コンゴウ、マヤの増援として東洋海域強襲制圧艦隊から大戦艦ナガト、ムツ、潜航していた重巡洋艦フルタカ、カコが硫黄島に接近、蒼き鋼との戦闘に入った。
モンタナ「くっそ、重巡洋艦までいやがった」
ヒュウガ「何で探知ユニット展開してて発見できなかったのよ」
タカオ「その装備なら余裕で発見できたでしょ」
モンタナ「さっきから近距離探知特化にして、音響魚雷撃ち込み続けてていちいち切るの面倒だからソナー切ってんだよ。」
タカオ「ほぼ意味無いじゃない」
ヒュウガ「はー、私はタカオの援護するからナガトとムツはあんたが何としなさい」
色々、言い争いはあったが、とにかく目の前の敵を撃破することを考える
モンタナ「あーもう!やってやるよ」
VLSから多くの圧縮重力弾頭が、ナガト、ムツに向けて飛翔する
[ナガト、ムツ、フルタカ、カコside]
ムツ「ナガト、何か飛んできたわよ」
ナガト「タナトニウム反応なし、脅しかのぅ」
フルタカ「ナガトさん迎撃しますか?」
ナガト「あやつの性格を考えたら何があるか分からんからな」
ナガトは昔、アメリカにムサシの命令で視察しようとしていた。その際近くを散歩(航行)していたモンタナが絶対零度弾頭を撃ち込む。ナガトは迎撃する必要はないとタカをくくっていたが船体の回りが凍りつきそのまま日本に強制送還させられていた。
さらに、今モンタナが撃ち込んだ圧縮重力弾頭は全て迎撃された
ムツ「見た感じ普通ね」
カコ「いや、すごーく微妙に重力反応がする」
フルタカ「迎撃して正解でしたね」
ナガト「奴には一度痛い目に合わされておるからな」
ムツ「ああ、あれは驚いたわ。妙に早く帰ってきたと思ったら船体が凍り付いて動きが封じられてたんだもの。急いで溶かしたのよ」
フルタカ「タカオも千早群像の仲間入りしたそうですが」
カコ「それは本当だね、いまマヤと交戦中」
ナガト「ムツと私でモンタナを、フルタカとカコでタカオの相手をする」
フルタカ「わかりました」
~戦闘開始(もう始まってる)~
ヒュウガからの硫黄島の設備を使った支援を期待していたがそれも望めない。そしてナガト、ムツの攻撃範囲に入りモンタナの自動対空迎撃システムを突破して侵食弾頭に被弾する
モンタナ「大戦艦級三隻は部が悪いな」←補足対空迎撃システムのみ
ナガト、ムツが砲撃を開始。これまで空気だったコンゴウも加わり、数えるのも面倒くさい数の光線、弾頭がモンタナに殺到する
モンタナ「げっ、凄い数だな。めんどくさい対空全振り」
速度ユニット、索敵ユニットをしまい、その演算能力を対空迎撃システムに回す。
モンタナ「コンゴウは弾頭、ナガトに一、二番主砲、ムツに三、四番主砲指向、対空目標自動指定、撃ち方始め。超戦艦としての意地見せてやる」
モンタナも反撃恐らく群像からの沈めるなと言う命令がなければもうコンゴウはもう海の藻屑だろう。
ナガト「ぐっ、まともに渡り合うのは初めてだな」
モンタナ「最も、3対1がまともかは、知らんがな」
~タカオside~
マヤの増援にフルタカ、カコが参戦し、タカオにはヒュウガの援護がつく。ただフルタカ型はタカオ型に比べ性能は落ちるが、数々の人類相手に経験を積んでいる。経験値だけなら重巡洋艦のなかでトップクラスだ
フルタカ「負けません」
カコ「早く終わらせちゃうよー」
20センチ連装砲が光線を打ち出す。逆にタカオの攻撃は冷静に迎撃又はクラインフィールドで受け流される。
防戦一方のタカオ、ヒュウガの攻撃も効果は薄い。おまけにモンタナも手一杯でこちらの支援はしていられない。硫黄島の周りはレーザー、ミサイルが飛び交う
モンタナはそろそろ面倒臭くなっていた。こんなただ打ち合うだけということに飽きた
モンタナ「...もう飽きた。ちょっと本気だす」
海が荒れ狂い、その中心にはモンタナが超重力波動砲、四基の超重力砲ユニットを展開、主砲が開き荷電粒子砲を展開している
ヒュウガ「あー、モンタナ本気出すのは良いけど沈めないでね」
モンタナ「合点承知。システム開放、攻撃開始」
ほぼ全ての兵装がタカオ以外を目標に見境なく飛んでいく。ちなみにモンタナはこの攻撃を全く管理、管制していない。弾頭、魚雷のシステムをモンタナからの無線誘導から弾頭のアクティブ誘導へ。おまけに結構な確率で急激な進路変更をする。超重力砲はクラインフィールドをギリギリ掠める程度に攻撃、クラインフィールドをごりごり削る。
ナガト達からすればほぼ防御不能の攻撃が目標がどの艦なのかまともに分からない攻撃が一斉に降ってくる。おまけに超重力砲でクラインフィールドが飽和寸前だ
