どうも皆さんこんにちは。片岡 空でございます。
今日は記念すべき仮入隊の日です。楽しみですね。
とりあえずトリガーは孤月にしました。今のところ一番使いやすいものらしいので、バイパーがくるまでは。
予定としては、①孤月でB級に上がる。②出水がバイパー作る。③バイパーのポイントを孤月レベルまで上げる。④孤月捨てる。です。
アステロイドを使うのでもよかったのですが、今後のことを考えると早めにB級に上がっておきたかったので、不本意ながら孤月にしました。
おっと、周りがざわついてますね。いつの間にかもう訓練が始まるようです。
攻撃手は……、原作では嵐山隊が訓練監督をしていましたが、3年前はどうなのでしょう。
ちなみに夕ちゃんは狙撃手なので、基地の中でも違う部屋に行ったようです。
「初めまして。訓練監督を務める嵐山だ。よろしく」
おお、嵐山さんですね。時枝さんはいないようですが。
「仮入隊おめでとう。さて、君たちにはまず一通り訓練を受けてもらおうと思う。あまり深く考えず、気楽にやってみてくれ」
あれ、思ったよりキャーキャーしてませんね。あぁ、まだ嵐山隊としてメディア対応してるわけじゃないからですか。どちらかというと、「あ、あの人かっこよくない?ヒソヒソ」的な声が多い感じです。
というかそもそも、ボーダー入隊希望の方が思ったより少ないです。まあ言ってしまえば得体の知れない敵と戦うとかわけわからないですし。テレビとか見てても広報戦略もまだまだのようなので、当然と言えば当然でしょうか。根付さん、ファイトです。
さあ、私の番のようです。特にチートも持たない転生者、ボーダーの訓練に挑もうと思います。
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結構難しいです。
なんか原作だと空閑君とかがサクッとやってるじゃないですか。いや、なかなか難しいですよ。
一応全訓練上位陣には入れました。レーダーとか地形踏破とかはバイパー用の能力のおかげでトップです。
チートはないといったな。あれは嘘だ。ごめんなさい。
「よし、これで一通り訓練を受けてもらった。とりあえず、仮入隊の間はこの訓練をこなすことになる。好成績を納めた者には本入隊時に少々有利になるため、各自工夫して上位を狙ってくれ。今日はここまで。基地を見学するなり、帰って疲れをとるなり自由だ。お疲れ様」
終わりましたね、どうしましょうか。やることもありませんし、夕ちゃん待ちながら原作キャラに絡みにでもいきますか。
この頃だと誰がいるんでしょう。まあ目についたひとで……って、あれは辻君ですかね。
私みかみかと同期を狙ってボーダーに入隊したので、もしうまく同期になれてれば、辻君とも同期になるんですよね。
同期になれれば関わりも増えてくれるかなっていう淡い期待ですね。とりあえず作戦成功ということで。
特段好きなキャラでもなかったですが、No.1射手二宮さんとのつながりになりそうですし、女の子に囲まれて困ってそうなので助けてあげましょう。
「辻君。お待たせしました。一緒に帰りましょう?」
うわぁ、女の子たちの目線がこっちに。それも、なんだこいつ的な目ですねこれは。でもいいんです。見た感じ原作キャラじゃないですし。絡まないならなんと思われてようがいいんです。いいんですよ。(少し辛い)
さあ。このチャンスに乗って、離脱しますよ!辻君!
「えっと、誰?なんで俺の名前知ってるの?」
オイこら、あなたなに人のナイスアシストガン無視してるんですか?
