ハイスクールd×d 終末の妹   作:ノイちゃん最高

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第8話

 

 

 

 

 フランツィスカ・グッドマンと名乗った彼女は両親が眠っている傍を動かないので、九重達に任せておく。転生悪魔達は二日ほど培養槽の中で眠ってもらいながら、人の姿に戻っていくように身体を改造する。

 身体の中にある悪魔の細胞を全て獣の細胞が取り込んで人の細胞に戻していく。普通なら身体が崩壊するけれど、そこは聖杯を利用して肉体の再生速度をあげていく。流石に術式を解除するくらいではどうにもできない。身体を作り直すしかない。

 無事に転生悪魔から人に戻ることができた彼女達にはしばらく裏京都で住んでもらうことになる。このまま放りだしてまた襲われたら問題だからだ。といっても裏京都には沢山の妖怪がいるので、彼女達を襲わないようにもいっておく。まあ、これは巫女服でも着せておけば問題ないと思われる。それに一応、八坂さんに頼んでおけばいい。

 続いて問題は邂逅してしまった英雄派の人達だ。彼等が捕まえた人達も順次、転生悪魔から人に戻していかないといけないし、まずは会いにいこう。その前に手筈を整えよう。

 

「オーフィス、お願いがあるんだけれど、私を英雄派に紹介して欲しい」

「ん、わかった」

 

 内にいるオーフィスを呼び出し、手伝ってもらう。そのまま調整してついに英雄派と邂逅できた。オーフィスと一緒に曹操とジャンヌ達を呼び出してファミレスであうことにした。

 

「ん、これでいい?」

「ありがとう。オーフィス。じゃあ、とりあえず、注文しようか」

 

 二人はまだきていないので、沢山のデザートを注文しておく。オーフィスは前に九重と食べたパフェが気に入ったようで、沢山注文している。品物が届いてくるころに二人がやってきた。

 

「またせたようだな」

「これ、私達の分もあるの?」

「食べていい」

「それはありがたいわ」

 

 食事を開始するのを置いて、私は曹操に聞きたいことがある。行動理念とか目的のことを聞いていく。

 英雄派は悪魔やドラゴンを滅ぼすのは、いつだって人間だろうという信条を持ち、仲間はすべて人間で構成されるらしい。簡単に言えばどこまで人間として戦えるのかといったことだ。

 

「凄いね、お兄ちゃんたち! ノイも協力させてもらうよ!」

「ああ、君は八岐大蛇を扱えるようだから、期待させてもらおう」

「でも、英雄になりたいの?」

「いや、あくまでも人の身でどこまでいけるか試したいだけだ」

「わかったよ。これからは色々と協力させてもらうね。といっても、私はあくまでもオーフィスと一緒だけど」

「わかった。それとオーフィス」

「?」

「三大勢力が北欧の神々と会談を持つようだ。そこで悪神ロキが会談に向かうオーディンを襲撃するという情報が齎された」

 

 北欧との同盟……これは困る。いっそ殺してしまうか。ロキに戦力を提供すればいい。むしろ、その間に北欧を襲撃してギャラルホルンを奪ってしまうか。しかし、流石に戦力がたりない。やっぱり妨害するべきか。

 

「ん、ノイ……どうする?」

「オーフィスの好きにしていいよ」

 

 念話で指示をだして、こちらの言う通りに喋ってもらう。

 

「悪魔達に襲撃させる。お前達はある場所を襲撃してもらう。そこにある悪魔の駒のデータを奪う」

「転生させられた悪魔をもとに戻すのか」

「そう。そのために生産施設も襲撃する」

「わかった。それでいこう」

 

 話を聞けば、衛星も打ち上げておかないといけない。それにその会談も覗いておこう。

 

 

 

 悪魔、神、堕天使、と各勢力の代表者が集まるレセプションが行われる。そこには魔王クラスから四大魔王の縁者、若手有望株の悪魔までもが一堂に会している。更にオーディンまで招かれているらしいので警備は厳重だ。ここを襲撃するなど誰も考えていないだろう。だが、それは逆に言えば別の場所がガラ空きだということだ。