モンタナ「最初からこうしとけば良かった」
タカオ「辞めてよ、いつこっちに跳んでくるか分からないものばらまかないで欲しいわ」
ヒュウガ「しかも地味に硫黄島に着弾してるし」
~ナガト達~
ナガト以下6隻はモンタナの嵐の様な攻撃に晒されていた。明後日の方向に飛んでいった
ムツ「ヤバい、ナガトこのままじゃ」
カコ「クラインフィールド飽和寸前だよ」
フルタカ「こんなめちゃくちゃな攻撃で」
マヤ「うぐっ」
コンゴウ「フルタカ、いくらめちゃくちゃな攻撃でも、一発の威力が多ければ、ぐっ。」
ナガト「降伏、するぞ」
コンゴウ「何だと?!」
ナガト「コンゴウも分かっているだろう。このままでは全員沈む事くらい」
コンゴウ「だが」
ナガト「私は、部下を無駄に沈めたくはない。だがお前が残ると言うのなら止めはしない」
コンゴウ「...分かった」
コンゴウは内心納得していない様子だ。でもこのままでは誰かが沈む事は理解している
ナガト「モンタナ、降伏しよう。攻撃を中止してくれ」
~モンタナside~
ヒュウガ「モンタナどうするの?」
モンタナ「全武装攻撃中止、こちらモンタナ了解。武装ロックする」
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
武装ロックをしている中、マヤにだけ一つ細工を施す
モンタナ「さてと、タカオ、ヒュウガここを離れるぞ」
ナガト「まて、一つ聞きたい事がある。」
モンタナ「どったの?」
ナガト「I-401は何処だ?それに人類の新兵器は?」
タカオ「それなら私が持ってるわよ。それにあの人ならもうとっくにこの海域から離脱してるんじゃ無いかしら」
ムツ「ってことは、私達の足止めだったわけ?」
モンタナ「せいかーい、じゃまたね」
フルタカ「一杯食わされましたね」
~外洋~
モンタナは各艦艇の武装をロックし、硫黄島から離脱していた。ナガト達は海洋に航行させ、先行して撤退していた群像、イオナとのランデブーポイントを目指す。索敵ユニットをソナー全振りし海中の音を拾う。重力反応はタカオ、マヤの超重力砲の衝突で使い物に成らない
その時、モンタナのソナーにI-401の物ではない音を探知した。
モンタナ「タカオ、この海域に潜水艦が居る」
アクティブソナーで正確な位置を探っていく
タカオ「分かった」
今さらだが、401のクルーはタカオに乗艦している
杏平「大丈夫なのか、うちの艦長は」
僧「このくらいでは、死にはしないでしょう」
ヒュウガ「イオナお姉さま~」
モンタナ「!敵潜水艦、魚雷発射!タナトニウム反応、この推進方角イオナ先輩の方向」
タカオ「なんですって?!」
モンタナの艦首魚雷発射管からキャビテーション魚雷を発射、前方から小さな泡を発生させながら高速で、後方から追いかける形で敵潜水艦、I-400が放った侵食魚雷に命中する、が
モンタナ「迎撃成功、いや魚雷命中音一、まだ居る」
~群像、イオナside~
イオナ「ぐんぞー、モンタナから敵の撃退に成功、武装ロックしたと言う旨の暗号を受信した」
群像「やってくれたか」
イオナ「フルバーストモードはどうする?」
群像「ふむ、武装をロックしたのなら急いで離脱する必要もないか、シークエンスを中止してくれ」
イオナ「了解」
モンタナ、タカオがコンゴウ、ナガト、ムツ、マヤ、フルタカ、カコ、その他軽巡洋艦を迎撃したと言うことに安堵していた。だがそこにイオナから侵食魚雷接近と言う一報、後方からの魚雷はもう一本の異常なスピードを出す魚雷が撃沈、前方からの魚雷はクラインフィールドで防御する
イオナ「第二波くる」
群像「前方からの魚雷を迎撃、後方のはモンタナが何とかするだろう」
迎撃用魚雷が侵食魚雷を迎撃、後方からのもまた、モンタナのキャビテーション魚雷が撃沈した
群像「これより、前方の潜水艦と思われる敵艦と交戦に入る」
イオナ「了解」
~モンタナside~
モンタナ「タカオ、こっちは聴音に集中するから攻撃は任せた」
タカオ「分かったわ。」
モンタナが開発した水上機がカタパルトから発進し、その辺一帯に等間隔でソノブイを投下して対潜水艦網を作る。
ソノブイからの情報を水上機を通して収集、解析し正確なI-400の位置を割り出していく
モンタナ「敵の潜水艦を発見」❮駄目だ!❮駄目だ!
なんか聞こえた気がするが気にしない
モンタナ「十一時の方向、二百キロ先、深度五百」
タカオ「分かった」
タカオは発見した地点に全速力で射程内に向かう。
~次回、硫黄島撤退戦、四~