大切な誰かへ   作:刹那の奏

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どうも刹那の奏です。まだ完成していないものを投稿してしまいました。すみません。今回は久々の閑話です。
それではどうぞ

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閑話 日常の話

「とりあえず今日やらないといけない分は終わったかな? 少し寝よう」

 

寝ようと言ってはいるけど、実はもう明け方だから、仮眠に近い。

 

一条は部屋を見渡す。最低限の通路だけ作られていて後の場所には書類が積み上がっている。寝る場所なんて相変わらずどこにも無い。

 

そんな彼女がどこに寝るのかと言うと廊下の柱に背を預けて寝るのが常になっていた。今日もそんな感じだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

京楽はたまたま十一番隊の隊舎を訪れていた。書類仕事をしているであろう一条の所に寄って行こうと、彼女の部屋に向かう。

 

すると廊下の柱に寄りかかって寝ているのが見えた。しかも何も掛けないまま……。とはいっても、十一番隊の隊士達にはこれが日常なのだが…それを京楽は知らない。因みに隙あらば隊士が襲ってくる為に一条の眠りは浅い。そんな彼女が起きないのは京楽を信頼しているからだ。

 

「一条…こんなところで寝てたら風邪ひくよー

って言っても起きないよね

今度は何日完徹したのさ……」

(濃いめの化粧で隠してはあるけど目の下に隈がある

彼女は霊術院の講師も勤めているからねぇ

余計な心配かけまいとしてるんだろうな……)

 

京楽は自身が肩に掛けている羽織を寝ている一条にかける。

 

「一条が寝てるとこ初めて見たんだけど…どれだけ忙しいのこの隊は……」

 

いつもだとこの時間に来ても書類をやってるときがある。京楽は彼女の部屋の襖に手を掛けて中を覗きこむ。

 

「書類の山が出来てるなぁ

これじゃ部屋で寝られないよね

今度七緒ちゃん連れてこれ手伝うかな

やりたくないけど」

 

予想以上に襖が軽く開いてしまって部屋の中の襖に寄っ掛かるようにあった書類が別の場所の書類も巻き込んで雪崩てくる。

 

「うわぁぁ!?」

 

運悪く、その音で一条も目を覚ます。

 

「何!ってあぁーー!」

「ごめん!一条」

「いやいいよ

崩れるような積み方してた私が悪い……」

 

一条は笑ってそう言う。

 

「いやぁ…その顔で言われても」

「隊長!こんなところにいらしたんですか!

ってなんですかこの書類の山は!!!」

 

突然、乱入してきたのは伊勢だった。どうやら京楽を探し回っていたらしい。

 

「…七緒ちゃん……」

「こんな朝早い時間から皆元気だね…

部屋にあった書類が雪崩れたみたいでほとんど廊下に出てきちゃったみたい」

「えっ…これ一条七席の書類ですか!?」

「ええ……」

 

「手伝います 八番隊の方はたぶん大丈夫ですから…それよりこっちの方が問題です」

「ありがとう七緒」

 

三人で書類を整理しながら、元のように片付けていく。そのあと、七緒が少し書類を手伝い、なんとか部屋で寝られるだけのスペースを作ることに成功したそうだ。

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