蒼き鋼の超戦艦   作:超甲形巡洋艦

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決戦、アメリカ艦隊VSムサシ艦隊

~ミッドウェー諸島~

ミッドウェーに集結したアメリカ西海岸艦隊(海域強襲制圧艦隊1、巡航艦隊2、蒼き艦隊)

 

サウスダコタ「群像さん、待ってました。早速話です」

 

群像「大方話はパールハーバーで聞いた。俺達はどうすればいい」

 

サウスダコタ「それはモンタナさんが直接話すそうです」

 

モンタナ「アメリカ艦隊を群像さんに任せたい」

 

群像「どう言うことだ?」

 

モンタナ「アメリカ艦隊の指揮権イオナ先輩に渡します。正直西海岸戦力だけでは互角、それに加え向こうには群像さんの父親、千早翔像が居る」

 

群像「・・・・・・」

 

モンタナ「もちろん、群像さんの意思で決めてくれ。振動弾頭のサンプルなら重巡インディアナポリスに駆逐艦六隻の護衛をつけて送る準備はできています」  

 

群像「分かった。振動弾頭のサンプルは頼んだ」

 

モンタナ「ありがとうございます。振動弾頭のサンプルは責任を持ってサンフランシスコに送り届けます」

 

モンタナは円環を展開すると、イオナにアメリカ艦隊の旗艦装備品を渡し、総旗艦をモンタナからイオナに移す。そしてヒュウガ指導でインディアナポリスに振動弾頭を載せ変える

 

群像「イオナ、アメリカ西海岸艦隊に通達してくれ。『これよりこの艦隊の指揮は千早群像が取る。全艦出撃』頼んだ」

 

イオナ「合点」

 

杏平「まさかアメリカ艦隊を指揮することになるなんて」

 

僧「全くうちの艦長は....」

 

モンタナ「ムサシ艦隊の戦力推測です。とアメリカ艦隊の戦力」

 

ムサシ艦隊

旗艦超戦艦級ムサシ アマギ級大戦艦2 カガ級大戦艦2 フソウ級大戦艦2 コンゴウ級大戦艦1 トネ、タカオ級重巡洋艦3 ミョウコウ級重巡洋艦4 その他軽巡洋艦級、駆逐艦級100以上

 

アメリカ艦隊

旗艦I-401 タカオ級重巡洋艦1 超戦艦モンタナ アイオワ級5 サウスダコタ級3 デモイン級重巡洋艦7 オレゴン・シティ級重巡洋艦2 ノーザンプトン級3 その他軽巡洋艦、駆逐艦150 潜水艦50

 

静「お、多いですね」

 

モンタナ「西海岸だけでこれだからな。東海岸も含めるとこれの倍くらい居るぞ」

 

群像「数は互角、いや巡洋艦の数で勝っているか。」

 

モンタナ「相手が相手、慢心と油断は禁物だ。とにかく出撃しましょう。艦長・・・いえ、提督」

 

━━━━━

 

アメリカ艦隊はミッドウェーから出撃、2000㎞北進した海域で戦闘を開始する予定である。

作戦は基本真正面からの殴り合い。情報収集機雷のデータをもとに水中発射VLSから侵食ホーミング魚雷を発射して現在進行形で嫌がらせを続けている。その後方には多数のガトー級を配置、超射程キャビテーション高速侵食魚雷で一撃離脱を掛ける手筈だ。

 

━━━━━━

 

水中では、情報収集機雷がムサシ艦隊を探知次第、音響魚雷と一緒に侵食魚雷を発射 一回撃ったらVLSは破壊されるが、数百単位でたくさん埋めたので問題ない。

 

ムサシ「鬱陶しい攻撃ね」

 

アシガラ「いっそのこと海底に潜って超重力砲で凪ぎ払っちゃう?」

 

ナチ「索敵の精度が下がるからいやねぇ」

 

ミョウコウ「新たなタナトニウム反応を検知、侵食魚雷多数」

 

アシガラ「ええ~また~」     

おもむろに嫌そうな顔をするアシガラ

因みにもうこれで十五回目位だ。最初は興奮していたアシガラもこんだけ同じことをすると飽きるらしい

 

ナチ「ソナー感あり、魚雷発射音多数、及び多数の潜水艦捕捉、逃亡中」

 

アシガラ「潜水艦!中に401 居る~?」

 

ナチ「いえ、音紋どれもガトー級潜水艦の模様。魚雷全てムサシに向かう」

 

ハグロ「対潜戦闘、迎撃開始」

 

ヒエイ「魚雷を優先的に撃破しろ、軽巡洋艦以下の船はガトー級に攻撃開始しなさい」

 

ムサシに三百の魚雷が迫る。さらに転蛇してガトー級は後部魚雷発射管で自分達に向かってくる魚雷を迎撃、エンジンブースト(モンタナ作成)で一気に離脱、が全艦の離脱は叶わず、迎撃し損ねたガトー級が沈んでいく、残ったのは50隻中35隻だった

 

ヒエイ「しかし良かったのかムサシ?ナガト、ムツらを回収しなくて」

 

ムサシ「良いのよ、放っておいて(お兄様を沈められるのは私だけフフフフ)」

 

~アメ艦隊~

群像が少し身震いした

僧「艦長、少し震えていますが」

 

群像「いや、少し悪寒がしただけだ」

 

杏平「大丈夫なのか?」

 

モンタナ「司令、大丈夫か?ここに来て風邪ひかないでくれよ(・・・・群像の悪寒の正体は絶対ムサシだ。間違えない。)」

 

静「ソナー、コンタクト。音紋、ガトー級と一致しました」

 

モンタナ「静、何隻いるか聞いて良いか?」

 

静「えっと、数35隻です」

 

モンタナ「15隻持ってかれたか、損害覚悟とはいえ痛ましいな」

 

アイオワ「モンタナ、もうかなり近いわよ。」

 

モンタナ「ああ、分かってる。いや、多数の大型重力子捕捉。ムサシ艦隊と認む。これより特殊ユニットで超長距離砲撃をする」

 

モンタナは演算能力を索敵ユニットにつぎ込み限界まで長距離、高精度の索敵をしていた。が、捕捉した今、索敵ユニットをシャットダウンして、超長距離砲撃ユニットの砲身、リボルバー機構を両舷バイタルプレート部分から展開、砲のチャージを開始、情報収集機雷、先の索敵データからピンポイントでムサシの位置を割り出し、六連射

 

モンタナ「弾着まで、112秒・・・・・・・・・・・・・・・・・弾着、今射撃12発、全弾の命中を確認、恐らく捕捉されたと思われる」

 

群像「総員、第一種戦闘配置、警戒を厳となせ」

 

~ムサシ艦隊~

ムサシ「?・・・・クラインフィールド展開!」

モンタナの放った十二発の砲撃が全弾命中、ギリギリクラインフィールドで防いだ

 

ヒエイ「敵はこちらを捕捉しているぞ。」

 

ハグロ「いよいよだねっ!」


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