パルキアに転生して、着いた世界はリリカルな世界 作:DFGNEXT
アンケートは・・・投票がないので次回で終了します・・・
そのときは自分であの中から勝手に選択します。
さて、それではどうぞ!!!
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
終わったか、とパルキアは気を失いそうな頭で辛うじて意識を維持して言った。
ジュエルシードは賭けだったが、成功したのか・・・
そう思っていると目の前に気配を感じる。パルキアは残った力を振り絞り、
目線をあげる。そこにいたのはディアルガだった。
その瞳には再び光が宿り、先ほどまでの闇のオーラはなかった。
「・・・大丈夫か・・・?」
「あぁ・・・」
ディアルガが話しかけてきたので、パルキアはそっけなく返事を返す。
「それが、お前の本当の人格か・・・?」
「あぁ、そのようだ。先ほどの光か知らないが、記憶も取り戻した・・・」
「記憶・・・?」
「ああ、私の正体だ・・・私の正体は・・・」
元は人間だった
「・・・どういう意味だ・・・?」
表面上は威厳を保つためにそっけなく返したが、心の中では完全にパニくっていた。
(はぁーっ!!?? なんでなんで!? こいつ俺と同じ転生者か!!?
それともポケダンみたいなやつかぁああああああ!!??)
当然そんなことは気づかないディアルガは素直に質問に答える。
「あぁ、私はこの体になる前は人間だったんだ。信じてもらえないと思うが、
前の私は学校に通っていた普通の高校生だった・・・」
「いや、信じるさ・・・そうか・・・もともと人間だったのか・・・」
(こ、こいつ高校生だったくせに人間ができてやがる・・・)
パルキアはまた別方向で驚いていた。高校生がこんな話し方できるなんて・・・
「その後のことは覚えてない・・・私が気づいたのはその後・・・
つまりはあなたが来てくれたところだ」
「そうか、ありがとう・・・話してくれて・・・」
「私のほうこそお礼を言うよ・・・助けようとしていたあなたを傷つけていた・・・」
「ふ、そのお礼だったら我よりもこいつに・・・」
そう思い左手を見るが、先ほどまでそこにあったジュエルシードはなくなっていた。
エネルギーを使って砕けたのか・・・いや、きっとまだ砕けはない・・・そう感じていた。
「ふぅ、まぁいいか。とりあえず・・・お前が先ほどやろうとしていたことで
世界に被害が出そうになっていた。ほとぼりが冷めるまでこの空間にいてくれないか?
お前も困るだろう?ここにいたほうがいいと思うが・・・」
「あぁ、そのくらいなら・・・構わない」
「なら、我はここを去る・・・また会おう」
そう言うとパルキアは虚数空間から空間転移した。
「つまりジュエルシードが暴走しようとしていたところを
我が虚数空間に持って行ったわけだ・・・」
『はぁ・・・それでジュエルシードは・・・?』
「そこへもっていった後はなぜか消えさった・・・。
おそらくはまだどこかにあると思うが・・・」
『わかりました。管理局へはそう報告してきます』
パルキアは偶然会ったアースラにディアルガの件を
ジュエルシードに罪を擦り付けて報告していた。
もっとも嘘はほとんど言ってなかったので特にとがめられずに終わった。
あのころと比べれば大分信頼関係が出来上がっていた。
『ところで・・・いつからあなた喋れるようになったんですか?』
「・・・はっ?」
喋れるようになった・・・?そこまで考えて自分の今の状況を改めて思い直す。
そういえば念話・・・使っている感覚がない・・・
もともと魔法ではなかったため虚数空間でも使えていたので気づかなかったが、
まさかもう口で直接話せるようになっていたとは・・・いつだ・・・?
あぁ、きっとあれだな・・・
「おそらく・・・ジュエルシードが我の願いをゆがんだ状態で
叶えたということだろう・・・我は人間の体を持ちたいからな」
『なるほど・・・』
「可能性が高いのはそれだな・・・
ところでフェイトのビデオレターを今もっているのか?」
『えぇ、持っているわ』
「我が持っていこう。そのほうがいろいろと便利だろう?」
『・・・まぁ今回の次元震の報告をしなければならないのでそうですね』
「ならば我が持っていって構わないな?」
『えぇ、よろしくお願いします』
「わかった」
そう言うとパルキアはアースラに空間転移し、
久々のアースラを楽しんだ後、フェイトのビデオレターを持って
八神家へと戻った・・・
「・・・というわけで念話を使わなくても話せるようになった」
「わたしが学校に行っている間にパルキアさんがそんなことしてたなんて・・・」
八神家についたパルキアは皆に報告する。
驚いているのは学校が終わって八神家に来ていたなのはだ。
「はぁ、ジュエルシードかぁ・・・願いが叶うかぁ・・・」
「まぁ闇の書と同じで噂や伝承と実際は違うわけだ。
なのははわかっていると思うが、闇の書が完全覚醒したら
絶対に世界が一個は滅ぶからな」
パルキアは改めてなのはたちに注意した。
今回のことはそれほど大惨事なのだ。
世界の空間が残っていればパルキアは直せるが、命の蘇生は無理だ。
「ところであの報酬品はどうした?」
「あぁ、あの綺麗なやつか?それだったら・・・シグナム!」
「はい、こちらです主はやて」
そう言ってシグナムは件の黄金の箱を持ってきた。
相変わらず見た目だけは派手である。
「わぁ、綺麗・・・これは何?」
「今回の仮の報酬品だ。しかし鍵がかかっていてあかないんだ」
「へぇ、鍵・・・」
そう言いながらなのははその箱の鍵穴を見つめていた。
いろいろと何かが騒ぎ始める。
「南京錠・・・いや、これは阿波錠みたいな、からくり錠前か・・・」
いつの間にか自分の世界に入り、ブツブツ言い始めていた。
その手はその鍵を持ちながらチミチミといじっていた。
そんななのはの姿を初めてみたはやてがパルキアに聞いた。
「パルキアさん、なんなんなのはちゃんのあの行動?」
「ああ、あいつは数学好きに乗じてパズルが好きなんだ。
パズルとは数学的な美しさがあるからな」
「はあ・・・そう言うもんなんやね・・・」
そういいながらいまだにブツブツ言っているなのはを見つめていた。
すると突然なのはが作業をやめる。そしてはやてにこう言った。
「ねぇ、はやてちゃん。これ借りてっていい?
家に帰ってじっくり解いてみたい」
「え?・・・え、えぇけど・・・」
「わぁ! ありがとうはやてちゃん!!」
そう言うとなのはは再び自分の世界に入っていった。
その顔はとてもすばらしい笑顔だった。
「ははは、なのはちゃんの意外な一面を見たなぁ」
「毎日見てると凄いがな・・・ところではやて・・・お前はあれを持っているか?」
「へ?あれって?」
パルキアの質問にはやては疑問符をあげる。
「あぁ、実はな・・・」
「ふんふん・・・」
パルキアは耳元で話しかけた。
念話を使えばいいだけの話だが、これは気分の問題だ。
そしてはやてはそれを聞き、顔に笑顔を浮かべ・・・
「わかったわぁ、今日中に用意するから明日また来てや」
「ふ、了解した・・・ところでなのはよ」
「ふんふん・・・へっ? なにパルキアさん?」
作業を再びやめなのはがパルキアを見た。
「フェイトからのビデオレターがあるが・・・どうする?」
「見る!!!」
今日も・・・海鳴市は平和です・・・
そしてそれが永久であることを・・・