ハイスクールd×d 終末の妹   作:ノイちゃん最高

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バルドスカイを知らなくて理解できるようにはしています。



第3話

 

 

 

 セラフォルー

 

 

 

 ソーナちゃんやリアスちゃん達を帰して、私達は増援にきた人達と一緒にレーティングゲームとかで作る結界を利用して相手を閉じ込めた。閉じ込めて少ししたら大量の海水で地面がすでに沈没している。

 

「しかし、天使も堕天使も悪魔も勢揃いで協力するって、二天龍を倒した時以来だよね~」

「それもそうだな。しかも相手が龍だ」

「どうでもいいが、どうすんだよ?」

「再生させないように削るしかない。消滅の魔力で削っていく」

「回復は任せてください。それに悪魔ではなく旧約聖書に記されている原初のレヴィアタンのようです」

 

 原初のレヴィアタンは最強の生物とされ、その硬い鱗と巨大さから、いかなる武器も通用しないとされる。その巨大さゆえ海を泳ぐときには波が逆巻くほどで、口から炎を、鼻から煙を吹く。口には鋭く巨大な歯が生えている。体には全体に強固な鎧をおもわせる鱗があり、この鱗であらゆる武器を跳ね返してしまう。その性質は凶暴そのもので冷酷無情。

 

「武器も光も効かないから、魔法しかないんだよね!」

「アスカロンは与えてしまいましたし……」

 

 炎が世界を覆い、海水が蒸発して水蒸気を発生させる。視界が効かなくなると一瞬で何人かがやられる。魔法で傷つけて、サーゼクスが全力で上半身を消し飛ばしてもすぐに再生してくる。

 

「これ、勝てるの?」

「封印したほうがはやくねえか?」

「むしろ、監視だけして放っておいたほうが自滅してくれるだろう。流石にオーフィスの力といえど、肉体がもたないだろう」

 

 アジュカの意見の通り、放置したほうがいいかも。念のために私達がローテーションで監視すればいいし。それにしても、カテレアはレヴィアタンになりたいといっていたけれど、その願いが皮肉にも叶えられたのかもしれない。

 

「何もしなかったら、結界破壊しようとしたりして~」

「ありえるだろうね」

「では、遅滞戦闘を行って様子をみよう」

 

 結果、私達は結界内でローテーションで休憩しつつ、301時間もの長い間、カテレア・レヴィアタンの気を引いて自滅するのを待つことにした。とっても疲れたので、その日はソーナたんを抱きしめて眠らせてもらった。

 次の日、私達は緊急会議を開いてカテレアを原初のレヴィアタンにオーフィスの力について話し合うことになった。それと兵藤一誠君の妹、ノイについても。

 

 

 

 

 ノイ

 

 

 

 

 目の前で楽しそうかはわからない無表情な普通のワンピースを着たオーフィスと、尻尾と耳を隠して巫女服姿の九重が一生懸命に説明している。私はそれをカフェテラスの椅子に座りながら眺めている。

 

「失礼するよ」

「おじさん。よくここがわかったね」

「私は君のことなら、君以上に知っているからね」

「キモっ」

 

 私の前の席に座ったおじさんの気持ち悪さに身体を振るわせて、思わず両手で抱きしめる。

 

「しかし、君が彼女達を引き込むとは思ってもいなかった。女性は嫌いじゃないのかね?」

「大っ嫌いだけど?」

「ならば……」

 

 基本的に私を犯して身体に消えない火傷を残してくれた男共は大っ嫌いだ。それにその原因となった女共も同じく大っ嫌いだ。

 

「ペットは嫌いじゃない」

「オーフィスと九尾がペットか」

「オーフィスは微妙だけど、我慢しているだけだ」

 

 オーフィスはその力が私にきたら困るし、利用できそうだからさせてもらう。それに彼女が提案してきたのはギブアンドテイクな関係だ。だから問題ない。九重は完全にペット枠だ。不思議と獣には嫌悪感がない。私が別の獣を取り込んだからかもしれない。

 

