「気付いたら、知らない天井…って天井すらない真っ白な空間だよ!!」
自分が気付いたら真っ白い空間に居る事に気付いた青年は自分が死んで、あの世か、あの世に行く途中の空間だと思いながら誰かが来るのを待っていた。たぶん「神」か「天使」か、それに類する存在が来ると思っていたのである。
「まあ、そんな風にある程度解っててくれる方が説明が簡単で済んで楽なんだけどね。」
突然、自分の背後から声がした。
「って…いきなり背後からってルール違反です!!」
驚いて急いで振り向くと、そこに「神」が立っていた。
「神にルール違反も何もなく、私がルールだからね~。まあ、私が君を殺してしまったのはルールでもなんでもなく私のミスなんだけどね。」
「貴方が俺を殺してしまったのはミス…って言う事は何かしらの代償は頂けるんですよね?」
「何がいい?可能な限り何個でも特典付けるよ。」
青年は思っていた事を聞いてみる。転生する世界の事であり、必要がない、あるいは使用が出来ない特典を貰っても意味がないからである。
「転生する世界はどういう世界なのですか?」
「剣や魔法が存在するファンタジーな世界で転生してもらう」
「だったらインベントリって呼ばれる無限収納が欲しいですね。勿論入れたものの状態を完全維持する効果も付けて欲しいです。あと全属性の魔法が最上級的に使える才能が欲しいです。それに適した物凄い保有魔力量が欲しいです。因みに全属性の魔法が使える才能はともかく、物凄い保有魔力量は修練した上で得られるようにしてください。言ってみれば最初は普通でいいので、物凄い伸びしろがある状態にして欲しいのです。最初から凄い状態で産まれて、魔力が暴走したり暴発して生まれ故郷が消滅なんて事になったらそれこそ転生した意味が無くなっちゃいます。」
「因みに君が転生する世界で何がしたいわけ?」
「こんな事がしたいのですが…どうでしょう?」
青年は「神」に自分が転生してしてみたい事をイメージして「神」に知らせて、それについて相談してみた。
「だったらスキルが習得し易く、そして上達し易くしてあげる。そうすれば君が望む展開になりやすくなるはずだから」
「ありがとうございます。神様…。」
「まあ、君が転生した世界を破滅させるような考えを持っているのであれば、それこそ転生なんてさせずに、この場で魂を消滅させるつもりだったんだけどさ…。君が平和な願いを持っていてね…それだったらって思って色々御節介をさせて貰ったのさ。因みに転生先は偶然にも都会でもなく田舎でもないような町の宿屋の末っ子として転生してもらうんだけどね…。末っ子だったら君が望むような事も難しくなく実現できると思うよ。それじゃあ、特典の付与も終えた事だし、転生して新たな人生を満喫してくれ!!」
突然死んでいるはずだから感じるはずのない眠気が襲ってきて強制的に意識を手放した。意識を手放した瞬間に青年の姿も消えたのである。
展開早くするか、遅くするか迷っています。