 というわけで、レセプションは監視して増援として送り込めるようにしておく。その間に悪魔の駒の開発者であるアジュカ・ベルゼブブの関連する施設を全て強襲させる。

 オーフィスにはにとりに作ってもらった八咫鏡を搭載した人口衛星を冥界の空にいっぱい運んでもらう。ロキを迎えにいかないといけないらしいので、そこは任せた。後は爆弾を作っておいた。

 

 

 数日後、計画が実行され、ロキもレセプション会場に送り込んだ。次々に衛星も設置されていっているので問題はない。ロキには頑張ってほしいけれど相手が悪いか。そう思いながら監視しているとくそ兄貴をみつけた。それもヴァーリチームの黒歌と美猴が戦っていた。その台詞を聞く限り、黒歌は妹を取り返そうとしているみたいだ。しかも、あのくそ兄貴はセクハラにして禁手にいたった。さらに黒歌にセクハラをしようとしている。

 それを見て、私は思わず現場に転移した。転移すると同時に怒りを横にやって冷静になる。ダブルガトリングを取り出してくそ兄貴に弾丸をばらまきながら、着地と同時に赤髪の女を上から乗って押したおして頭を踏みつけ、もう一つのダブルガトリングを女の背中に押し付けて胸を狙う。

 

「白音っ!?」

「部長っ!? お前はノイっ!?」

「はろー。おっと動かないほうがいいよ。少しでも動いたら心臓を撃ち抜いちゃうから」

「ぐっ!? イッセーっ!」

「お前っ、部長から足を退けろっ!」

「黒歌、そこの猫をさっさと回収して帰るよ。この悪魔、さっさと殺しちゃいたいけれど、今はそっちを優先してあげる」

「あれ、もしかしてお仲間にゃ?」

「イエス。お仲間だよ」

「ノイっ、なんで禍の団(カオス・ブリゲード)なんかに……」

禍の団(カオス・ブリゲード)に所属している理由は簡単。悪魔共を皆殺しにするために決まってるじゃん。まあ、今は問答する時間もないしね」

「白音、おいで」

「わ、わかりました……」

「「子猫(ちゃん)!」」

 

 銀髪の猫が黒歌のもとにいくと、彼女は嬉しそうに抱きしめて頬擦りしている。

 

「おい、ロキがやられたみたいだ。後続はどうするか聞いてるか?」

「撤退だよ」

「お前は……」

「お仲間みたいにゃ」

「そうか」

「私は救援にきただけ。さっさと戻るよ」

「おーけー。黒歌」

「じゃあ、転移するにゃ」

 

 私は転移するまでの間、牽制しながら戻る。転移する前にナノマシンを満載した爆弾を置いてかえる。私達が転移すると同時に起爆する。残念ながらくそ兄貴が女を庇ったせいで殺せはしなかったようだ。やっぱり火力がたりない。

 

「それで、アンタは……」

「私はノイ。まあ、気にしなくていいよ。それより、その子は一旦預かるよ」

「それはどういうことにゃ?」

「悪魔から猫慿にもどしてあげる」

「っ!?」

「それは本当かにゃ!?」

「大丈夫」

 

 それに裏切り防止にでもできる。いや、裏切られてもいいか。彼女の体内に監視装置をつければいいんだから。さて、彼女、白音を預かってというのは拒否されたので、黒歌も一緒にくる。まあ、彼女も元は妖怪で転生悪魔にさせられたらしい。

 

「白音を人質に取られたのよ。そうなるともう従うしかなくてね……で、あいつら私を騙して白音まで眷属にしようとしやがったのよ」

「う、嘘です……皆、私に優しくて……」

「まあ、悪魔らしい手だね」

 

 ラボに到着すると、他の人達は終わったようなので彼女を外に出す。彼女達に関して二人に説明させ、悪魔のことを白音に納得させる。まあ、それでどうするかは彼女次第だ。こちらは裏切られることを前提としておく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 現在、悪魔達は緊急会議を開いている。私はそれをナノマシンを空間に浮遊させて盗聴している。内容はロキが襲撃してきて、封印したこと。リアス・グレモリーが襲撃されてその眷属が拉致されたこと。そして、アジュカ・ベルゼブブの関連している施設が襲撃されたことだ。

 

「大丈夫だったのか?」

「被害は正直言って大きい。だが、原材料は無事だ」

「それはよかった。ロキについては先程、話した通りだ。問題は赤龍帝の妹、兵藤乃衣についてだ」

 

