パルキアに転生して、着いた世界はリリカルな世界   作:DFGNEXT

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さて、今回は決戦前夜です。
次回はついに防衛プログラムとの戦闘予定。
できれば本編どおりイブまでには終わらせたいですね。

ではどうぞ!


第三十五話「風の音を明日に伝えるために」

 

「・・・久しぶりだな。少し話があるが・・・いいか?」

「あぁ、もちろんいいとも」

 

すべての支度を終え、あとは彼からの協力だけとなったので

俺は空間転移能力を使いスカリエッティのアジトに来ていた。

 

「それで、話というのはなんだい?まぁ大方何かは理解しているが」

「さすがだな。話というのは闇の書の修復の準備が整った。

 あなたにも参加をしてもらいたい。今日はそれを伝えに来た」

「それは構わないよ。約束だしね。それに君の力は少し確認させてもらっていた」

 

・・・? どういう意味だ・・・?

 

「どういう意味かと聞かれたら君の居る世界地球にチンクをいわばスパイとして送っていてね、

 ギラティナとの戦いも含めて情報を送ってもらっていたのだよ」

 

なるほどね

 

「なるほど。それで、それを観てどう思った?」

「素晴らしい力だと思った・・・だが、それ以上に君の仲間・・・

 高町なのはに興味が湧いてきた」

「なのはにか?」

 

あいつに・・・興味・・・?

 

「あぁ、彼女は魔法を手にして4年だ。そしてデバイスを手に入れ戦闘行為を行ったのは

 一年も経っていない。であるのにFの遺産であり戦闘訓練も受けている

 フェイト・テスタロッサと互角異常に戦っている・・・実に興味深い」

「あいつは数学が好きなだけさ・・・演算能力も高い・・・」

「それとはまた別さ。君が以前渡してくれたジュエルシード・・・あれの簡易量産が完成してね」

 

なんだって?

 

「もう完成したのか?」

「あぁ、願いをかなえるような機能は無いが純粋なエネルギー媒体としては優秀だ。

 さらに持ち主の精神力に左右されるようでね。実際ナンバーズに使わせたら

 かなり差が出たよ。不安定要素もあるがね・・・」

「なるほど・・・それをなのはのレイジングハートに組み込みたいと?」

「そうさ、彼女の素質、能力・・・なによりもあの心の強さ・・・

 どれだけのエネルギーが出るか・・・生物の専門家としても興味深いのさ」

「まぁ、戦力強化にもなるからな。やらせてはくれるだろう・・・」

 

・・・しかしそんなことしたらあいつどれだけ強くなるんだ・・・

想像するだけで頼もしく・・・そしてとても恐ろしいな・・・

そういや、この簡易ジュエルシード名前はあるのか・・・?

 

「そういえばそれには名前はあるのか?簡易量産ジュエルシードでは長ったらしい」

「そうだな・・・特別考えては居なかったが通称があったほうが便利だな

 君が考えてみてくれないか?元は君の意見だ・・・」

「そうだな・・・」

 

そしたらもう一つしかあるまい・・・語呂もいいし・・・

 

「・・・JSライド・・・JS(ジェイエス)ライドでどうだ?」

 

もちろん名前の由来はGSライドだ。

ついでにJSならジェイル・スカリエッティの略にもなるしな

 

「JSライドか・・・うん、いい名だ。それにするとしよう」

「ではそれも含めてアースラに行くぞ」

「あぁ、留守はウーノに任せてある」

「それでは・・・」

 

そして俺は空間転移を使いアースラへと向かった・・・

 

 

 

 

 

 

―アースラ

 

 

「それでは各自紹介と行きましょうか・・・」

 

俺は場を仕切るようにそういった。

今この場にいるのは俺、なのは、アースラ組、八神家、地上組、そしてスカリエッティだ。

 

「そうですね。私はこのアースラの艦長リンディ・ハラオウンです

 今回の作戦では便宜上私が指示をすることになります」

「アースラ所属のクロノ・ハラオウンだ。今回はよろしく頼む」

まずはハラオウン親子が自己紹介をした。

続いてエイミィを含むアースラブリッジメンバーが紹介を行った。

 

「続いては、地上側だな・・・」

「はい、まずは僕ですね。僕は地上部隊の陸士104部隊の陸戦魔導師

 ディスティン・ウェストレークです。そしてこちらが・・・」

 

そう言ってディスティンがとなりの紫色の髪の女性を紹介しようとする。

・・・ところで髪の色が茶髪から銀髪になっているのだが・・・何時の間に・・・

フェイトがなぞに思ったのか、ディスティンの会話をさえぎり質問する。

 

