つまんねー短編集   作:MOGIぴー

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幽霊の館(1)

D高校ミステリー部部長の佐久間は、館を目にして、

「たしかに幽霊が出そうだ」

と言った。

通称「幽霊の館」。簡単にいうと、幽霊の目撃情報が出たらしい。

そこで興味を示したのがミステリー部だった。ミステリー部は佐久間が設立したそうだ。そんな部長の佐久間を中心に、5人で館へやってきたのだ。

「佐久間。お前、はりきってんな」

副部長の副木(そえき)はあきれた様子で言った。

副木は、佐久間に強制的に副部長にされた、悲しい奴だ。

「そりゃ、はりきるさ。何といっても初めての活動なんだからな」

「だけど、俺も桜戸も乗り気じゃないぜ?」

副木は、女子部員の桜戸を横目で見ながら言った。

 

リビングに入ると、佐久間は暖炉に火を放った。

暖炉が燃え上がり、部屋は暖かくなる。

副木が電気を点ける。

どうやら、電気は来ているらしい。

「ここに何日、滞在するつもりだよ?」

部員の一人、倉月が大きなバッグを下ろしながら聞く。

「幽霊が見れるまでさ」

「幽霊なんて本当にいるのかしら」

桜戸がリビングを見渡す。

「いなかったらいなかったでいいじゃん」

女子部員の紅石(べにいし)が元気な声でしゃべる。

佐久間が話をきりだす。

「どうする? とりあえず、カメラでも仕掛けるか?」

「リビングとか各部屋とかに?」

と倉月。

「それでもいいけど」

「女子の案も聞こう」

副木が女子2人を見る。

「部屋はきついなあ。せめて廊下ね」

桜戸の発言にうなずく倉月。

「じゃあ、廊下とリビングにカメラを仕掛けよう」

佐久間が言うと、全員がうなずいた。

「じゃっ、女子2人、夕食たのみますわ」

「え~っ」

 

「・・・12時過ぎたな」

倉月は寝室から窓の外を見ていた。

「カメラの確認でもしに行くか」

倉月が言い終わったときだった。ドアをノックする音が聞こえた。

倉月はぎょっとしたが、

「だ・・・誰?」

と問う。

しかし、返事が返ってこない。

倉月を少し恐怖感が襲った。

「・・・誰だい?」

もう一度聞くが、無論、返事はなし。

仕方なく、ドアへ向かうとノブを回した。

思い切って、ドアを開けた。

誰もいなかった。

「・・・気のせいか」

ドアを閉めて、ベッドに戻ろうとして後ろを振り返ったとき、倉月の頭に何かが振り下ろされた。

 

「おい、倉月。朝だぞ」

副木は、倉月の寝室のドアを激しくたたいた。

中からは返事がない。

ためしにノブを回してみる。

開いている。鍵は閉まっていないらしい。

「倉月」

副木はドアを開けながら呼んだ。

すると、目の前に床に突っ伏す、倉月が現れる。

「おい、倉つ・・・」

倉月の頭が真っ赤にそまっているのを見つけた。

「うわ~~~~~~!」

副木が悲鳴をあげた。

その悲鳴を聞いて、3人がやってくる。

「倉月!?」

佐久間が驚いて言う。

彼はどう考えても、こと切れていた。

頭は真っ二つに割れている。

「殺されている・・・」

と佐久間が言うと、ほかの3人は絶句した。

「そんな、殺人だっていうの!?」

桜戸が悲鳴に近い声を上げる。

「幽霊よ! 幽霊に倉月は殺されたんだわ! このままじゃ、私らも!! 帰る!」

昨日とはうって変わって、紅石が声を荒げる。

「町まで下りて、警察に電話しよう」

佐久間が提案した。

 

「橋が・・・」

4人は言葉を失っていた。

町へ下りるには、つり橋を渡らなければいけないが、そのつり橋がこちら側から切られていた。つまり、町へ下りる手段はないのだ。

「・・・これが推理小説によくある、クローズドサークルってやつか」

佐久間はこれまで、感じたことのない恐怖に襲われた。

 

続く




あるゲームのサーバーで遊んでたら、何か知らんけどBANされたMOGIぴーです。
何か、短編短編っていっておきながら思いっきり2話目確定じゃん。
これ何話続くかな。
ってことでMOGIぴーでした。
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