パルキアに転生して、着いた世界はリリカルな世界 作:DFGNEXT
決闘がデュエルと自然に読めなかった方は今回の話はあまり深読みしないで
流す程度、あくまでもなのはとレヴィが楽しくゲームをしたという
程度だけ理解して、決闘部分は読み飛ばしたほうが良いと思います。
今回の決闘部分は自分としては実験色が非常に強く
いろいろな書き方を試しているので、非常に読み難いと思います。
もしそれでも呼んでくださった方がいらっしゃったら、
ぜひ書き方のご教授をいただきたいです。
それではどうぞ!!
デュエルスタンバイ!
「さあ、
「ギラーッ!」
二人の元気な声が、高町家の玄関で響く。
なのははそんな二人を見ながら、ニコニコした顔で迎え入れる。
「いらっしゃい。レヴィ。ラティオ」
「ギラッ!」
「ふふふ、今日こそこの僕のデッキでなのはに勝ーーつッ!!!」
レヴィは声を荒げながら、そう言って手に持つカードの束を見せつけた。
レヴィが持っているカード・・・それは某ギネス登録カードゲーム「遊戯王OCG」だ。
「うん、わたしも負けないよ」
そう言いながら、なのはも懐からデッキを取り出した。
背面に描かれた茶色い渦のような模様が印象的だった。
斯く言うなのはも遊戯王の大ファンだった。
もともとなのはがパズルに関する本を本屋の店員に頼んだところ
その店員が何を勘違いしたのか、「文庫版遊戯王」を持ってきたことが始まりだった。
なのはも最初に表紙を見たときは半信半疑。
つい乗せられるように買ってしまって、中身を見た時も最初は落胆していた。
しかし、読み進めているうちについついはまってきてしまい。
今ではアニメも全シリーズ見終わるという、完全な遊戯王ファンになっていた。
その中でカードのほうにも手を出していたのだ。カードゲームの戦略や先読みプレイ。
それらがなのはのパズル好きやバトルマニア要素に偶然にもマッチしていたのだ。
二日前にレヴィが遊びに来た時にこのことをなのはが教えたところ、
レヴィのほうもはまってしまい。今では二人で決闘するのが日課だった。
それが日課になっている時点でなのはははやてとフェイトを笑えないわけだが、
なぜかなのはは「ガンダム」だけ、妙に嫌悪感を示していた。余談だが・・・
「お前たち、玄関でそんなことしてないでさっさと入ったらどうだ」
「あっ、ナハト!オイッスーッ!!」
そのときちょうど皿洗いがすべて終わったナハトがエプロンを片手に玄関にやってきた。
なのはとレヴィが玄関から全く動く気配がなかったので様子を見に来たのだ。
「あぁ、元気そうだな。レヴィ」
「ナハトも元気そうでよかったよ。クロハネはどっかいっちゃうし、
王様やシュテルたちは自分たちだけで盛り上がってるし」
「まぁ、あいつらも外の空気に触れて楽しんでいるんだろう。
それよりも早く中に入ればいい。そこに突っ立ていても迷惑なだけだ」
「そうだね。じゃ、おっじゃましまーす!!」
元気よくナハトに返事をした後、レヴィは手を上げながら高町家へと御邪魔した。
これから始まるのは(本人たちにとっては)真剣勝負。まさに
二人がリビングのテーブルに向かう中、ラティオとナハトはまた違うテーブルに座る。
そしてナハトが取り出したのは緑色で縦横8x8のマス目に区画された正方形の盤。
まあ、つまりリバーシ(オ○ロは登録商標なのでこちらに統一)の盤だ。
これも二日前に遡るのだが、レヴィがデュエルにはまっていたころ、
ラティオもまたナハトが一人寂しくプレイしていたオセロに興味を持ち、
このゲームならば喋る必要はないので彼でも遊べたのでナハトが教えてあげたのだ。
今ではレヴィたちがデュエルをする中、
翼を器用に使い、ラティオもリバーシをナハトと楽しんでいたのだ。
「ふふふ、さあ、いくぞラティオ」
「ギラーッ!!」
リバーシの準備も終わり、ナハトとラティオもテーブルに向かい合う。
なのはとレヴィ、そしてナハトとラティオ。
今ここに四人による死闘(笑)が始まろうとしていた。
◆◆◆◆
「ふふ、さてと。準備も終わったし、始めようかレヴィ」
「うん、今度こそ僕が勝利するんだ!!」
お互いに闘気を纏いながら向かい合う二人(テーブルで)
