パルキアに転生して、着いた世界はリリカルな世界   作:DFGNEXT

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さて、今回は時空の神々の戦いが始まります!!
ディアルガとパルキア・・・果たして勝つのはどちらか・・・

そして勝利は願うものにのみ訪れる・・・


さてアンケートはまだまだ続いています。
第十九話「雲の騎士団」の前書きに詳しいことが書かれているのでぜひ投票してください。
投票お待ちしております。

セレビィ「あれ? このままなら私勝ち組・・・?」


それではどうぞ!!!



第二十二話「時空の神々」

 

 

【なぜこんなところにディアルガが?】

 

パルキアは目の前の突然の事態に驚いていた。

目の前にいるのは前世でやっていたゲーム・・・ポケットモンスター・・・

そして今は我が身であるパルキアと対を成す時の神・・・

 

じかんポケモン「ディアルガ」

 

時間の流れを自在に操る能力を持ち、

ディアルガの心臓が動くごとに時間が流れると言われているうえ、

その能力によって、過去や未来へ移動することが可能であり、

ゲームの神話では時の流れを生み出し、シンオウ地方を創造したと語られている。

 

こんなやつがなぜこの世界にいるのか、パルキアは疑問に思う。

そんななか目の前にいたディアルガが突然喋りだす。

 

「ここは・・・どこだ・・・」

 

ディアルガの周りにエネルギーが集まっていく・・・

これは、魔力ではない!パルキアは最悪の事態を考える。

これほど強い力を持つのは自分くらいだと思っていたが、

他にいるとなるとまずい。自分は本気を出せば次元震を起こす事など可能なのだ。

 

「私は・・・なんだぁあーっ!!!!」

 

ディアルガがそう叫ぶと同時に世界が一瞬止まったような感触をパルキアは覚えた。

こんなものをこんな場所で放たせるわけにはいかない。

そう思ったパルキアは空間転移でディアルガに近づく。

自らの力でそれを一時的に押さえつけ、再び空間転移を使う。

こんな力は他の世界でも普通は放たせられない。パルキアの行き先は決まっていた・・・

 

パルキアが力を発動させると同時に2体はその場から姿を消した。

 

 

 

 

―巡航L級8番艦次元空間航行艦船アースラ

 

 

不思議な感情を覚える次元空間をアースラは進む。

今回はこのあたりの偵察任務とある目的・・・

フェイトのビデオレターをなのはに渡すという仕事をするためだ。

 

偵察任務・・・突然上層部から言い渡せられた任務だが、

なぜこんな任務があるのか、偵察対象が伝えられていないが何なのか、

普段やる任務とはなにか違うと艦長のリンディは勘ぐってはいたが、

如何せん事件が起こっていないため怪しんでも答えは出てこなかった。

 

「また、なにか考え事ですか?」

 

エイミィが後ろを振り向きながらそう言う。

 

「えぇ、あなたも今回の任務の不自然さは気づいているでしょ?」

「はい、でもまぁなのはちゃんにもあえる許可はもらっていますし」

「ポジティブでいいわね・・・はぁ・・・」

「何か甘いもの持ってきましょうか?」

「えぇ、お願いするわ」

 

それを聞き保存して有るお菓子を取りにいこうとエイミィが立ち上がった瞬間

 

ビービービー

 

突然アースラの警報が艦内に響き渡った。

 

「何があったの!!?」

「はい!・・・これは! かなり大規模の・・・ジュエルシード級の次元震です!!」

「なんですって!!?」

 

席に座ったエイミィからの知らせにリンディは顔を青ざめた。

 

 

 

 

【はぁ、はぁ、はぁ・・・】

 

間に合ったか、とパルキアは思っていた。

現在パルキアがいるのは前回も来たことがある虚数空間だった。

他の世界へ被害が一番少ない世界が思い浮かばず、この空間へと転移していた。

 

パルキアは目の前を見る。そこにいるのは変わらずディアルガだ。

先ほどの波動はこの空間に来た瞬間突如消えていた。

魔力は感じなかった一体・・・あれは・・・

 

そんなことを考えているとディアルガがまた語りだす。

 

「ここは・・・どこだ・・・」

【ここは虚数空間だ。我が連れてきた】

「私は・・・だれだ・・・」

【我の記憶に間違いがなければお前はディアルガだ】

 

パルキアは端的にディアルガの質問に答えていった。

彼としてはディアルガ自身の正体の方が気になっていたからだ。

だが最後の質問の答えが何かの引き金になったらしい。

突然ディアルガが苦しみだし、黒いオーラが体から放出していた

 