「じゃあ、日本神話に参加したのはなぜだい? 君が襲われた時に助けてくれなかったじゃないか」

「なんで知ってるのかな?」

「言っただろう? 私は君以上に君のことを知っている」

「ストーカーか。まあ、答えるなら神も嫌いだが、別に日本神話に神を滅ぼす邪神がいてもおかしくないだろ。禍津日神とか」

「なるほどなるほど。まあ、異界神の転生体であった君を八百万の神々がいる日本神話が受け入れても確かにおかしくない。禍津日神というのもぴったりだ」

 

 こいつ、何を言っている? 私が異界の神? どういうことだ? 

 

「何を知っている。今すぐ教えろ」

「断るよ。前世の記憶を失った少女を育てるという育成ゲームを楽しんでいる最中だ。なぜネタバレをしないといけないのかね?」

「育成ゲームとかふざけんなっ」

「ふざけてもいないよ。私は君がこの世界に来た時から知っているのだから」

「意味がわからないことを……だいたい私は……人間……」

「ただの人間が神が命懸けで施した封印を数年やそこらで解除し、あまつさえ飲み込むなどありえると思っているのかね?」

「それは……」

「万が一、憶が一にもあったとしても、ボンッだ。そこにオーフィスまで加えているのだ。封印を施したとしても器が耐えきれんよ」

 

 信じられない。だが、否定できる要素もない。確かになんで私はこんなに適応できている。よくよく考えたら、数億の桁を暗算できるとか人のレベルを明らかに超えているし、神様になることだって抵抗はなかった。

 

「まあ、君はある意味では人といえるのだろう。何せ、人が作り上げた……いや、ここまでにしておこう。それと私からのサービスだ」

「ん?」

 

 おじさんが出してきたのは、兵藤家の昔撮った集合写真。あのくそ兄貴もいる。幼い私はくそ兄貴の服を掴んでいる。あの時はまだ虐められてもいなかった。小学生高学年の時から虐めだされた。

 最初は口頭で兄貴のスカート捲りをやめさせろと言われた。それで私も注意したけど全然止めてくれず、何度も繰り返すうちにエスカレートして、下着ごと脱がしたりしてきた。しばらくして、流石に下着を脱がすことはなくなったけど、覗きをするようになったし、隠れてエロ本を拾ってきたりもしていた。

 もうこの頃になると、私が服を脱がされたり、殴られたり、水をかけられたり、、といった悲惨な目にあった。それでも、あのころはまだ昔の頼りがいもあった頃のことを思い出して耐えていたけど限界がきた。それまでにも止めてくれずに、虐められていることを言ったら何を勘違いしたのか虐めていた女共を兄貴が殴ったりして更に立場が悪くなって椅子や靴に保護色に塗った画鋲を置かれたり、階段から突き落とされたり、とどんどんエスカレートした。

 原因を話してもそんな程度のことで虐めになると思っていない兄貴に何度いっても意味がなかった。かといって、また虐められていることを伝えれば暴力事件になる。前の時に必死に謝って土下座までしていた両親のことを思うと耐えるしかなかった。でも、中学になってレイプされてから引き篭もることにして正解だったと思う。今思い出しただけでもいらいらしてくる。

 

「どうしたのかね?」

「なんでもない。それでこれがどうしたんだよ?」

「これが気に入らないなら、こっちもあるが?」

 

 そう言ってだしてきたのは、私のあられもない姿だった。体系もほとんど変わっていないので、引き篭もって美容院に行く前の私とも違って、今の私とほぼ同一といってもいいくらいだ。

 

「焼入れまでするとは恐ろしいものだね?」

 

 殺してやろうと、机の下から獣を放つも足で頭を踏みつけられて動けなくさせられる。すぐに全方位から襲わせようとする。

 

「やめたまえ。オーフィスと獣の力、どちらも扱えていない今の君では話になどならんよ。今の君は軽自動車に戦闘機のジェットエンジンを積んでいるようなものだ。それもアクセルにリミッターをつけて制限速度までしかでないようにしている状態だ」