特にレヴィの目にはメラメラと燃え盛る炎が見えていた。
なのはのほうはあくまでもゲームなので、真剣にプレイするが
レヴィほど燃え盛っているわけでもなかったが・・・
お互いにデッキをカット&シャッフル
(カット:デッキをいくつか分割し入れ替えること)
(シャッフル:ここではヒンズーシャッフルのこと)
なのはは普段一人プレイをするときにはディールシャッフルを行うが、
今回は対戦なので、速度重視でヒンズーシャッフルでカードを混ぜた。
充分混ぜ終わった後に、お互いにカットし、そしてカードを五枚ドローした。
そしてお互いにサイコロを手に持ち、同時に叫んだ。
「「運命の~ダイスロール!!」」
その言葉とともにサイコロがお互いの手から離れ、テーブルを転がっていった。
ちなみに二人がわざわざルールにもない声を上げているのには一応理由がある。
なのははOCGプレイヤーだが、アニメや原作の影響が強い。
レヴィはもともとそういう性格だったので、いつも決闘は闇のゲーム状態だった。
(闇のゲーム:この場合、某笑顔動画あたりで流行っているテンションが高い決闘
特徴として
「通常の決闘よりテンションが高い」
「魔法や罠、モンスター効果を原作のように読み上げる」
「先攻後攻を決める際、運命の~と叫ぶ」
等をノリノリでやること。はたから見てるとぶっちゃけ痛いが、
やっているときは妙に気分が良い決闘。ご近所迷惑にならない様に・・・)
転がっていったサイコロはやがてお互いにぶつかり合い、その勢いを失っていく。
そしてその動きが止まった時、天に向けてその面に描かれた数が二人の目に映る。
なのは:5
レヴィ:6
結果はほんのわずかの差でレヴィが先攻になった。
「よし、僕が先攻だね」
「うん、よろしくレヴィ。さあ、いくよ」
「「デュエルッ!!!!!」」
「いくっよー・・・僕のターン。ドロゥー!!」
独特の発音をしながら、レヴィがデッキからカードを一枚ドローした。
レヴィデッキ:34
なのはデッキ:35
「よし、僕はまずフォトン・スラッシャーを特殊しょーかーん!!」
レヴィが特殊召喚したのは大きな大剣を持った
フォトンの戦士「フォトン・スラッシャー」
体の色が水色で名前に自信と同じスラッシャーが存在する。
レヴィは名前や色ですぐに気に入り、レヴィのエースモンスターだ。
「このモンスターは自分フィールドにモンスターがいなければ特殊召喚できる!
そして僕はフォトン・サンクチュアリを発動!
このカードはフォトントークンを二体僕の場に特殊召喚できる。
このターン光属性以外のモンスターを召喚できなくなるけど」
フォトン・サンクチュアリの効果が発動し、光属性以外の召喚行為を制限する代わりに、
レヴィはフォトントークンを自分の場に守備表示で2体特殊召喚する。
「でも今の僕には関係ない。もひとつ召喚フォトン・クラッシャーを通常召喚!
そしてフォトン・スラッシャーとフォトン・クラッシャーでオーバーレイ!
二体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!!
僕の前に現れろ! 輝光帝ギャラクシオン!!」
フォトンと名の付いた二体のモンスターをエクシーズ素材として
レヴィは輝光帝ギャラクシオンをエクシーズ召喚する。
「そして輝光帝ギャラクシオンの効果発どー!
オーバーレイユニットを二つ取り除いて・・・デッキから特殊召喚だ!!」
「はは。レヴィ大分手札が良かったみたいだね
もう、あのカードを並べちゃうんだ」
「ふふ、いくよー」
そういうとレヴィは目を閉じながら、口上を唱えていく。
「闇に輝く銀河よ、希望の光となりて僕の僕に宿れ!
光の化身、ここに降臨! 現れろ、
アニメのセリフを少しだけ改変したセリフを言いながら、
レヴィはデッキから銀河眼の光子竜を攻撃表示で特殊召喚した。
銀河眼の光子竜:攻撃力3000 守備力2500
「すごいよ、レヴィ。二日目でここまで成長してるなんて!」
「ふふ、なのはの教え方が良かったからだよ。
でもでも、まだまだ褒めるのはここからだよぉ~!」
チチチッと人差し指を立てて振りながら、レヴィはそう言った。
まだまだ手札は三枚も余っているのだ。
「いくよ。なのは!