 

「グギュグバァッ!! 」

 

 

強大な叫び声が虚数空間内を響き渡り、パルキアの耳にも入ってくる。

頭を上に上げ叫び終えると再び頭を下に下げた。

そしてもう一度首を上げた瞬間。ディアルガの目つきが変わっていた。

 

そして莫大な光が放出され、そしてそれは闇へと変わる。

 

ディアルガの見た目が全身のラインがオレンジ色へ、

胸の結晶が赤色へと禍々しい姿に変化していた。

 

そう・・・それは前世では「闇のディアルガ」と呼ばれたポケダンのラスボスの姿だった。

 

「ギュアアアアアアアア!!!」

 

そのディアルガ叫び声が戦いの始まりだった。

ディアルガはその巨体を利用し、パルキアに体当たりをしてきた。

突然の攻撃にパルキアは対応できず直撃を受ける。

 

【グッア・・・】

 

パルキアはいままで真剣に戦った相手はいない。

なのはとの戦いは模擬戦だった。シグナムとの戦いは一瞬だった。

パルキアは初めて味わう「死」の感覚を感じ取っていた。

 

本気で挑む心構えを・・・パルキアは始めた。

 

 

【オォオオオオオオオオオオオーッ!!!!!!!】

 

まずパルキアはディアルガへと近づくため右腕に空間湾曲エネルギーを溜める。

右腕が紫色に染まっていく。今回は・・・本気で使う・・・

 

【あくうせつだん】

 

その一撃をディアルガへと向かわせる。当たれば空間ごとディアルガが切り裂かれる。

そのはずだったのだが・・・

 

「ギュアア!!!」

 

ディアルガは目の前にパルキアとはまた違うエネルギーを放出する。

淡い藍色をしたそれにより、あくうせつだんはディアルガに当たる前に粉砕される。

パルキアはそれに驚きつつも内心は安心もしていた。

この技に対してディアルガは時を操作して対処しなかった。

もしかしたら元から使えない・・・もしくは暴走している今は使えないと考えた。

ならば勝機はまだある。パルキアは接近戦へと持ち込んだ。

 

【はぁああああああ!!!】

 

鋭い自らの爪をかざし、ディアルガの体を狙う。

ディアルガが避けようとしたことによってその一撃は彼の左側に当たる。

 

「グギュアア!!」

 

その攻撃によってさらに怒りを増したのか、ディアルガは咆哮し

再びパルキアへととっしんする。今度はきちんと対処できていたパルキアは

空間転移によって距離をとる。・・・しかし今回はそれがあだとなったかもしれない。

空間転移した場所からディアルガを見るとディアルガの口に藍色のエネルギーが充填されていた。

まずい、パルキアがそう思ったころにはその一撃は発射されていた。

 

ときのほうこう

 

藍色のその砲撃は寸分違わずにパルキアへと向かう。

パルキアはよけるという選択肢は取らなかった。

 

【プロテクト、シェェエエエエエーード!!!】

 

左腕部の掌からエネルギーを送り空間を湾曲させ、ごく薄い反発的防御空間を形成する。

今はもう完全に思った通りに反射させることも可能となっていた。

 

プロテクト・シェードのバリアにディアルガのときのほうこうが当たる。

エネルギーは拮抗していて、行けるとパルキアは思った。

 

だが、それは完全に策を誤っていた。

防御しているパルキアに向けてディアルガは再びときのほうこうを放つ。

拮抗している中へのその砲撃はプロテクト・シェードを楽々と突き破る。

空間湾曲によるバリアだが、これは一定以上の攻撃を受けると反射しきれないのだ。

 

【なっ!?】

 

それにパルキアが気づいたときにはもう遅かった。

二発目のときのほうこうはパルキアに直撃し、彼の体を後ろへと吹き飛ばした。

 

【ゴ、ガァアアアアアッ!!】

 

激しい痛みと衝撃にパルキアは叫んでいた。

力の差が有りすぎる。パルキアが思ったことはそれだった。

汎用性ではこちらが勝っていても威力は向こうが上なのだ。

初心者同士が戦えば汎用性があるやつより、威力が高いやつのほうが勝率は高いだろう。

 

【グ、ガ・・・】

 

パルキアは完全に戦意を消失していた。

このままでは他の世界にも被害が出るという思いだけが、今の彼を繋ぎとめていた。

しかし、それにも限界がある。もう駄目か・・・彼がそう思い始める。

 

