吹雪だった。
肌がむき出しの頬に、雪が吹きつける。
俺の今の状況を一言でいうとするならば、
遭難
である。
なんだかんだで遭難してしまった。
そして、普通ならここで小屋が見つかって助かったってなってそこで殺人が起きるということが起こるはずだ。
もちろん、俺は小屋にたどり着いた。
「みなさんは人狼というものを知っておりますかな?」
小屋の主人が言った。
「人狼? なんですかそれ、雪男の親戚ですか」
俺は訊き返した。
「この地域に伝わる伝説に登場する、化け物ですよ。昔の話です。ここらは村がありましたそうです。大変、自然豊かな村だったそうでございますが、あくる日突然に斧を持った化け物が出没したのです。それが人狼でした。人狼は次々に村人を襲い、全員を喰ってしまったそうです」
「へえ」
遭難者の一人、臼井は新聞を読みながらこの話に耳を傾けていた。
「その人狼というのは吹雪の夜にいつも出没しては、人を喰らうそうです」
「人狼って人の姿をしてるんでしょ?」
遭難者の一人、比嘉は飲み物をのどに流して言った。
「そうです。普通の人間とは違いがまるで分かりません」
「それをこの時に話したのは、今夜人狼が出るからか?」
遭難者の一人、重田はメガネをかけなおして言った。
「その通りです」
「ふん、馬鹿な。そんな話、一体だれが信じるというのだね」
重田はさっさと2階へ上がってしまった。
「まあ、あくまで伝説だからな」
臼井も言う。
「私、もう寝ますわ。人狼なんて会いたくないし」
比嘉も2階へ消えていった。
俺は目を覚ました。
時計を見ると、短針は7をさしている。
俺は体をベッドから起こした。
意識は朦朧としながらも、俺は下の階へ進んでいった。
主人が人狼の話をしてくれたくつろぎスペースに入った。
そこには、頭が血まみれの死体が横たわっていた。
顔はぐちゃぐちゃで誰か判別できない。
「これは・・・?」
すると後ろから比嘉がやってきた。
「人狼にやられたのよ・・・きっとそうだわ!」
「そんな無茶な」
「いや、本当にそうかもしれない」
階段を下りてきたのは、臼井だ。
「それにしても、ひどいな」
臼井は顔をしかめた。
「はあああ、重田さんが人狼に殺された!!」
主人は気が動転しているのか、うろうろ動き回っている。
「主人」
俺は、主人を呼んだ。
「これ、主人がやったんでしょ?」
「え?」
「何でそんなことが言えるの・・・」
比嘉が訊く。
「だって、死体がすぐ重田さんだってこと分かったじゃん?」
「なるほど」
と臼井。
「気づかれてしまったか」
すると、主人はこちらに素早く動いてきた。
そして、比嘉にナイフを突き刺した。
刺したナイフを抜くと、さらに臼井に突き刺す。
臼井はうめき声をあげて倒れる。
「私を指摘したのが悪いんだよ」
そして、俺の意識はどんどん遠ざかっていった。
視界は暗闇に閉ざされた。
どうも、友人たちのLINEグループに入ったらカオスでびっくりしたMOGIぴーです。
もうこの短編集の話よく分からない点・・・(自分で作ってんでしょうが)。
ということで人狼ゲームのほうもよろしくお願いします。