はーん、そういうことするんですね。もう知りません。あなたなんて女の子にもみくちゃにされてしどろもどろしてればいいんですよ。
とはさすがに言えず。
「すみません。辻君は私と先約がありますので」
「え、でも今辻君あなたのこと誰って……」
「すみません。先約ですので」
と言ってとりあえず辻君を引っ張り逃げます。
なんか当の辻君は引っ張られて痛そうにしてますが、知りません。
こんな人が将来時枝さんと並ぶくらいの名アシストとか、想像つきませんね。
転生者、余計なことに首を突っ込んでしまいました。
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「さてと、とりあえず撒けたかな」
割と女の子達が食い下がってきたので、スタコラサッサと逃げてきたわけですが。
「あの、君は……?」
「私はあなたの同期で入りました、片岡 空といいます。こんにちは、辻君」
「こ、こんにちは。あの、なぜ俺の名前を?」
細かい男ですね。適当にごまかしましょう。
「訓練で名前を聞いたからですよ」
「あぁ、なるほど。それで、さっきはありがとう。助かった」
「ええ、いいんですよ。私が助けに入ったのを無視して『えっと、誰?』とか言われても全然気にしてません。そもそも初対面であのタイミングで話しかけたのが悪かったですね。女の子に囲まれてさぞ嬉しかったでしょうに、邪魔に入ってほんと申し訳ないですね」
「ご、ごめん……」
はぁ、まあいいです。こんな男いじめても楽しくないですし、許してあげましょう。
「……ふふっ、すみません。言い過ぎました。ところであの女の子達は?」
「……訓練で一緒の組で、訓練が終わったら囲まれていた……」
「そ、それはなんというか……、御愁傷様です」
普通の男子中学生にとっては嬉しいのかもしれませんが、これか辻新之助クオリティですね。私はみかみかに一途なので別にいいですが、他の男が聞いたら泣きながら殴りかかってくるかもしれませんよ。
「……もしよかったら飲み物でも奢らせてくれないか。さっきの礼ってことで」
うーん。ホントは助けたらすぐどっか行こうかと思ってましたが、狙撃手の訓練もまだ終わっていなさそうですし、ここは厚意を無駄にしないためにも。
「ええ、是非」
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選ばれたのはマックスコーヒーでした。甘党の私御用達の逸品です。
マックスコーヒーといえば、比企谷八幡君ですよね。なんか昔見た二次創作でよくいろんな世界にクロスしてたような気がします。彼というキャラが多分魅力的すぎるんですよね。書き手としては。まあそんなことはおいといて。
「ありがとうございます、辻君」
「いや、いいんだ。助けてくれた分なんだから、気にしないで」
………………………………………。
会 話 が つ づ か な い。
困りました。別に私もコミュニケーション能力が高いわけではないですし、どうしましょう。気まずいです。
ちょっと片岡データベース(前世の知識)から辻君との共通の話題を検索しま「片岡さん」
「わひゃい?!」
「?!」
は、恥ずかしいです。外で言えないような恥ずかしいこと考えてたら恥ずかしい真似をしてしまいました。
「な、なんですか?あと、同学年ですしそんなかしこまらなくていいですよ」
「……じゃあ、片岡。どうしたらあそこまでの動きができる?」
「と、言うと」
「ほとんどの訓練で上位陣だっただろう?なにか秘訣があるのかと思ってな」
「ああ……、あれはもう、感覚ですよ」
あんなもん、これから強くなるかの参考にもなりません。
「ただの現状把握みたいなものですよ今日の訓練は。今日結果が悪かったからって、気にすることはありません。ほら、嵐山さんも言ってたでしょう?あまり深く考えず、気楽に受けろって」
「……そうか」
さて、そろそろおいとましましょうか。さすがにそろそろ狙撃手の訓練も終わったことでしょう。
「そろそろ失礼しますね。妹が待っていると思うので」
「ああ、引き留めて悪かった。それと、ありがとう」
「ええ、それでは」
くっ、イケメンパワーが高いですね。もしみかみかの好みがこういうタイプだったらどうしましょう。確か好みのタイプの偏りはなかったと思いますが。
ちなみに夕ちゃんはとっくに訓練を終わらせており、涙目で私を待っていてくれました。私が帰ったのかと心配して不安ながらも兄を信じて待っていてくれたようです。
……帰りに焼き菓子を買って帰りました。
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「お邪魔します」
「お、きたな藍ちゃん。まあ入んなよ」
「……いつものことながら、何故出水先輩が応対を?」
「だって2人とも……、ガチだし」
「そうですね……。すみません」
「いや、いいんだ。いいんだよ藍ちゃん」
すみませんね、今日でなければ私か夕ちゃんが出るはずなんですが。年に4回だけは出水の応対です。
最近仮入隊だの訓練だので忙しかったですが、今日は片岡家の大イベント、
料理対決の日ですから!