・・・だが、奇跡とは・・・こういうときに起こるのであろう

 

 

 

キラキラ パシューン

 

 

その奇妙だが、どこか懐かしい音がパルキアの耳に入ってきた。

瞑ろうとした目をそちらの方向に向ける。そこにあったのは・・・

 

【これは・・・最後の・・・ジュエルシード・・・?】

 

シリアル5のジュエルシード・・・

それは先の事件で唯一パルキアにも見つからなかったジュエルシードだった。

ジュエルシードは今もキラキラと輝いている。

どこか縋る様な思いで、パルキアはそれに触れた。

 

ピンッ

 

刹那、弦をはじくような甲高い音とともにジュエルシードが強く輝きだした。

それはまるで虚数空間全体に光を注ぐ太陽のようだった。

パルキアはそれを見て思う・・・協力してくれるのか、と・・・

 

そう思ったパルキアはジュエルシードを左手に持つ。

まだ、戦いは終わらない・・・これが・・・ラストアタック!!

 

 

 

 

 

ジュエルシードを持ったパルキアはディアルガが居た方へと向かう。

あいつはこの空間からは出られないはず、とパルキアは考える。

チャンスは一回・・・失敗はできない。

 

そう思いながらパルキアは左手にあるそれを見つめる。

 

ジュエルシード・・・「願いが叶う」宝石と言われるもの。

その正体は、次元干渉型エネルギー結晶体。 全部で21個あり、

遺跡探索を生業とするスクライア族によって発掘された。

そして事故により海鳴市にばら撒かれ、責任を感じたユーノがなのはと出会う切欠

そしてフェイトと友達になれるきっかけを作ってくれた宝石・・・

今まさにその宝石はパルキアを救ってくれるような雰囲気がしていた。

 

パルキアはそう感じながらディアルガを目指す。

ただ勝利のために・・・

 

 

今、パルキアは眼前にいる「ディアルガ」を睨んでいた。

いまだに彼の体の周りには黒い闇が広がっている。

パルキアは意を決し、ディアルガへと突っ込んでいった。

 

【オォアァアアアアアアアアアアアアアアーッ!!!!!】

 

突っ込むときの勢いを利用しパルキアはディアルガに殴りかかる。

その一撃を受けたディアルガは吹き飛ばされるが、その場に突如として止まる。

それはパルキアが空間を歪め、そこを一種の足場と同じ状態にしたからだった。

 

【ウォォオオオオオオオ、リャアアアア!!!!】

 

同じように自分のほうにも足場もどきを作り足でディアルガの腹部を蹴る。

その一撃によってディアルガは上に吹き飛ばされそうになる。

だが、現実はそのようにははならなかった。

 

【アアァアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!】

 

それはパルキアがすぐさまディアルガの頭部へと強烈な踵落しを食らわせたからだ。

猛烈な音とともにディアルガの頭が下へと吹き飛ぶ。

上に向かっていた力を突如として下に向けられたことでディアルガは大ダメージを受ける。

 

「ギュア・・・」

 

怯むディアルガ。チャンスとばかりにパルキアは追撃をしようとした。しかし

 

ガブッ

 

【ぐぁああああああ!!】

 

ディアルガはその大きな口を開け、パルキアの肩に噛み付いた。

その口には歯はないものの強力な顎の力により、パルキアの肩の一部が欠ける。

それによって怯んだパルキアに対して勝利を確信したのかディアルガは笑う。

だが、・・・・・・その判断は正しくはなかった。

 

ギンッ

 

「!!!!!!!!!」

【捕らえた・・・・・・ぞ・・・】

 

パルキアがやった行動・・・それは左手に持っていたジュエルシードを

ディアルガの持つ胸の宝玉へと押し当てていた。

どす黒く光るその胸の宝玉で、ジュエルシードが眩く光る!

 

その光はやがてディアルガの闇を押し返す。

そしてあたりはその光によって包まれようとしていた。

パルキアは懇親の力を込めてさらにジュエルシードを押し込む・・・

自らの願いを・・・ありったけの勇気を・・・そして思いを胸に叫ぶ!!

 

【これが・・・ジュエルシードを持つ・・・・勇気ある者の・・・・・・

 絶対勝利の・・・力だぁぁああああああああああああっ!!!!」

 

そして静かな闇によって閉ざされた虚数空間に

濃い翠色が少し混ざった虹色の光が広がっていった・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

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