「あの・・・お話中失礼ですが・・・ディスティン・・・髪の毛どうしたの?」

「あっ、あぁ。今まではこの髪の色にコンプレックスを持ってたから

 茶色に染めていたんだけど・・・皆とであって本当の自分を受け入れようと思ったんだ・・・

 だから染めたのを落として、地毛に戻したんだ・・・」

「そうなんだ・・・でもそっちのほうがかっこいいよ」

「あ、ありがとう//」

 

おぉ、なるほどそう言うことか、てか銀髪が地毛だったのか

 

「さて、話はこれぐらいにして・・・こちらが僕の上司の・・・」

「地上部隊のゼスト隊所属の捜査官。クイント・ナカジマ曹長です」

 

スバルとギンガのお母さんチースッ!

現在は生きてるんだよなぁ・・・まぁ、殺させもしないが

 

「クイント・ナカジマ・・・!?」

 

スカさん小声でなに驚いているんですか・・・?

・・・あぁ、ノーヴェはもう作られているのか・・・

ViVidで17だったけ?今だったら・・・三歳くらいか・・・?

 

だったら驚くよなぁ・・・

 

「今回はクイント曹長は僕の保護者というか、責任者としての同行で

 作戦自体には関わりません。僕も似たようなものですが・・・」

「ディスティンくん空中戦できないし・・・今回被害も考えてあの世界だしね・・・」

 

あの世界というのは第78無人世界「アクアボリス」のことだ。

この星は地表が見える部分が全くない・・・つまりは地表全体が海なのだ。

無人世界ということも入れて被害を減らすためだが・・・

地面がないため、"本来なら"ディスティンは戦えないわけだが・・・

 

「今回は結界魔法を駆使して、戦いをしやすいように

 海鳴りの町並みを再現しますから、戦えるといえば戦えますが・・・」

「最終的には・・・あれを使いますから・・・」

 

まぁ、そうだな・・・

さて、地上側の紹介・・・そして俺たちの紹介も終わり

最後にスカリエッティの紹介だ。

 

「そして最後に・・・彼が今回我が連れてきた知り合いの科学者だ」

「初めまして、私はジェイル・スカリエッティ。

 今回友人のパルキアからの紹介でここに来ている。

 よろしくたのむよ」

「あ、よろしくおねがいします」

 

そう言ってはやてはスカさんにお辞儀をする。

 

「さて、自己紹介も済んだところで作戦について説明します。

 

そう言ってリンディ提督が画面を空中に出し説明を始める。

 

「今回行う作戦は、闇の書の修復です。

 まず、魔力の蒐集をすることですが、すでにこれは完了しています。

 次にスカリエッティ氏による協力の下闇の書の防衛プログラムと

 その他のプログラムを切り離します。そのときにはやてさんが管理者権限を取り返し

 管制プログラムを分離、その後残った防衛プログラムを皆で外部フレームを殲滅。

 それでもコアが残った場合。宇宙空間まで転送魔法を使い転送。

 グレアム提督の支持の元、このアースラに取り付けられたアルカンシェルで完全消滅させます」

 

そうか・・・グレアム提督は協力することを選んだか・・・

 

「その後はスカリエッティ氏によって防衛プログラムが再生するのを防いでもらい

 作戦は成功となります。失敗ははやてさんごとこの星にクロノ執務官が現在持つ

 デュランダルにより永久冷凍封印することになります」

 

なるほどな・・・まぁ、俺たちがそろっているんだ。万が一の場合

俺とディアルガと一緒に何とかして見せるさ

 

「作戦の決行は三日後、地球時間で12月24日です。

 それまで各自準備をお願いします」

「「「「「了解!」」」」」

 

 

そして全員は各自の持ち場へと散らばっていった・・・

俺は取りあえず・・・寝るとするか・・・

 

 

 

 

 

 

 

「レイジングハートの強化ですか・・・?」

「あぁ、君が望むなら私が作ったJSライドを君のデバイスに搭載しよう」

 

パルキアが久々の深い眠りについている頃・・・

アースラのある部屋で一人の少女と一人の科学者が会話を始めていた。

内容はレイジングハートの強化である。

 

「でもわたしはマリエルさんにすでに依頼しているんですよ?」

「彼女にはすでに許可は取ってあるさ。心配しなくてもいい。

 私もデバイスマイスターの資格はきちんととっているからね」

 

きちんと・・・とはいっても実質の資料改ざんによるものだが・・・

そんなことはやった本人以外は誰も気づかないレベルのものだ。

そもそも彼の存在自体が違法な存在であるのだ。

 

