太陽が空の真上にある頃、4人は館で救助を待っていた。
D高校の顧問には伝えてあるので、最悪明日になれば、助けが来るのである。
倉月が何者かに殺され、4人は疑心暗鬼になっていた。
「この中に犯人がいるのか。それとも・・・」
と佐久間。
紅石が顔を青くして、
「ちょっと! 怖いこと言わないでよ!」
「でも、いずれにしろ、この館の内部に倉月を殺した犯人がいるってわけだ」
副木が壁にもたれて言う。
「・・・何か空気が重くなっちゃったわ。一回、そのことは忘れて、ご飯食べようよ」
桜戸が言う。
「そういや、朝食ってねえな」
副木が腹をさする。佐久間は、
「死体を見たのによく食欲出るな。俺はしばらく無理だぜ?」
と言う。
4人は持参した食糧でできる限りの食事を終えた。
「さて、ここから持久戦かな」
副木が言う。
「幽霊と戦うための?」
からかい気味に桜戸が言った。
佐久間が、
「今夜はこのリビングで全員寝る」
と突然、提案。
「まじで?」
紅石が目を丸くする。
「もちろん、この中に犯人がいるとすると、意味が無いわけだが」
「たしかに」
桜戸はそう言って、水筒のスポーツドリンクを飲んだ。
そして、異変が起こったのは3秒後だった。
桜戸の手から水筒が落ちる。それと同時に、桜戸が苦しみだす。
「桜戸!?」
佐久間が呼ぶが、もちろん、彼女には聞こえていない。
桜戸の体が床に倒れる。
そして、そのまま動かなくなった。
「おい・・・」
佐久間がおそるおそる、脈を診る。
数秒後、佐久間は首を横に振った。
「バカな・・・」
と副木。
「もういやだ! 部屋に閉じこもる!」
紅石が絶叫して、部屋へ戻ろうとする。それを、佐久間が呼び止める。
「待てっ。一人で行動するのは危険だ」
「何言ってるの!? 犯人はあなたたち2人のどちらかなのは分かってるのよ!」
そう言って、紅石は2階に上がっていった。
「ふぅ~。副木、死体をどこかに運んでおこう」
「え~」
「ふむ。この俺たち3人の中に犯人がいる可能性が高いかもしれない」
ソファに座るなり、佐久間が副木に言う。
「何でだ?」
「たぶん、桜戸は毒殺。そうなると、幽霊が毒を持っているというのは何か変だなって思ってね」
「しかし、高校生の俺らが持っているのもおかしいぜ?」
「でもな、人間のほうが毒を持っている確率は高いって訳だ」
佐久間は語尾を強めて言う。
「そうなれば、お前か紅石が犯人になるな」
「いや、俺から見れば、副木も候補に入る」
「くそぉ。一体、誰が!?」
と副木が拳を作って言う。
「今夜、何も無いことを願うだけだな」
佐久間は小さい声で呟いた。
高校生になって体重はかったら、中3のときより減っていたMOGIぴーです。
おいおい、3話いっちゃうじゃん。まあ、そのうちこの話終わらせるし。
次は人が死なない系でいいかな。
以上。