ハイスクールd×d 終末の妹 作:ノイちゃん最高
オーディン
あのノイと名乗った小娘は確かに人間じゃった。しかし、同時に神格も得ており、どこかの神話に所属する存在であり、あやつの体内には爆弾を抱えておる。よもや、あの獣を体内に取り込んで共生しているとは儂の目でみても信じられなんだ。あのノイという小娘を殺したところで、内部の獣が解放されるだろう。それもオーフィスの力を得た獣が。それだけは避けねばならぬ。
「オーディン殿、同盟の件ですが、考え直してはいただけませんか?」
「無理じゃな。相手がただのテロリストならそうしてもよかったが、奴のバックにも神話がついておるし、おそらくじゃがそこから任された国もあるということじゃろうな」
「でも、ノイが、妹が神様なんてありませんよ!」
「いや、あやつは特殊なようじゃ。おそらく、かなり強い神格を持っとるようじゃし、神の転生体とかじゃろう」
サーゼクス達がしまったといったような表情をしておるな。まあ、どちらにしろ、あやつは憎しみがあった。悪魔かどうかはわからないが、おそらく赤龍帝に関してかもしれないの。視線をちらちらやっていたしの。
「でも、そうなるとなんの神話がバックにいるのかが問題だが……」
「えっと北欧神話以外ですよね。どこですか?」
「彼女はイッセー君の妹だ。ということは日本人なのだからおそらく日本神話だろうね」
「それに彼女の姿では見つからなかったけれど、オーフィスの姿でなら見つかったわ。おそらく、彼女の拠点は京都よ」
「京都というと裏京都で妖怪だな」
日本神話と妖怪。それに
「どちらにせよ、敵対はせぬからそこは安心するがよい」
「しかし、オーディン様。ロキの相手はしてくださいますよね?」
「うむ。それとお前達、このままでは戦う前に負けるぞ」
「それはどういうことでしょうか……」
「まさか、陽動か! サーゼクスっ、すぐに他の場所を確かめろ!」
「そうはさせぬ。貴様らの相手はこの私だ」
「ロキ……」
ロキの奴がこちらにフェンリルとヨルムンガンドを連れてやってくる。周りをみた感じ、ロキが新たに結界を張ったようじゃな。更に明らかに様子のおかしい悪魔が二人。
「お前達はクルゼレイ・アスモデウスとシャルバ・ベルゼブブ……」
「様子が変だな」
現れた二人の悪魔は虚ろな表情で、その首に蛇が噛みついている。
「こやつらはあのノイとか名乗る小娘が置いていった。ああ、原始回帰というのだったか」
「まずい!」
巨大化した二体の悪魔は神としての実力をもっている。
「ロキよ、戻るぞ。同盟はせぬことにした。北欧神話でももう一度話し合わねばならぬ」
「ふむ。了解だ。いいだろう」