パルキアに転生して、着いた世界はリリカルな世界   作:DFGNEXT

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とりあえず時間が開いた隙を狙って投稿します。
今回は番外編。エピローグの描写の前の一週間をお送りします。

それではどうぞ!!


・・・キャラ紹介でアリシアすっかり忘れてた・・・




番外編1「クリスマスは祝福を 1」

 

闇の書の闇との戦いも終わった次の日の朝。

なのはは、袋を片手にはやての家に来ていた。

厳密に言えば肩に乗るフェレット状態のユーノも一緒だ。

ここに来たのは他でもない。

 

「クリスマスの・・・準備かぁ・・・」

 

そう、本日12月25日はクリスマスなのある。

昨日のイブを戦闘に費やしたなのはは今日ぐらいはゆっくりして居たかった。

ところが、闇の書を破壊したという事実は予想以上に影響が大きく、

協力者・・・という立場のなのはとユーノ・・・

そして今ここには居ないパルキアの三人以外は関係者として

管理局のほうに出向いていた。

 

そこまではいいのだが、その件で家に帰ってこられないはやてがこう言ったのだ。

 

「なのはちゃん。もし時間があるならうちでクリスマスせぇへん?」

 

一見普通に友人を誘う言葉だが、この言葉には裏がある。

そう、この言葉を言ったはやてもまた闇の書の主として

管理局へ出向しているのだ。

 

帰ってくるのは今日の夕方ぐらい・・・

つまりクリスマスの準備はできない・・・

なのにはやてがそういった理由はただ一つ。

 

「守護騎士やリインフォースにクリスマスを体験してもらいたい」

 

この願いからだ。

友人を出汁にしているようなものだが、

言いたいことは単純に帰ってくるまでに準備しておいてということだ。

 

そしてなのはは納得し合鍵を受け取って今ここに来たのだ。

ついでに手伝ってくれると言ったユーノも一緒に・・・

 

「それじゃあ、開けようか」

 

なのははそう言うと八神家の玄関のドアを開ける。

中に入ると始めてあったときとは違い、いろいろな靴が乱雑している

現在の八神家の玄関が、そこにはあった。

 

「ふふ、大分賑やかになってるね」

「そうだねなのは。でも僕は何時までフェレットモードに?」

「もう戻ってもいいよ。というよりもあの人に会えてなかったし」

 

なのはの言う『あの人』・・・というのは

ここらへんの道を通るときに会える、とある40代位のおばさんだ。

彼女はなのはと会うといつもフェレットモードのユーノを愛でようとするのだ。

 

そんなひとが居るところで人間ユーノが会ってしまうと

いろいろ面倒なことが起こりそうだと考えたなのはが

はやての家に着くまではフェレットモードで居るように指示したのだ。

 

もっともその必要はなかったのであるが・・・

 

「さってと・・・確かはやてちゃん曰く、パルキアさんに協力してもらって

 すでに装飾以外の準備はできている。そしてピザと寿司は夜来るように注文済み。

 料理もチキンやローストビーフなどすでに冷蔵庫に入れてある。

 ケーキはお母さんにお願いして今ここにある・・・」

「残りは掃除と装飾だね。僕は玄関とリビングをやるから、なのはは・・・」

「とりあえずまだ使うだろうからキッチンと・・・あとはトイレかな」

「うん、そうだね。それじゃあ、始めよう。昼までには終わらせないと

 明日は学校があるんでしょ?国語の勉強しないとね・・・」

「わかってるの・・・後二日で冬休みだからね。がんばらないと・・・」

 

そういうなのはの顔はかなり暗くなっていた。

相変わらず理系科目は満点を取っているなのはだが、

文系科目・・・とくに歴史と国語の点数がいろいろと醜いのだ。

地理は数学を絡めることができるからできる。

英語に関しては理系も必須だ。

 

よって文系科目の中でも歴史と国語に対して

なのはは深い深い苦手意識を持っているのだ。

 

逆にユーノは数学や物理はあまり得意ではない。

もちろん魔導師である以上、常人よりは遥かに得意だが、

なのはと比べるとそうでもない。というよりもなのはが異常なのだ。

 

遺跡発掘の際に計算をすることもあるが、

いまどき自分で計算なんてことはせず、全部コンピュータに任せていた。

物理に関してもわざわざ自分が覚えている必要性もない。

 

つまりはこの二人はうまく反対の分野を得意分野としているのだ。

もちろん数学のように方向性が一部一致しているものも有る。

おかげでこの二人が居る場合、大抵の疑問が解消されていた。

 

 

さて、多少無駄話をした後二人は掃除を開始する。

ユーノははやてに言われたとおりに壁に立てかけてある

『スイブルス○ーパーG2』を手に取る。

 

これは簡単に言えば掃き込み式の電気掃除機だ。

通常のハンディタイプの掃除機とは違い

一切排気が出ないこととかなり軽量なことが特徴である。

 

ちなみに通常のハンディタイプの掃除機もあるにはある。

ただ車椅子生活を一人でする以上。

どうしても通常の掃除機では掃除ができないのだ。

かといって毎日の掃除をハンディタイプの掃除機でするのは

排気や重量などを考えても車椅子のはやてには難しい。

 

