ハイスクールd×d 終末の妹   作:ノイちゃん最高

6 / 11
東方タグ追加。なぜって? 妖怪のキャラを考えるのが面倒だからです!


第6話

 

 

 サーゼクス

 

 

 

 私達がカテレア・レヴィアタンをどうにか倒せた。途轍もない再生能力があり、厄介極まりない。巨体や空間がところどころ崩壊しているが、空間を閉じれて廃棄すればいい。セラフォルーは限界がきていたので、ソーナのところに預けておいた。これで少しは回復するはずだ。

 

「アジュカ、アザゼル、カテレア・レヴィアタンの死体はどうする?」

「回収して調べるべきだ」

「ああ、調べないと後悔するかもしれねえからな」

「天界でも一部をもらえますか?」

「頼む」

 

 結界を解除すると、冥界から緊急の連絡がきた。その話を聞くと、かなりやばい状況らしい。

 

「どうしたんだ? 顔色が悪いが……」

「そうですね。何かあったのですか?」

「冥界にある主要施設が襲撃された」

「あ?」

「まさか、これは陽動だったのですか?」

「かもしれない。どちらにしろ、病院や軍事施設、鉄道なども破壊されたらしい」

「おいおい、それってかなりやばいだろ」

「セラフォルーを帰したのは間違いだったかもしれない」

「だが、あいつはこれ以上使えないだろ」

「どちらにしろ、私達はアジュカを置いて冥界に戻らせてもらう。悪いが後始末を頼む」

「あいよ」

「構いませんよ」

 

 すぐに眷属達やアジュカを除く魔王達と共に戻ると、破壊された街と殺された悪魔の兵達。

 

「至急、支援部隊の派遣と被害状況の確認してくれ」

「はい。直ちに」

 

 そして判明した被害は都市三つの施設が破壊され、復興支援に多大な資金と時間が必要だとういうことが判明した。更に最悪なのはS級やA級はぐれ悪魔を封じていた封印施設が襲撃され、そいつらが解放されていたのだ。その一部がすでに街や村を襲撃していて、被害がかなりでている。

 

「フェニックス家に支援を要請しろ。それと念の為にディハウザー・ベリアルとその眷属にフェニックスの護衛を要請しろ。それとレーティングゲーム上位陣にも導入をかけ、はぐれ悪魔を狩らせる」

「了解しました。ただちに。それとリアス様から連絡が……」

「後回しだ。本当はすぐにでもとりかかりたいが……」

「そうですね」

 

 グレイフィアに頼みながら、他にもやるいことがあるので指示する。すぐに復興するためにできる戦力を導入する。

 

 

 数日経って、ようやく復興しだしたころリーアからの報告を連日徹夜の状態で順番に目を通す。そこには人質にされた赤龍帝の妹、兵藤乃衣が蘇っていたのかはわからないが、無事に家にいたこと。そして、彼女の身体から竜の力が放出されており、禍の団(カオス・ブリゲード)に何らかの処置をされた可能性があるとのこと。

 その時は戦闘で疲れていたこともあり、翌日に彼女を問い詰めよとしたらしい。だが、彼女はその日のうちに家をでていったらしい。彼女が出ていった理由はイッセー君のせいで虐められ、強姦されたせいで引き篭もっていたが、今回着替えを見られたことでここも安全ではないと知ってでていったそうだ。これはリアスが彼の両親から聞いたそうだ。イッセー君には伝えておらず、両親の記憶を書き換えてただの家出ということにしたらしい。

 確かに彼女のことを知ればイッセー君がどうなるかわからない。記憶を消して揉み消したのは正解だろう。何せイッセー君は赤龍帝だ。こちらの陣営に確保しておきたい。堕天使側に白龍皇がいるのだから、保険で確保しておきたい。彼女も竜の力を持っているようだが、赤龍帝にはかなわないだろう。

 また数日後に送られてきた報告を読む。消えた彼女に関しては以前見つからないらしい。そして、なにより彼女のことが両親の記憶や写真やアルバムの記録から消えたらしい。これは明らかにおかしい。調査させるべきだろう。どちらにしろ、彼女が禍の団(カオス・ブリゲード)に繋がっているなら、助けるにしろ、殺すにしろ対応を考えないといけない。

 

 

 

 

 

 

 ノイ

 

 

 

 

 裏京都に居住して数日。基本的に朝六時に食事し、十二時に昼食、一八時に夕食。そこから九重と色々な勉強。その後、お風呂にいって一緒に寝る。基本的にこういう生活をすることになった。

 朝、朝食を食べてからラボに入る。九重は連れてきていない。なぜなら医療知識を使って悪魔を解体しているからだ。

 純粋な悪魔を解剖してホルマリン漬けにし、転生悪魔を解体してこちらもホルマリン漬けにする。この二つを顕微鏡などを使って細胞レベルで調べる。それらのデータを基に悪魔の駒のデータを調べる。

 

「魂と肉体を分離させ、一度殺してから肉体を変質させているのか。そうじゃないと身体がもたないのも理解はできる」

 