僕はフィールドの二体のフォトントークンをリリース!
現れろ!もう一体の・・・銀河眼の光子竜!!!」
「すごいいい手札だね。手札四枚消費で銀河眼の光子竜二体に
輝光帝ギャラクシオンを召喚。総攻撃力は8000.1KILL圏内だね」
なのはは初めて二日ばかりで、手札消費を四枚に抑えながら
高攻撃力モンスター三体を並べたレヴィを褒めた。
個人的に言えば、フォトン・サンクチュアリと二体目の銀河眼の光子竜は
後々のためにとっておいた方が良かった気もしていたが、まあ黙っておいた。
「どう、すごいでしょー!今日こそ僕はなのは、君に勝つ!
僕はカードを一枚伏せて、ターンエンド!」
レヴィデッキ:33
なのはデッキ:35
レヴィの場
モンスター
銀河眼の光子竜 銀河眼の光子竜 輝光帝ギャラクシオン
魔法・罠
伏せカード一枚
ターン以降:レヴィ→なのは
「ふふ、でも残念。強くなってきているけど・・・
私に勝つのはまだ早いよ。私のターンドロー!!」
そう言いながら、なのははデッキからカードを一枚ドロー
そしてすぐさまモンスターを召喚・・・せずに魔法カードを発動する。
レヴィデッキ:34
なのはデッキ:34
「私は手札から調律を発動。デッキからジャンク・シンクロンをサーチ。
デッキをシャッフルして、デッキトップからカードを一枚墓地へ」
なのはは調律の効果により、ジャンク・シンクロンをデッキから手札に加え、
デッキトップからエフェクト・ヴェーラーを墓地に送る。
「へへーん。やったね。やっかいなエフェクト・ヴェーラーが墓地に落ちた!」
「・・・・・・・・・そして調和の宝札を発動。
このカードは手札の攻撃力1000以下の
ドラゴン族チューナーモンスターを墓地に捨てることで
デッキからカードを二枚ドローできる。
私はセイヴァー・ドラゴンを捨てて、二枚ドロー」
レヴィの言葉を気にせずになのははカードをドローする。
レヴィデッキ:34
なのはデッキ:30
そしてドローしたカードを見て、にやりと少し笑った。
「・・・?」
「ふふ、ちょっとかぶるようでごめんね。
私はフォトン・スラッシャーを手札から特殊召喚!」
「ちょ、えええええええ!!」
なのはもレヴィと同じくフォトン・スラッシャーを特殊召喚する。
自身のエースモンスターを召喚されてしまったレヴィはご立腹だ。
「ひどいよ、なのは! それ僕の!」
「ひどくないよ。カードが被るのはよくあることだからね。
続けるよ。手札からジャンク・シンクロンを召喚。そして効果発動!
召喚時、墓地からレベル2以下のモンスターを効果を無効にして
表側守備表示で特殊召喚する。私はエフェクト・ヴェーラーを特殊召喚!」
手札を二枚消費して場に一気にモンスターを三体並べるなのは。
だが、なのはのターンはまだ終わらない。
「さらに場にモンスターが特殊召喚されたことで私は手札から、
ドッペル・ウォリアーの効果発動!このモンスターの効果!
自分の墓地に存在するモンスターが特殊召喚に成功した時、
このカードを手札から特殊召喚する事ができる。
さらにこのカードがシンクロ召喚の素材として墓地へ送られた場合、
自分フィールド上にドッペル・トークン2体を攻撃表示で特殊召喚する事ができる」
「そ、そのカードは・・・」
レヴィは戦慄していた。ドッペル・ウォリアー・・・
このカードはなのはの大会用デッキのキーカードだったからだ。
「ふふふふ、さぁ・・・行くよ・・・そっちがエクシーズなら・・・
こっちは・・・・・・シンクロ召喚だよ!!
私はレベル2のドッペル・ウォリアーに
レベル3ジャンク・シンクロンをチューニング!!
集いし星が、新たな力を呼び起こす。光さす道となれ!シンクロ召喚!