よって、はやてはテレビを見ているときに偶然宣伝していた

これにホイホイ釣られてしまったのである。

もとはといえばハンディにも軽いものがあるのに

わざわざ重めの物を買ってしまった彼女が悪いのだが・・・

 

実際、便利なものですぐに使い方をマスター。

多少宣伝文句との誤差はあったものの通常の掃除機タイプもあれば

全く問題ない。やはりどちらもワンタッチゴミ捨ては便利だった。

 

ちなみにユーノがスイブル○イーパーを使い、

なのはがハンディタイプのサイクロン掃除機を使用していた。

 

「なかなか悪くないね。使い心地」

 

ミッドチルダではスクライアとしての生活が長かったため

あまり掃除機というものを使用したことはなかったユーノだが

これはこれで楽しいものだと感じていた。

 

 

 

 

そのころなのははというと、キッチン周りに掃除機をかけていた。

まめな正確なはやてが掃除をしているので見た目は綺麗なのだが、

よく見ると埃が溜まっていたり、汚れがこびり付いていたりする。

守護騎士たちも参加してはいるが、はやてがほとんどやってしまうので

こういう細かいところにいく目がまだないらしい。

 

「ふん、ふん、ふん、ふふん、ふん」

 

昔聞いたような気がする鼻歌を歌いながらなのはは掃除を続ける。

どう掃除用具を使い、どのような順番でやれば効率が良いかなどを

計算しながらやることがなのははとても楽しいのだった。

 

時間はあっという間に過ぎていった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―午前11時

 

 

掃除も大方終わり、続いて装飾を行う。

ユーノはモールとイルミネーション。

なのははクリスマスツリーの飾り付けを行っていた。

 

「クリスマスツリー・・・こんな感じでいいかな?」

 

市販クリスマスツリーにさまざまな装飾品を飾りつけるなのは。

全体的にシンプルに・・・しかし色合いはカラフルに・・・

などといったコンセプトでなのはは飾り付けを続ける。

 

昼食前には終わらせなければならないので

急いで準備をしている二人、そんななか・・・

 

 

~~~~~~~~~~~~♪

 

 

なのはの携帯電話の着メロ『OVERLAP』が鳴り響いた。

なのははポケットから携帯電話を取り出すと画面を見る。

 

「はやてちゃんからか・・・」

 

なのははそう言うとはやてからの電話に出た。

 

『あっ、もしもしなのはちゃん?私やけど』

「・・・すみません。わたしの知り合いに

 私という人はいらっしゃらないのですが・・・」

『定番ネタやな・・・普通に八神はやてや』

「はいはい、それではやてちゃん。何のよう?」

『あぁ、それなんやけど。今日のクリスマスパーティーで

 プレゼント交換やろうと思ってなぁ。

 大方準備が終わったらプレゼント用意しててほしいんよ。

 私たちはこっち(ミッド)で買ってくるから』

「うん、わかった。ユーノくんにも伝えておくよ」

『ありがとなぁ、よろしくで。それじゃあね。なのはちゃん』

「じゃあね。はやてちゃん」

 

そう言うとなのはは通話をきる。

なのはが折りたたみ式の携帯電話を閉じると

となりに来ていたユーノが誰からと聞く。

 

「はやてちゃん。今日のパーティーでプレゼント交換するんだって」

「なるほど・・・それじゃあ、僕も一回ミッドに戻って持ってこようかな」

「うん、お願い。わたしは午後デパートにでもよって買ってくるよ」

 

なのはたちは取りあえずは納得し、早く作業を終わらせることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―デパート

 

 

作業を終え、ユーノとともに昼食を食べたあと

なのははユーノと別れ、隣町に有るデパートに来ていた。

 

「・・・とは言ったものの・・・どういったものがいいかな・・・?」

 

なのはは悩んでいた。

プレゼント交換会はすずか、アリサと行ったことはあるが、

そのときのプレゼントはパルキアのアドバイスありきだった。

 

パルキアと出会い。数学にはまってしまっていたなのはは

こういう一般的な贈り物をどうすればいいか悩んでしまっていた。

感性が人と違うのだ。アリサやすずかがくれたプレゼントを参考にもできるが

必ずそこには自分の意思が入ってしまいいつもパルキアに厭きられていた。

 

「う~ん・・・なにがいいかなぁ・・・」

 

悩み続けるなのは・・・

店員に聞いても良いが、なのははその考えを捨てた。

今回くらいは自分だけで選びたい。

 

なのははそう思いながら胸の青い石を握る。

 

「そうしなきゃ・・・ナハトに顔向けできないもんね」

 

そう思ったときなのはは視野の端にあるものを見つけた。

 

「これは・・・いいかも!!」

 

そう言うとなのははそれを手に取ると

意気揚々としながらレジへと持っていくのだった。

 

 

 

 




ちなみに苦手と言っても魔導師なのでユーノくんは一般人より数学できます。
なのはが異常なだけです。
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