会長会から早くも5日経った。
第1回探索権争奪バトルロワイヤル大会(3人で考えた)まであと1日だが・・・
「パートナー決めてなかった・・・」
この5日間でクラス編成をもう一度したり、各教室を改修したり、いろんなことをしているうちにあっという間に時間が過ぎて行ったのだ。
明日の大会は二人一組で出ることになっているのだ。
今日も各クラスを見に行き今は情報組のクラスへ向かう途中なのだ。
「っともう教室か」
俺が扉を開けようとしたとき、
「お~!そこにいるのは司先輩ではありませんか~!」
振り返って見てみるとそこにいるのはショートボブヘアーで緑の髪にベレー帽をかぶっている、俺より少し小さい少女が立っていた。
「その声はやっぱり玲奈か」
「なんの用ですか司先輩?」
そう問いかけてくるコイツの名前は神谷玲奈(かみやれいな)
情報組の生徒の中でトップクラスの情報収集能力を持っている。
「どれくらい教室が整備されてきたかのチェックだよ」
「ふーん、ところで先輩!」
「なんだ?」
「明日の大会のペアは決まったんですか?」
「・・・・・・忘れてたー!!!」
とりあえずこいつにも聞いてみるか。
「もうペアとか決まってたりする?」
「決まってますよ!」
「だよな~どうしようかな~」
「先輩、私の前に誘う人いますよね?」
にやにやしながら玲奈が聞いてくる。
「えーと、誰に?」
そう答えた瞬間、玲奈は残念なものを見るような目で俺を見てきた。
「はぁ、先輩って本当に鈍感ですね」
「まずはユラン先輩に声をかけましょうよ!」
「どうしてユランが出てくるんだ?」
またそう答えた瞬間、玲奈が呆れたような表情で俺に言ってきた。
「もうっ、とりあえずユラン先輩に声をかけてください!」
「わっ、分かったから」
俺は玲奈の威圧に気圧されてすぐにその場を離れた。
校舎を隈なく歩いていると、校舎裏にて発見した。
声をかけようとしたときにユランの周りから4人ほど男が出てきた。
俺はあわてて近くの茂みに隠れた。
成り行きを見ていると、一人の男子がユランに手を出そうとした。
そのとき、プツンと何かがはじけた気がした。
「おいお前ら、何してるんだ?」
俺がゆっくり歩み寄ると、一人の男が近づいてきた。
「なんだよ、今からお楽しみタイムだったのによー」
ゲスい表情を浮かべながら近づいている男にもう俺は我慢できずぶん殴った。
「ふぼぁ!?」そいつはすぐに気絶し地面に伏した。
そいつが殴られたのでもう二人の男が襲いかかってきた・・・が
一人は頭にもう一人は腹に蹴りを食らわせる。
「な、なんだよ、なんなんだよテメェ?!」
最後のリーダー格の一人はすぐに逃げて行った。
「大丈夫かユラン!」
おれはそこにへたり込んでいたユランに駆け寄った。
幸い怪我はしていなかったが、一応保健室に運んだ。
どうやらさっきの4人は大会のペアを断った連中だという。
その話で思い出し俺はすぐにユランにペアを申し込んだ。
ユランはすぐにオーケーしてくれた。