いでよ、TG ハイパー・ライブラリアン!」
なのははあえてアニメのジャンク・ウォリアーのシンクロ口上で
TG ハイパー・ライブラリアンをシンクロ召喚する。
シンクロ口上を変えたのは、なのは曰くノリ
「うげ、そのカードは・・・」
「ドッペル・ウォリアーの効果を発動するよ!
私はドッペル・トークン二体を攻撃表示で特殊召喚!
まだ終わらないよ。
レベル1エフェクト・ヴェーラーにレベル1ドッペル・トークンをチューニング
集いし願いが新たな速度の地平へ誘いざなう。光さす道となれ!シンクロ召喚!
希望の力、シンクロチューナー、フォーミュラ・シンクロン!
そしてTG ハイパー・ライブラリアンの効果発動!
さらにフォーミュラ・シンクロンの効果をチェーン発動!」
なのははライブラリアン、フォーミュラ・シンクロンの順でチェーンを積む。
「シンクロ召喚時デッキからカードを一枚ドロー!
シンクロ召喚されたのでデッキからカードを一枚ドロー!!」
レヴィデッキ:34
なのはデッキ:28
二体のコンボで一気に手札を五枚にまで戻すなのは。
だがもちろん、本気のデッキではないとはいえなのはのターンは終わらない。
このデッキの恐ろしさはこれからだった。
「さらに私は手札から魔法カード「ワン・フォー・ワン」を発動!
このカードは手札のモンスターを墓地に送ることでデッキから
レベル1モンスターを特殊召喚できる。私はボルト・ヘッジホッグを墓地に送り
デッキからレベル・スティーラーを特殊召喚!!」
レヴィデッキ:34
なのはデッキ:27
「そしてレベル1レベル・スティーラーとレベル1ドッペル・トークンに
レベル2フォーミュラ・シンクロンをチューニング
シンクロ召喚!!魔界闘士 バルムンク!!
そしてライブラリアンの効果でカードを一枚ドロー。
さらに手札から、死者への供物を発動!
このカードはフィールド上のモンスター一体を破壊できる!
もっとも・・・次のターンドローできなくなるんだけどね」
「もしかして・・・僕の銀河眼の光子竜を・・・・・・?」
「ううん、違うよ。レヴィ」
「へっ?」
てっきりその効果で銀河眼の光子竜を破壊すると思っていたレヴィ。
だが、なのはの作戦はそんなものをはるかに上回る・・・というよりも
かなり斜め上をいく戦法だった。
「私が破壊するのは・・・魔界闘士 バルムンク!!」
「ええええええええええ!? なんでー!?どうしてー!?」
「ふふ、私の決闘は常に常識の斜め上を目指す・・・バルムンクの効果・・・
このカードがカードの効果によって破壊され墓地へ送られた時、
自分の墓地からレベル4以下のモンスター1体を選択して特殊召喚できる。
私が特殊召喚するのはフォーミュラ・シンクロン!!
そしてレベル4フォトン・スラッシャーに
レベル2フォーミュラ・シンクロンをチューニング!!
シンクロ召喚!!C・ドラゴン!!」
「そんなコンボがあったなんて・・・」
「ふふ、まあ、普通だと物凄くディスアドだけどね・・・
ただ、まだここで終わりじゃないから挽回できる!
私は手札から魔法カード貪欲な壺を発動!!
このカードは自分の墓地のモンスター5体を選択して発動。
選択したモンスター5体をデッキに加えてシャッフルした後、
デッキからカードを2枚ドローする。
私が墓地から選択する五枚は
ジャンク・シンクロン
フォーミュラ・シンクロン
魔界闘士 バルムンク
ドッペル・ウォリアー
救世竜 セイヴァー・ドラゴン
この五枚のうち三枚をデッキに、残りをエクストラデッキに戻してシャッフル」
なのははジャンク・シンクロン、ドッペル・ウォリアー、救世竜 セイヴァー・ドラゴン
この三枚をデッキに戻してシャッフルする。何もできないレヴィが唖然としている中
なのははデッキからカードを二枚ドローする。
レヴィデッキ:34
なのはデッキ:26
なのは手札5枚
「そしてドロー!! よしっ! ねぇ、レヴィ」
「え、なになに・・・?」
「聞かせてあげるよ。レヴィ・・・このデュエル・・・
あなたに次のターンは回ってこないよ」
「な、なんだってー!?」
なのはのワンターンキル宣言に驚くレヴィ。
そしてなのははその宣言の通りにカードたちを回していく。
「私は手札から魔法カード死者蘇生を発動。
墓地からエフェクト・ヴェーラーを特殊召喚
さらにレベル・スティーラーの効果発動
ライブラリアンのレベルを一つ下げて、このモンスターを墓地から特殊召喚」
なのはの場
モンスター
ライブラリアン、C・ドラゴン、エフェクト・ヴェーラー、レベル・スティーラー
「行くよ、レヴィ。私はレベル1のエフェクト・ヴェーラーに
レベル1レベル・スティーラーをチューニング!!シンクロ召喚!!
