「皆さん・・・私は・・・現状維持で行きたいと思っています」
生徒達はどうしてそうなったかを聞こうと思い静かに聴いていた。
「まだ絶対に脱出不可能となったわけではありません
もしかしたら運営会社が気づいてくれるかもしれないので
一週間、待ってみましょう、それでも助けがこない場合は、
また検討します。」
俺には問題を先送りにしているとしか思えなかった。
それに、ゲートが閉じる写真がきたというのは、ある意味もう希望が無くなったというのを見せつけるためだと思う。
なのに、教師たちは現状維持という選択をした。
とにかく一週間待つしかない。俺はそう思った・・・だが・・・
「・・・ふざけんなよ」
静かな体育館にこだました。
俺の近くのやつがぼそりといった。
眼鏡をかけたいかにも秀才風の奴だった。
「こうしている今も現実は進んでいるんだろ・・・そうなったらどんどんほかの奴に成績で抜かれていく・・・俺は嫌だ!」
どうやら、自分の現実のことを考えているらしい。
その言葉で他に3人が立ち上がって
「俺も嫌だ!」
「早く現実に帰りたい!」
「いつまでここに居なきゃいけないんだよ!」
と文句を言った。
そして最初の奴が「確か北に森があったはずだ、もしかしたらここに現実に戻れるヒントがあるかもしれない」などと言った。
「俺はこのゲームから脱出してやる!」
といって他の3人と一緒に体育館から出て行った。
その後他の生徒は、「お前助けに行けよ」とか「やだよお前が行けよ」などと
他人任せな事を言っていた。
そしたらユランが「大変です早く追いかけないと!」と走ってしまった。
その後美香も助けに行った。
・・・でも俺は、足が震えていた・・・
きっと初日にあんなことがあったからだろう。
拓海も噛まれた手が震えていた。
でもきっと行かなかったら、あの二人も・・・・・
そう思ったら自然に声が出ていた。
「拓海・・・行くぞ」
「そう・・だよな」
拓海も同じ事を考えていたらしい。
俺達が体育館の扉に向かったら、東藤先生がいた。
「お前たち馬鹿なことはやめろ!」
「じゃあ・・・あの6人を見殺しにするんですか!」
「おれは、絶対嫌だ!あの6人を死なせたくない!」
「なら俺達教師が行く!」
その言葉に俺は切れた。
「何度言ったら分かるんですか!東藤先生たちはここに居る生徒を守っていってくださいって言ってるじゃないですか!」
先生は、はっとした表情になり、
「・・・分かった、だが・・・絶対生きて帰って来い全員でだ!」
「「わかってます!」」
俺達はそういったらすぐに北の森に向かって行った。
そのとき俺はこう思っていた。
「頼む・・・間に合ってくれ!」
今回はちょうどいい感じで終わりました!
やっとバトルに突入します!
果たして間に合うのか・・・お楽しみに!
感想待ってまーす!