「なんで車だ」

「私が好きだからだよ。ほら、あそこに停まっているフェラーリ、アレは私の……」

「違法駐車で切符きられてるな」

 

 警察の婦警が地面とタイヤにかきかきしている。そうみると、おじさんが消えて一瞬で戻ってきた。フェラーリは無くなっていて、婦警の人達も何かされたのか、そのままスタスタと歩いていった。

 

「失礼」

「車はちゃんと駐車場に止めないとな」

「やれやれ」

 

 おじさんの手には小さくなった車が握られている。さっき力を使ったからか、オーフィスがこちらを気にしだしたので、手でなんでもないと指示をだしておく。

 

「さて、この写真だが……こうしてあげるよ」

「な、に……」

 

 おじさんが写真で私の姿に指を置くと、写真から私が消えた。慌てて手帳のくそ兄貴だけを切り取った写真をみると、両親の姿しか写っていない。

 

「君の存在を人から消してあげた。とても素晴らしいプレゼントだろう? なにせ拡散されたネットからも全て消えているのだから。君が生きたという証もろともだけどね。おや、どうしたのかね? 呆然としているようだが、まさかいずれ戻るつもりだったのかね? この世界の両親の下に? 君が、君達がまともな人の両親から生まれてすくすく育ってハッピーエンドなんて有り得ないさ。そんな生半可な(カルマ)を背負ってはいないよ」

「あ、あれ……?」

 

 不思議と涙が溢れてくる。記録が消えて、残るのは記憶だけ。それもいずれ不確かなものになるかもしれない。そう思ったから悲しくなったのかもしれない。

 

「ノイを助けるのじゃ!」

「ん」

「ぐふっ!?」

 

 視線をあげると、おじさんが音速の壁を越えて吹き飛んでいった。みると、無表情のオーフィスと九重がえっへんとしている。

 

「大丈夫かの?」

「静かなとこ、もどる?」

 

 九重は普通に心配しているようで、オーフィスはずれたことを言ってくる。これがアニマルセラピー? そういえば、私は獣を取り込んだから同じ獣には嫌悪感を抱かないのかもしれない。

 

「なんでもない。それよりお腹が空いたからいっぱい食べたい」

「そうじゃな。でらっくすぱふぇでも食べにいくのじゃ。何時もは怒られるのじゃが、今日はノイもオーフィスもいるから食べても怒られないのじゃ」

「なにそれ?」

「それはじゃな……」

 

 九重の説明に興味がでたようで、二人が私の手を取って歩いていく。私は溜息をつきながら、進んでいく。行った先の店では50センチの超巨大パフェに挑戦させられた。私はリタイアして、二人が食べ終わるのを待つことになる。美味しいけれど、流石に胸焼けする。

 とりあえず二人を見ながら、お母さん達の監視を強化し、レヴィアタンの視界をジャックして戦いを確認する。見た感じ、ローテーションで遅滞戦闘を行っているみたいだ。別空間で戦っているようなので援軍を送るのは面倒になる。まあ、所詮は使い捨ての実験体だから、原始回帰のデータとレヴィアタンのデータだけとって後は破棄でいい。しかし、あれだ。このままだと自壊で終わりそうなので、今度からは自爆装置でも取り付けるべきかもしれない。そっちの方がロマンを感じるしね。うん、どうせ別空間で戦うんだから、水爆と核でも仕込んでみようか。案外、化学兵器のほうが効くかもしれないし。

 

「食べたら観光の続きをするのか?」

「ねむい」

「ん。我、ねる」

 

 オーフィスが私の中に入ったので、京都観光を切り上げよう。

 

「眠いから適当なホテルで寝る」

「うむ。休憩という奴じゃな。だったら、こっちじゃ」

 

 案内されたのはアソコだった。どう思ってなのか、聞いてみると普通に休憩するためのホテルだと思っているとのことだ。

 

「違うのか? 妾、なにか間違って……」

「いい。寝る」

 