希望の力、シンクロチューナー。フォーミュラ・シンクロン!!
フォーミュラ・シンクロンの効果とライブラリアンの効果で二枚ドロー」
なのはの手札6枚
「そして場にチューナーが居るので墓地からボルト・ヘッジホッグを特殊召喚!
さらにレベル6C・ドラゴンにレベル2フォーミュラ・シンクロンをチューニング!
星海を切り裂く一筋の閃光よ!!魂を震わし世界に轟け!!
シンクロ召喚!!!《閃こう竜 スターダスト》!!!!
シンクロ召喚に成功したのでカードを一枚ドロー」
閃こう竜 スターダスト
シンクロ・効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分フィールド上に
表側表示で存在するカード1枚を選択して発動できる。
選択したカードは、このターンに1度だけ
戦闘及びカードの効果では破壊されない。
この効果は相手ターンでも発動できる。
※「こう」は機種依存文字のためひらがなにしています。正しくは玉部に光。
「げげ、そのカードって一度だけ破壊をまぬがれるやつ・・・」
「そう、ちゃんと覚えてるんだねレヴィ。でもまだまだぁ!
私は手札からアイアンコールを発動!
このカードは自分の場に機械族モンスターが存在する場合に発動できる。
自分の墓地のレベル4以下の機械族モンスター1体を選択して特殊召喚する。
私が召喚するのはフォーミュラ・シンクロン!!」
「な、なんかいソイツ出てくるんだよ~!というよりアイアンコールって
なのはのデッキと全くシナジーないじゃないかぁ~!」
「だって制限カードのフォーミュラ・シンクロン使いまわすんだもの。
エクストラに機械族は一応いるから、回れば腐るカードでもないしね。
さらに私は星屑のきらめきを発動!!
墓地のエフェクト・ヴェーラー、レベル・スティーラー、フォトン・スラッシャー
この合計レベル6の三体を除外して、墓地からC・ドラゴンを特殊召喚!
そして・・・覚悟はいいレヴィ?」
「ふぇ?・・・・・・あっ・・・・・・」
なのはの言葉に改めて場を見渡してレヴィは気づいた。
ライブラリアンはレベルが1下げられて4
C・ドラゴンはレベル6・・・そしてフォーミュラ・シンクロンはレベル2・・・
レベル合計12・・・そしてすべてのモンスターがシンクロモンスター!
「ま、まさか・・・」
「ふふ、銀河眼の光子竜二体を一ターンで並べたのは褒めるけど
一ターンでこれだけ回せなきゃまだまだ。もっとも大会だと
思考時間が3分間しかないからこのデッキじゃ無理だけどね。
じゃあ、行くよ・・・私は
レベル4となったTG ハイパー・ライブラリアンと
レベル6C・ドラゴンにレベル2フォーミュラ・シンクロンをチューニング!!
集いし星が1つになるとき、新たな絆が未来を照らす! 光さす道となれ!
リミットオーバー・アクセルシンクロォオ! 進化の光・・・・・・
シューティング・クェーサー・ドラゴン!!!!」
シューティング・クェーサー・ドラゴン
シンクロ・効果モンスター
星12/光属性/ドラゴン族/攻4000/守4000
シンクロモンスターのチューナー1体+チューナー以外のシンクロモンスター2体以上
このカードはシンクロ召喚でしか特殊召喚できない。
このカードはこのカードのシンクロ素材とした
チューナー以外のモンスターの数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃する事ができる。
1ターンに1度、魔法・罠・効果モンスターの
効果の発動を無効にし、破壊する事ができる。
このカードがフィールド上から離れた時、
「シューティング・スター・ドラゴン」1体を
エクストラデッキから特殊召喚する事ができる。
「シュ、シューティング・クェーサー・ドラゴン・・・・・・」
「そして閃こう竜 スターダストの効果。
対象はシューティング・クェーサー・ドラゴン!!