「そうですか・・・だったらお願いします。いいよねレイジングハート」

《Yes,master》

「それでは・・・お渡しします」

 

そう言ってなのはは首からレイジングハートをはずし、

スカリエッティに丁寧に手渡した。

 

「預かっておくよ。明日までには返すよ」

「よろしくお願いします」

 

スカリエッティはレイジングハートを受け取った後、

今回自身に与えられた部屋へと戻っていった。

なのははそれを見届けた後、訓練のため訓練室のほうへと向かった・・・

 

 

 

 

「はい、前に頼まれたバルディッシュの強化終わりましたよ」

「あっ、ありがとうございます」

 

フェイトはそういいながらマリエルからバルディッシュを受け取った。

 

「なのはさんのレイジングハートで培ったノウハウで作ったので

 インテリジェントデバイスでも問題なく機能し、反動も少ないはずです」

「そうですか、ありがとうございます」

「いえいえ、あっ、そうだ。そのこも新しく生まれ変わったし

 新しい名前を考えてあげてもいいんじゃないかな?」

「新しい名前ですか?」

「うん、そう。全部変えるというよりは追加するといった感じで」

「そうですね。考えておきます。ね、アリシア」

「ピッカ!」

 

フェイトの言葉に彼女の肩にいるアリシアが返事を返した。

 

「これで・・・はやてを絶対に助けようね。バルディッシュ」

《Yes sir》

 

寡黙なる騎士は静かに、しかし力強く主の言葉に返事をした。

 

 

 

 

 

「どうだいレイジングハート君。調子のほうは」

《申し分ないです。JSライドも正常にリンクしています。

 しかし・・・このエネルギー炉は・・・》

「君の思っている通り、それはジュエルシード。もっとも量産型だけどね」

《そんなことが本当に可能なのですか》

「まぁね。もっとも願いをかなえる機能はないけれど・・・ただ・・・」

《ただ?》

 

レイジングハートの問いにスカリエッティは一呼吸置いて答える。

 

「ただJSライドのエネルギー量は持ち主の願いの強さに影響を受けるらしい・・・

 願いが強ければ強いほど・・・膨大な魔力が生産されていく・・・」

 

「君の主の願いの強さ・・・見させてもらうとしよう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして・・・時は経ち12月24日・・・

現在一行は第78無人世界「アクアボリス」へと来ていた。

この星は本来は地表全体が海なのだが、今回は地上戦専門のディスティンもいるので

結界を三重に張り、中に海鳴市の町並みを再現していた。

現在アースラは宇宙空間でアルカンシェルの準備をしていた

そしてはやてと守護騎士たちは、とあるビルの上で最後の仕上げの準備を始めていた。

 

「それじゃあ、始めよか・・・皆覚悟はええな」

「はい、主はやて」

「必ず、生き延びような!」

「ああ・・・そうだな・・・」

「そうです!生き残って私達は闇の書の罪を少しでも償っていくんです」

 

守護騎士たちとはやてはつかの間の雑談をしていた。

そして時はどんどん過ぎていき・・・・・・・・・・・・

 

『・・・時間だ・・・始めてくれ』

「はい」

 

モニター通信のクロノの合図とともに作戦が決行される。

 

「ほんなら、ちょうお休みな」

「はい・・・」

 

そして守護騎士達が自ら闇の書に封印される。

それによって残り三ページだった項が満たされる。

ページが満たされたことによって、闇の書は完成した。

 

そして・・・次の瞬間

 

はやてが座り込んでいる場所から魔方陣が展開される。

魔方陣の中心にある闇の書が鈍い光を放つ。

 

そして、その魔方陣は徐々に黒に・・・いや、闇に染まっていく

 

「封印・・・・・・解放・・・」

 

《Freilassung》

そう闇の書が言い放った瞬間、はやての姿が変わる。

闇の書から放たれた鈍い光を放つ鎖などが巻きつき、

あらわれたのは長い銀髪と深紅の瞳が印象的な若い女性の姿・・・

 

「・・・また、全てが終わってしまった・・・一体幾度こんな悲しみを繰り返せば良い・・・」

 

「安心して、防衛プログラム!こんな悲しみ・・・今日で、すべて終わらせるから!!」

 

《Ignition》

 

カードリッジロードとともにレイジングハートの形状は変わる・・・

杖のようなな形態「アクセルモード」からフルドライブ形態「エクセリオンモード」へと

 

「だから・・・わたしたちはあなたに勝つ!!!」

 

 

そしてこの星史上最大の戦いが・・・今始まった・・・

 

 

 

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