 死んだ場合とかもそうだろう。魂を保存し、駒の術式で身体を悪魔の物に細胞を変容させてから、魂を戻す。魂はそのままだが、身体が悪魔の物になったので、寿命や力を手に入れてだんだんと魂も変質していく。

 つまり、悪魔の駒とは自己増殖型ウイルスであり、ゲームとかでいうヴァンパイアウイルスやゾンビウイルスとかいうもののようだ。

 

「本当、悪魔って糞だ。駆逐しないと……」

 

 でも、これだったらオーフィスの蛇を使えば戻せる。原始回帰のレベルを下げて、人に戻す程度ならできるかもしれない。もしくは獣の力で食べさせてみるか。獣の細胞を移植し、悪魔の細胞を食べさせて元の身体に戻したりできるかもしれない。獣の再生力があれば細胞も治せるかもしれない。外科的手術では残念ながら不可能だ。

 まあいい。両方から……その前にルーマニアの獣達を確認しよう。放置してたし。調べると吸血鬼は全滅していた。戦闘データを視界に映すようにイメージしてみると、彼等の記憶がでてきた。うちの獣達は何度も何度も殺されながらも、瞬時に再生して相手を食い殺していく。さらに相手の攻撃を一度でも受けたら耐性を得て効かなくなる。そうなればもう、後は虐殺だ。

 

「皆、帰還してちょうだい」

 

 獣達に指示だして、しばらく待つとあの子達は鳥の姿に変わってこちらに光速で飛来している。しかし、一つ思ったんだけど、この子達の細胞って吸血鬼のも入っているかもしれない。なにせ食べているんだから。まあ、オーフィスの蛇をメインにして改造しよう。どうせ、このままだとまともに使えないだろうしね。

 蛇を解剖して電子チップを埋め込んで、そこに組んだプログラムを入れる。原始回帰は一番強い細胞をみつけて、そこにエネルギーを集中させて自己増殖させる。その細胞は自らの力を十全に発揮できる姿へと変える。この姿を変える力は獣の細胞を利用している。つまり、オーフィスのエネルギーを使って、身体を作り変えている。これは悪魔の駒と変わっていない。まあ、多種族を無理矢理転生させるわけではない。悪魔と力を求めた奴にしか使わない。

 

「しかし、強制的に転生させられて人生を壊された慰謝料を悪魔から強制徴収しよう……」

 

 与える力は私の獣の力になるけれど、その代金は悪魔の命からもらう。与えた蛇に細工して力を回収するようにする。後は殺した連中から回収できるようにもしよう。あれ、そう考えるとウイルスっていいよね。獣の力はどこまでできるのだろうか?

 試してみる。まず子犬はクリア。これはできた。次にもっと小さくしてみる。掌サイズ。クリア。指サイズ、クリア。爪、クリア……どんどん小さくできた。なら、もっと小さく微生物レベル……クリア。大量に生み出したら、黒い霧みたいになった。殺人バクテリアというのもあるが、今一操作できない。

 私はどちらかというと菌とかよりも機械の方がイメージしやすい。だったら、イメージするのはナノマシンだ。ナノマシンだと思うと、凄く扱いやすい。これなら服の袖とかに潜ませたりもできる。

 

「こんにちは~」

「ん? 誰かな?」

 

 初めて聞いた声がしたので、入口に向かうとそこにはウェーブのかかった外ハネが特徴的な青髪を、赤い珠がいくつも付いた数珠のようなアクセサリーでツーサイドアップにして、緑のキャスケットを被っている女の子がいた。

 彼女の瞳の色は青色で、服装は白いブラウスに肩の部分にポケットが付いている水色の上着、そして裾に大量のポケットが付いた濃い青色のスカートを着用している。

 靴は長靴のようなものを履いており、胸元には紐で固定された鍵がついている。背中には大きいリュックを背負っている。

 

「八坂九重さんから、ここにネットを繋げる工事を頼まれたんだけれど……」

「あってるよ。私が依頼人のノインツェーン。ノイって呼んでくれていい」

「私は河童のにとり。にとりでいいよ。じゃあ、ちゃっちゃとやっちゃうね」

「頼む。私は奥で作業をしているから」

「了解~」

 

 あの帽子の中に皿でもあるのか、非常に気になるが……まあ、いいか。とりあえず、培養液を作って培養槽に入れる。その中に蛇を入れてクローンを作る。何度も何度も蛇を増殖させることで力を落とし……劣化させていく。引き継ぐ力が下がっていくし、良い感じに弱くなるかもしれない。

 培養中に購入しておいたパソコンを作り上げる。これは表の家から手に入れた物でちゃんとパーツで高性能品を買ってある。パソコンを設置し、大量のモニターを設置していく。

 