「藍ちゃん、また綺麗になったね」
「やめてください出水先輩気持ち悪いです」
「酷い!」
まあ大イベントといっても、ただ私と夕ちゃんの料理勝負ってだけなのですが。
春、夏、秋、冬の四回行うこのイベント。旬の食材からお題を決めて、自由に料理します。
それを審査員(始まってから出水と木虎しか担当してませんが)が試食し、白黒つけるというものです。
あ、そういえばご紹介がまだでしたね。後輩の木虎 藍ちゃんです。原作キャラです。
夕ちゃんの小学校での友達です。初めて夕ちゃんが家に連れてきたときはびっくりしました。
そんでもって今回のお題は「秋鮭」です。美味しく調理しますよ。
「勉強もいいけど俺と遊ぼうぜ、藍ちゃん」
「うるさい静かにしててください」
「( ;´・ω・`)」
私は秋鮭のクリームパスタを選択しました。もちろんパスタマシンを倉庫から引っ張り出し、1から作っています。
なんか片岡家のキッチンは無駄に広いんですよね……。父がシェフなんですよ。今は画家の母と世界を飛び回ってます。子供だけこんな危ない都市に残して、なに考えてんだって話ですよね。
それにそう両親に言ったら、「空も夕も、落ち着いてるし大丈夫だろ」ですって。これ夕ちゃんの小学校入学式の時に言われた言葉です。式終わったらすぐ空港に2人で向かってました。なんだあいつらは。
それからは1年に1度帰ってくるかどうかといったところですね。おかげで生活力は身につきました。
「はい俺の勝ちな。これで10連勝だぜ」
「なんですかこの腑抜けたピ〇チュウは。64出して下さい64」
「え、64とかわかんの?」
さて、そろそろパスタが茹で上がるころですね。あとはソースと絡めて仕上げです。
夕ちゃんももう終わりそうですね。そろそろ審査員の方々を呼びますか。
「私の20連勝です。出水先輩」
「な、なんだよこのピカチ〇ウ……、神懸かってるぞ……」
「ヨ〇シー程度じゃ相手になりません」
「いや、さっきそのヨッ〇ーに10連敗してたんだけどな?」
「ほら、そろそろご飯にしますよ。片付けてください。出水さん、藍ちゃん」
夕ちゃんが呼びに行ってくれました。ということで。
「いつもながら、美味しそうですね……」
「というか、2品食べることになるんだからもう少し量減らそうぜ?うまいから結局食べちゃうんだけども」
「「どうぞ、召し上がれ」」
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という訳で、決闘中です。
夕ちゃんはアクアパッツァを選択ですか……。
シンプル故に調理者の腕とこだわりが非常に表れる料理です。ものによっては普通に負けてしまうでしょう。
二人は黙々と食べ進めてくれています。作った側としては感想を言ってほしいものですが、食べてくれているならそれだけで嬉しいものですね。
「「……ご馳走さまでした」」
ありがたいことに2人とも完食ですね。それでは講評を聞くとしましょう。
「まず、空のクリームパスタだな。濃厚だがくどくないクリームに鮭と白子がよく合っている。パスタの茹で加減も文句なし、10点満点だな!」
よし、最高評価いただきました!
「私も出水先輩とほぼ同じですが、贅沢を言うならこれは目新しさがないように感じます。非常に美味しかったのですが、9点です」
くっ、確かにその通りではありますね。否定できないのが辛いところです。しかし、ほぼ満点を取りました。これはほぼ勝ちでいいのではないでしょうか!(フラグ)
さてと、次は夕ちゃんの番ですね。
「私のはどうでしたか?」
「夕ちゃんの……えっと、アクアパッツァ、だっけか?俺はその料理名すら知らなかったんだが、魚介がバランスよくまとまってながら個性が出ていてとっても旨かったな。10点だな!」
「あ、ありがとうございます!」
べ、べた褒めじゃないですか。いつものことですけど。まあいいです。この勝負、実質木虎のジャッジで決着ですからね毎回。
「藍ちゃんはどうだったかな……」
「……」
緊張感がすごいです。夕ちゃんも私も、出水さえも真剣な顔で木虎の評価を待っています。
「……10点。夕の勝ちです」
な、なんですと…………?!
「ふぅ、やったぁ。私の勝ちだー!」
「おめでとう、夕ちゃん」
「ありがとうございます、出水先輩!」
う、嘘でしょう?!20点満点なんてここ数年ありませんでしたよ?!
「な、何故?決め手はどこに?」
「そうですね、使用した白ワインが非常に素晴らしかったことでしょうか。メインの秋鮭は良くも悪くも分かりやすい味をしていますから、それを引き立てつつも自身を印象付ける良質なワインを使うことにより、一体感と一つ一つの旨味を併せ持つ逸品となっています。申し訳ないのですが不勉強なもので銘柄までは解りませんでしたが、相当良いワインを使ったのでしょう」
べ、べた褒めどころではない……!
「あ、私もよく銘柄とかはわからないんだ。なんかラベルがなくて。お母さんからもらったんだけど」
おい母上ぇぇぇぇ!なにやってくれちゃってるんですか!
まあそのワインを活かしきったのは夕ちゃんですし、これは大人しく負けを認めましょう……。
(後程アクアパッツァを頂きましたが、更に負けを認めることとなりました)
「負けました。でも次は負けないよ、夕」
「ふふっ、次も負けないよ。お兄ちゃん」
「じゃあ夕。勉強をしましょう?受験まで時間が余りないわ」
「空は俺とスマブラな!負け越しでちょっと発散したいんだよなー」
「ええ、わかりました」
転生者、とっても人生をエンジョイしてます。
とても今、楽しいです。
出水が藍ちゃん呼びなのは昔からの仲だから。
さっそく原作崩壊。