これでクェーサーは一度だけ破壊されないよ」
「えっ?それに何の意味があるの・・・?」
「こういうこと。私は手札からブラック・ホールを発動!!」
「えっ、ちょ、まってまって」
「発動しないのなら待たないよ。ブラック・ホールの効果!
スターダストに守られたシューティング・クェーサー・ドラゴン以外。
場のモンスターを粉砕!玉砕!!大喝采!!!ってね」
「ああああ・・・・・・」
そんなレヴィの叫び声もむなしく響くだけに終わり、
なのはのシューティング・クェーサー・ドラゴン以外の場のモンスターは
なのはの発動したブラック・ホールによって全滅する。
そしてがら空きとなったレヴィになのはは攻撃を仕掛ける。
「これで止め!手札に何かありますか?」
「う、うう・・・何もない・・・」
クェーサーの効果により、レヴィの伏せカードは意味をなさない。
そしてレヴィの残りの手札に起死回生のカードは存在していなかった。
「それじゃあ、クェーサーで二回攻撃。合計8000ダメージっと」
「ぬわあああああーっ!!」
レヴィLP:8000→0
◆◆◆◆
熾烈を極めた戦い(なのははかなり手加減)の勝者は
デッキをぶん回したなのはに軍配が上がることとなった。
「うう、ひ、ひどい・・・まさかワンターンキルしてくるなんて・・・
しかも大会用じゃない手加減デッキで・・・僕の心が傷つくよ・・・」
「ごめんなさい。でもレヴィも強くなってるよ。
きちんとカードのシナジーを考えて展開もしているし、
カードの出す順番も問題ないよ・・・ちょっと展開が先攻にしては早すぎたけどね」
「むー・・・まだまだなのはの域には遠いか・・・」
「それは当然だよ。私はもう何年もやってるからね」
なのはがこのゲームを知ったのは今日から逆算して約3年前。
実際に大会に出るようになって2年目なので、わずか三日の
レヴィがそう一朝一夕に勝てる相手なはずがなかった。
「そちらも終わったか、やはり勝ったのはなのはだったか」
「そっちも終わったんだ。どうラティオ強くなってた?」
そう言いながら、なのはは二人がプレイしていた盤を見る。
そこに繰り広げられていたのは・・・・・・
○○□□□□□□
○○○□□□□□
○○○○○○□□
○○○○○○□□
○○○○○○□□
○○○○○○□□
○○○○○□□□
○○○○○□□□
「って、白一色!!?」
なのははその現状に心底驚いた。
リバーシでは黒と白に有利不利は一応ない。
あえて言うならば敵が弱い。あるいは互角ならば黒が有利なのだが、
相手が強いのであれば終盤に保険がかけられる白が有利と言える。
そのため二人の対決では(一応)上級者であるナハトが黒。
初心者であるラティオが後攻である白とあらかじめ決めていた。
つまり今回だけそのルールを変えていないのであれば、
今回負けたのはナハト。しかもレベルに差がないとできにくい
ゲーム中盤での白一色という展開によってだ。
ふとなのはは隣にいたナハトを見る。
良く見れば体はプルプルと震えていて、どこか心ここに有らずといった感じだ。
というよりも真っ白な燃え尽きた灰になっていた。
なのはは咄嗟に中指を親指で抑え、力を入れて親指を離す。
一瞬で加速されたなのはの中指は吸い込まれるようにナハトに額に命中した。
「あでっ!?」
「ナハト。起きた?」
「あ、あぁ・・・まさか私が負けるとは・・・・・・
ラティオ・・・ひょっとして家でも脳内シミュレーションを・・・?」
「ギラッ!」
ナハトの言葉にラティオは首を下に下げて肯定の意を示した。
なのははその様子を見て、改めて人形サイズラティオがかわいいと認識する。
そんなラティオを見ながら、自分の実力がまだまだ低かったと悟ったナハト。
彼女は場の空気に流されるように爆弾発言を言い放っていく。
「くっ、私も修行の旅に出たほうが良いのか・・・?」
「ナハトまでリインフォースさんみたいなこと言わないでよ!」
厳密に言えば、リインフォースが家を出たのは修行の旅ではないが。
「ほんとだぞー。クロハネみたいになったらラティオが怒るぞ」