「こっちはできたよ~」

「ありがとう。それじゃあ、後は設定だけかな?」

「そう。これが接続機器。一応、衛星を使って表のネットにも繋がるよ」

「衛星?」

「そう、衛星。悪魔や天使、カラス共って馬鹿だよね。上から監視されているなんて知らないんだよ」

「ああ、そうか。連中は魔法があるから科学技術を気にしていない」

「普通ならばれなくても、そこに細工がしてあれば別だよね~。まあ、流石に冥界とか天界とかにはないけれど」

「それでも充分だよ」

 

 パソコンを操作して設定を行ってネットに繋げる。まずは兵頭家にある私のパソコンに接続して、そこから他の家や監視カメラをハックする。あの家に置いておいた私物やパソコンには盗聴器などが仕掛けてある。

 

「これがノイの家?」

「そうだ。さて、家族の様子は……」

 

 幸せそうな両親の姿が見えた。これを見ると辛くなるくそ兄貴を殺したら、悲しそうにするのかと思える。

 

「っていうか、凄い豪邸だね」

「いや、そんなはずは……」

 

 不思議に感じて映像を巻き戻していくと、家が増築されているのがわかった。更に巻き戻して私が出ていった近くの日にすると、私が出ていったのにまるで何事もなかったかのような、幸せそうにしてい姿がみえる。思わずマウスを握り潰してしまった。電話ではあんなに心配したり、辛そうな声をしていたのに……ナニコレ?

 

「の、ノイさ~ん? 大丈夫?」

「大丈夫。大丈夫だ。なにも問題ない。にとりって色々と用意できるか?」

「できるけど?」

「じゃあ、プルトニウムとか用意して。いや、いっそ核ミサイルぱくってくるか。空母ごと」

「空母!?」

「そう。うん、それいいね。空飛ぶ空母を作って大量の核ミサイルを詰んで冥界に突っ込ませる。凄く楽しそうじゃない?」

「いやいや、まって、それは待って」

「なんで?」

「まだ救助しないといけない仲間がいるから……」

「ちっ」

「舌打ちっ!?」

 

 仕方ない。核で焼き払うのはやめてやろう。でも嫌がらせはしたい。なにかないかな……冥界にも衛星飛ばしておくのもありか。

 

「にとり、衛星を複数用意しておいて。次の時にでも向こうで飛ばしておく」

「了解。それじゃあ、くれぐれもよろしくね~」

「ああ、任せてくれ」

 

 にとりが帰っていったので、私は日本から連中を追い出すプランを考える。やっぱり、手駒が欲しい。

 

「きゅー」

「あ、お帰り」

 

 上をみると、窓から沢山の鳥が次々と入ってきては私の中に戻っていく。ルーマニアに派遣していた子達だ。この子達のうちの三匹が何やら輝く物を持っていた。

 

「これは?」

「ふむふむ……なるほど、聖杯か。面白い物をみつけたね。よし、いいことを思いついた。喜べ、悪魔共。貴様等に力をくれてやる。そして、英雄になりたい者達よ。英雄への道を作ってやれる!」

 

 聖杯を汚染し、大量の蛇と獣を投入する。妖怪や日本神話の神々が調べ上げていたセイクリッドギアの詳細が書かれた本をみるかぎり、これは聖杯だった。それも三つで一つの亜種のようだ。

 この聖杯の力は生物を極めて滅びにくい状態へと強化し、肉体が滅んでも残っている魂から再生することができるらしい。つまり、生命の理を覆しかねないほどの力を秘めた、禁術の領域である再生を可能というみたいだ。ただ、使いすぎると精神崩壊がおきるようなので、偽薬のようだ。

この聖杯を利用してさらに蛇を改造し、悪魔共の望みを叶えるドーピングアイテムとして冥界中にばら撒いてやる。気付いたら汚染が進んで取り返しのつかないことになるだろう。しかし、このままだと助けるべき子達まで被害がでる。だから、悪魔の体内に入ってその持ち主の深層心理を探って、助ける子だと認識したらこちらに救援信号を出すように仕掛けを施す。つまり、この薬の中にもナノマシンを入れておく。

 薬を囮にしながらナノマシンを冥界にばら撒き、気付いた時には遅い状態にしてやろう。このナノマシンは獣だから、自己進化増殖型だ。きっと面白いことになる。

 

「ノイ、ご飯じゃぞ」

「わかった。少し待ってくれ」

 

 繋がったネットを利用し、英雄派を名乗る連中にオーフィスの名前で指令を与える。世界中で調べた悪魔達の居場所を伝えて襲撃させる。くれぐれも、悪魔には勧誘も忘れずに行うようにと伝える。もしも、元の種族に戻りたいなら戻すこともできると伝えることも厳命する。これが英雄になるには必須なことだと言えば彼等も動くだろう。

 英雄派は同じ人なんだから今度オーフィスに紹介してもらって、ノイとしてあってもいいかもしれない。私が英雄派を率いるのも面白そうだ。英雄として悪魔を討伐する。うん、やっぱなし。黒幕とかのほうがいいや。でも、戦わないと力の使い方が学べないな。やっぱり、私も悪魔狩りをしよう。

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。