 私の映像がでている。私が赤いビッチの頭を踏みつけ、ガトリングを突き付けている。私のガトリングは赤龍帝の鎧に傷をつけている。

 

「彼女は人間だろう。神器はなんだ?」

「不明だ。みたこともない」

「この小娘は知っている」

 

 おじいさんの言葉に全員がそちらを向く。そのおじいさんは白いひげが生えていて、瞳が偽物だ。

 

「オーディン様、知っておられるのですか?」

「姿は知っている。奴はわしらの危険な宝を奪っていった」

「危険な宝ですか……」

「うむ。我々北欧神話の神々が全力で取り返さねばならぬものであるが、下手をすれば世界が滅びる」

「それは……」

「まあ、待て。それは本人に聞けばいいだろう。こちらを見ていることはわかっておるぞ」

 

 これ、ばれてる?

 

「え?」

「儂の目は特別製じゃからな」

 

 仕方ない。計画を変更する。旧魔王派の人達はオーフィスの命令として冥界の主要都市に蛇を使用しての攻撃命令を伝えて、全員にいかせる。戦力の逐次投入は愚策だけれど、原始回帰した悪魔共は暴走状態になる。故にこれでいい。それに連中は所詮捨て駒だ。

 

「出てこぬなら……」

 

 私はナノマシンを操作して分身を作り出すと同時にオーフィスも肩に乗せてから姿を現した。

 

「流石は北欧神話の主神様」

 

 全員が警戒して席を立ち上がる中、私は椅子をナノマシンで作って座る。相手も座っているのはオーディンだけだ。

 

「まずは自己紹介をしておこう。私はノイ。どこの所属かと言われれば禍の団(カオス・ブリゲード)に所属している」

「ノイっ、お前っ、小猫ちゃんを返せ!」

「返せ? 返せと? アレは我々のものだ。むしろ、こちらが返してもらっただけだ」

「なんだとっ!?」

「さて、外野は放っておいて話をしようか、オーディン」

「うむ。そうじゃな。儂は返して欲しいんじゃが……」

「返してもいい。アレは悪魔から解除してみせろと言われて解除し、貰っただけだからな」

「ほう。それはどういうことかな、サーゼクス」

「それは本当のことかどうか……」

「まあ、どっちでもいい。北欧神話に返還するには条件がある」

「条件とな?」

「この三勢力に攻め込んで滅ぼせば返そう」

「「「っ!?」」」

 

 この場にいる全員が驚くが気にせずにオーフィスの頭を指の腹で撫でながら話をしつつ、本体でこの映像を全神話及び冥界や天界、教会に所属している者達にも放つ。かっぱの技術は世界一だ。まあ、これは英雄派の結界使いにも協力してもらっている。

 

「こちらの目的は悪魔という種の全滅と悪魔に協力している天使、堕天使の殲滅だ」

「あなたっ!?」

「ノイっ!」

「外野は黙っていろ。これは神同士の会話だ。それで返答は如何に?」

「テロリストと交渉はせぬよ」

「なるほど。では、国家……一つの神話として交渉ならばどうかな?」

「その場合は受け入れよう。ただし、それ相応の大義名分があるのだろう?」

「当然。我々は悪魔による侵略及び神の子の誘拐、強制的に転生させるという蛮行をもって殲滅することを国家として正式に宣言する」

 

 どこの神話かは明言しないけれど、天照大御神からは許可はもらっている。それに日本の主権はもらったのだから、国家といっておけばいい。

 

「それは……」

「つまりじゃ、貴様等は悪魔を絶滅させるまで止まらぬと」

「その通りだ。悪魔共はやってはならないことをした。多種族を転生させるなど言語道断である。ましてや強制など到底認められることではない。逆にきくが、オーディン殿は娘が誘拐されて強制的に悪魔に転生させられて働かされ、逃げようとしたらはぐれとして殺される。このようなことを許容できると?」

「できぬな」

「しかし、それは……」

「戦争で数がたりなくなったなど、多種族の知ったことではない。貴様等は互いで増えればよかったのだ。それを多種族に頼った時点で大人しく滅びるべきだったのだ。ましてや、強制的に転生させた後の扱いはどうだ? 我が神話は様子見をしてやったが、その後の奴隷のような扱いに後悔していた」

 