「ラティオだけか・・・」
「ギラッギラッ」
結局なのはたちの決死の説得(わりかし冗談こみ)により、
ナハトヴァールの家出は阻止される。
その後は再び白熱の決闘がチャイムのなる五時まで高町家で繰り広げられたのだった。
「地縛神 Wiraqocha Rascaでダイレクトアタックッ!!!!」
「みぎゃあああああああー!!?」
今日も高町家は平和である。・・・多分・・・
レヴィの初期手札
銀河眼の光子竜 フォトン・スラッシャー フォトン・クラッシャー
フォトン・サンクチュアリ オネスト リビングデッドの呼び声
なのはの初期手札
調律 調和の宝札 救世竜 セイヴァー・ドラゴン ブラック・ホール
ワン・フォー・ワン 死者への供物
今回二人が使用したデッキレシピ
レヴィデッキレシピ
モンスターカード×21
オネスト×1
銀河の魔導師×2
召喚僧サモンプリースト×2
聖鳥クレイン×1
フォトン・スラッシャー×3
BF-精鋭のゼピュロス×1
霞の谷のファルコン×2
クリフォトン×1
銀河騎士×2
銀河眼の光子竜×2
ガーディアン・オブ・オーダー×1
ライトロード・パラディン ジェイン×1
フォトン・クラッシャー×2
魔法カード×11
大嵐×1
銀河遠征×2
死者蘇生×1
トレード・イン×1
フォトン・サンクチュアリ×1
ブラック・ホール×1
サイクロン×2
月の書×1
銀河零式×1
罠カード×8
激流葬×1
奈落の落とし穴×1
リビングデッドの呼び声×3
神の警告×1
神の宣告×1
エクシーズ・リボーン×1
エクストラデッキ×15
輝光帝ギャラクシオン×1
ヴェルズ・ウロボロス×1
ガガガガンマン×1
輝光子パラディオス×1
ダイガスタ・エメラル×1
電光千鳥×1
No.16 色の支配者ショック・ルーラー×1
No.39 希望皇ホープ×2
CNo.39 希望皇ホープレイ×1
No.50 ブラック・コーン号×1
ラヴァルバル・チェイン×1
聖刻神龍-エネアード×1
No.107 銀河眼の時空竜×1
超銀河眼の光子龍×1
なのは手加減用デッキ
モンスターカード×20
レベル・スティーラー×1
ボルト・ヘッジホッグ×1
ドッペル・ウォリアー×1
ダンディ・ライオン×1
スターダスト・シャオロン×2
バトルフェーダー×2
フォトン・スラッシャー×2
救世竜 セイヴァー・ドラゴン×2
ジャンク・シンクロン×2
デブリ・ドラゴン×2
カメンレオン×2
エフェクト・ヴェーラー×2
魔法カード×13
大嵐×1
おろかな埋葬×1
死者蘇生×1
アイアンコール×1
増援×1
調律×1
調和の宝札×1
ブラック・ホール×1
貪欲な壺×1
星屑のきらめき×1
ワン・フォー・ワン×1
サイクロン×1
死者への供物×1
罠カード×7
スターライト・ロード×1
聖なるバリア-ミラーフォース-×1
リビングデッドの呼び声×2
神の宣告×1
安全地帯×1
ウィキッド・リボーン×1
エクストラデッキ×15
スターダスト・ドラゴン×2
閃こう竜 スターダスト×1
レッド・デーモンズ・ドラゴン×1
セイヴァー・スター・ドラゴン×2
セイヴァー・デモン・ドラゴン×1
TG ハイパー・ライブラリアン×1
C・ドラゴン×1
フォーミュラ・シンクロン×1
シューティング・クェーサー・ドラゴン×1
魔界闘士 バルムンク×1
アームズ・エイド×1
A・O・Jカタストル×1
A・O・Jディサイシブ・アームズ×1
なのはの場合、このデッキは大会用ではありませんが、
本来は嫁?カードであるセイヴァー・スター・ドラゴンを召喚するデッキです。
ただし本物の嫁?デッキはまた別にあり、これはあくまでも大会用のをリファインして
まだまだ初心者であるレヴィに合わせたデッキです。
さて、次回は八神家&紫天一家の描写です。
ちなみに後日談編はパルキアが帰ってくるまでの四部と
パルキアが帰ってきてからの小学校編を予定しています。
その後はオリジナル編を経て、なのは高校生活編です。