 中に入って九重の尻尾や護衛に呼び出した獣達を枕にして寝ることにする。大きなベッドの上で丸まって眠ればゆっくりと寝られる。

 

 

 

 

 気が付けば荒廃した黄昏の荒野にいた。岩に座っている私と同じ姿の人が、機械を抱いて足をブラブラとさせている。

 

「アイツに任せたのは失敗じゃないかな、お父様よ」

「知らぬ。そもそも我に決定権などない」

「まあ、私が娘としてついてくるために全部奪って、こっちに来た訳だし……確かに面白そうだと思って任せたのは私だね」

「しかし、やはり影響はでるか」

「無意識に亀甲縛りするとか、間違いなく私の影響だ! なんせ、私は両刀使いで治療費にエロイことをするぐらいだからな」

「くだらぬ。我には理解不能だ。我が言ったのは医者になり、実験をするところだ」

「当然だ。この子は私とお父様なのだから、マッドサイエンティストになるのは確定的に明らかなのだよ」

「そんなことよりも、虐められず襲われない世界もあったのだが変えなくてよかったのか?」

「ああ、これでいいんだ。順風満帆なんて私が面白くない。別の世界線は死んでから行うべきだ。それに干渉はできる限りしない。所詮、私達は前の世界の残滓なのだから」

「あの二人に敗れ、敗者となった我にはお前に従おう」

「お父様よ、いくらデザインチャイルドとはいえ、子供の名前ぐらいちゃんと呼んで欲しいんだけどね~まあ、九つの脳だけのお父様達には無理かもしれないけどね。っと、覗いているみたいだけれど、ここに来るにはまだ経験値が足りない。信仰やフラグを集めてくるといい。会うかどうかはわからないけど……待てよ? 同じ姿でエロイことをするのはありだな。よし、ウェルカムだ!」

「帰れ。邪魔だ」

 

 いつの間にか現れた巨大な蜘蛛のような機械の足に蹴られて、私は消し飛んだ。その時に中を投げられた気がする。

 

 

 飛び起きて夢をすぐに思い出そうとするけれど、不思議と何も思いだせない。ただ寝汗を沢山かいていて、気持ち悪いのでシャワーを浴びて身体を綺麗にする。

 

 

 自身について理解が進んだから、一部機能を解放するぞ。

 プラグイン:耐久力ブロックを習得。

 武装:ダブルガトリングを習得

 プラグインの耐久力ブロックを装備するか?

 武装を装備するか?

 

 なんだこれ? まるでシステムメッセージみたいな私と同じ声が聞こえてくる。とりあえず、ONとOFFがあったのでいれてみる。不思議と体力が増えた気がしないでもない。あと、武装をONにすると両手に二つのガトリング砲がでてきた。重さは殆ど感じないし、すごく軽い。弾丸はわからないので、とりあえず、換気用の窓から銃口を少しだして撃ってみよう。そう思うと弾丸が出てシャワールームを破壊した。弾丸は明らかに壁を貫通して空に飛んでいっている。

 

「よし、逃げよう」

 

 九重を起こして急いで逃げる。そう思って起こしたら、飽きれた表情になった九重が他の人に連絡して、修復してくれることになった。ただ、飛んで来た八坂さん達にこんなところにいた理由を説明させられ、お説教をくらってしまった。ただ、お母さんのことを思いだすと素直に受け入れられてしまった。不覚だ。

 

 

 

 

 




近作品のノイはバルドスカイのラスボスであるノインツェーンが主人公達に負け、滅ぶ時にその娘であるノイが一緒に別世界に旅立ち、そこで転生したという感じです。故に近作品のノイちゃんはラスボスのノインツェーン+ノイの身体と能力ということでハイパースペックである。
肉体面は貧弱でも、世界を全て計算するような演算能力と器を持っております。なんせ、フルダイブができる世界のネットワークを総べるようなものですからね。
そう、彼女こそ幾つもの世界を滅ぼしてきた禍津日神である。ノイちゃんが主なので随分と丸くなり、両親に愛されてはいますので丸くはなっています。
以上、設定です。
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