 会話をしながらロキの解放のために術式を解析し、破壊する準備だけしておく。

 

「これは神が死に増えなくなった天使も同様に悪魔からの技術提供で人間を天使に転生させた。こちらも許す訳にはいかない。堕天使は神器保有者に対する拉致及び殺害などがある。これがこちらの大義名分である。どうかな、オーディン殿」

「ふむ。確かに宣戦布告し、滅ぼすのには十分な大義である」

「例えそれが一部の悪魔であろうが関係ない。悪魔の駒という災厄を解き放った者達を恨むがいい」

「だが、それだと転生悪魔達も殺すことになるぞ」

「ああ、そうだ。彼等には悪いが一度死んでもらうか、我等の救助を待ってもらう。だが、死んだ者達も安心するがいい。我等は汝らの魂が例え冥府に落ちようとも、それを確保し、聖杯によって新たな肉体を与えて解放しよう。人に戻りたければ人に、妖怪に戻りたければ妖怪にしよう。だからこそ、立ち上がって戦うがいい。汝らを英雄として迎えいれることを約束する」

 

 全世界にこれで伝わった。後は反乱を起こしてくれるだろう。

 

「聖杯だと」

「なるほど、それすら所有しておるか。だが、汝らに協力することはできぬな」

「それは残念だ。だが、こちらは止まらぬ。北欧神話が悪魔や天使共に協力するならば覚悟していただこう。我々はラグナロクを起こ……いや、すでに始まっているということを知るといい」

 

 立ち上がると包囲していた連中も捕らえようとするが、無視してオーディンを見詰める。

 

「返答は如何に」

「断る。協力はできぬ。だが、彼等に協力するつもりなくなった。貴様がそれを振るわぬ限りな」

「では、そういうことで」

「ノイ、我、報酬を希望する」

「オッケー」

 

 手で指示をして映像をきる。ついでにロキの封印を解いてやると直ぐにでてきた。

 

「では、これにて失礼。悪魔共は残された時間を楽しむがいい。貴様等の終末は既にカウントダウンに入っている」

 

 オーフィスを体内に戻し、ロキに気を取られている間に身体を分解してナノマシンに変えて風にばら撒く。この後、冥界中で反乱がおきた。なにせ都市の上にはかっぱの技術で作り出した会談の映像と転生悪魔が人に戻る映像、更には死者蘇生をする映像を流したからだ。もはや、無理矢理転生させられた者達が反乱を起こすには心理的抵抗は低くなった。なにせ死んでも蘇らせてもらえるのだから。

 私はアメリカなど核保有国にクラッキングして、核兵器の製造方法を覗き見る。そして、素材を集めて核兵器を作る。その核兵器をレオナルド君の魔獣創造(アナイアレイション・メーカー)に食べさせて覚えさせる。

 しかし、彼はまともに使えないらしいのでオーフィスの名前で一旦お願いして、魔獣創造(アナイアレイション・メーカー)を貰った。それを解析して私の獣の力に混ぜ込んで適応させてみると、普通に私の力の方が上位だった。それでも作り方を覚えたので、核魔獣を作れるようになった。それとレオナルドに魔獣創造(アナイアレイション・メーカー)を帰して実験すると、普通に前よりも強い魔獣が作れるようになったようだ。

 

「ありがとう。助かったよ」

「こっちこそ。でも、いくら魔獣が強くても危険はかわりないんだよね……」

「いいことを教えてあげる。魔獣を身に纏ったりするといいよ」

「え?」

「例えばこんな日本のアニメみたいに」

 

 日本のアニメを教えてあげる。さらに彼をプラモデル屋さんに連れていって、ガン〇ムとか、色々とみせる。するとゴジラを作り出してしまった。更にガン〇ムを教えたのにアーマードコアにはまったのか、ホワイト・グリントとブラック・グリントを作りたいといってきた。なので、協力してあげたら……機械魔獣を作るようになった。動力は核になるので、特攻兵器だ。それにレオナルド自身も乗ることができる。

 この兵器にはみんな喜んで、弱い神器持ちの子達がはまり込んだ。それぞれ神器を武器にして、残りを機械魔獣で補うのだ。そして、私は事前に作った機械魔獣にはオーフィスの蛇とかも合わせて強化したのを所有しておく。

 

 

 

 

 

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