いをすることを言った。

俺らはその後たわいの無い話をして寮に戻り、眠りに着いた。




久々の更新です。
これからまた期間が少し開くかもです。
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