つまんねー短編集   作:MOGIぴー

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幽霊の館(4)

「おやすみ」

「おやすみ」

佐久間と副木は布をかけて横になった。

佐久間はソファの上、副木は絨毯の上で眠ることにしたらしい。

果たしてこの行動が吉と出るか凶と出るか・・・。

それは佐久間には分らなかった。

 

差し込む朝日の光で佐久間は目を覚ました。

といっても、脳がまだ半分睡眠状態だが。

副木は布にくるまって横になっていた。

「ふう。乗り切ったか・・・?」

そう言いながら、佐久間は副木に声をかけた。

「副木、朝だぜ」

布ごしに体を揺さぶってみる。

ぐっすり眠っているのか、全く動かない。

このとき、佐久間は背中に何か冷たいものが走るのを感じた。

すぐに布をとった。

副木がいた。だが、腹部は真っ赤に染まっていた。

「まずいな・・・。くそっ、逃げなきゃ!」

と佐久間が駆けだそうとした瞬間だった。

「待つんだ」

どこからか声がした。

佐久間がきょろきょろ見回す。

「君の目の前にいるじゃないか」

佐久間は前を見る。そして驚いた。

半透明の人間がそこに立っていた。

「君で最後だな。楽しませてもらったよ」

「お前は・・・」

「見て分からんか? 幽霊だよ」

「・・・お前が4人を・・・?」

「そうさ。いろんな方法で殺ってやったよ」

「桜戸の毒殺もお前か」

「そりゃね。俺は元医者だから」

「ふーん。密室はどういうことだよ?」

佐久間が一番謎に思っていたことだ。

「簡単なことだろ? 俺は幽霊なんだから、ドアを閉めてようがなんだろうが通り抜けられるってわけさ」

「うそだろ・・・」

「これで満足かい?」

「待て。作者曰く、倉月のときドアをノックしたらしいな。幽霊なのにドアをノックできるっておかしくね? ていうか、通り抜けられるんじゃなかったの?」

「それは言っちゃあかんやろお・・・。まああの・・・使い分けられるんだよ」

「矛盾してるな」

「俺からも言わせてもらうけど、ここに幽霊がいるのになぜ逃げようとしない?」

「そりゃ、読者が真相を知りたがっているからだよ」

「それもここでは禁句だ。まあ、これで終わりかな」

「え・・・」

「さあ君も俺の餌食となるのだ!」

突然ナイフが現れて、佐久間の心臓めがけて飛んでいく。

佐久間は超人じゃないので、普通に(?)心臓にナイフが刺さった。

「うっ・・・」

そのまま佐久間の体は前に倒れた。

 

「遺体で見つかったのは、倉月糸也、桜戸倫子、紅石暮乃、副木衛、佐久間新人の5人です」

井田刑事は手帳を見ながら言った。

「ふむぅ、それにしてもみんな妙だな。殺され方がまちまちだし」

鳳(おおとり)警部はリビングを見渡して言った。

「まあ、いずれは犯人がわかることだろう」

「警部、紅石の部屋の鍵ドアの鍵が壊されています」

「なに。まさか密室だったというんじゃ・・・」

「たぶんその通りです」

「やはりこの事件は謎が多そうだな」

と鳳は欠伸をしながら言った。

 

 




身内に分度器を壊されたことのあるMOGIぴーです。
やっと終わったよ。
次の話も期待しないでください。
では、また。
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