ご心配おかけしました。
かまぼこです。
お待たせしました、やっと紹介出せました。
これから(多分)どんどん活躍すると思っているのでどうぞ見守ってやってください!
では本編です。
キャラ紹介
【挿絵表示】
現場に着くと、二人とも居なくて焦った。霊圧の痕跡を辿ると一護は夜一に、隊長はやちるに連れられて移動したみたいだな。床を見るとあちらこちらに血の痕が飛び散っていた。この出血量だと命に関わる。夜一がついてるなら一護は任せても大丈夫。必ず助けてくれるだろう。問題は隊長だ。やちる副隊長は回道は使えなかったはず。それだと四番隊が来るまで待っていることは出来ない。幸いそんなに離れて無さそうだ。今すぐ向かう。
霊圧の痕跡を辿った先には隊長が力無げに横たわっていた。側にはやちるもいる。
「…剣ちゃん……剣ちゃん!………剣ちゃん!!」
「やちる副隊長!」
「とっきー助けて!剣ちゃんを助けて!」
やちるがこれだけ焦ってるのは初めて見た。やっぱり出血が酷いうえに、傷が深い。これ、動脈かなんかが傷ついてるかもしれない。血を止めるだけでもやらないと。
「やちる副隊長 四番隊の人は呼んだ?」
「うん 卯ノ花さん呼んだよ」
「わかった」
卯ノ花隊長を呼んだなら近いうちに来るだろう。私で血止めができればいいけど、ちょっと難しそうだ。想像以上に傷が深い。だからといって、あの呪を今使ったらこの後が動けなくなるから使えない。
四苦八苦してると突如開放された息苦しいほどの霊圧。これは白哉の……近くには海燕と花太郎が居るみたいだ。少し離れた所で雨竜達とマユリが戦い始めた。ぶつからないようにしたのに、ぶつかってしまったか。大丈夫だと思いたい。
少しして肉雫唼に乗った卯ノ花隊長が来た。
「一条さん
ありがとうございます」
「そんな…殆ど治療出来てません」
そう言い、治療を卯ノ花隊長に任せる。やっぱり治すの早いな。隊の仕事の合間に覚えた回道じゃ敵うはずもない。そういえば四番隊に引き取られた藍染はどうなったのだろう。
「藍染はどうでしたか?」
「様々な可能性を考慮にいれて調べましたが結果的に彼の死を固めるだけになってしまいました
ですが貴方の言うように五感を支配する術に嵌まっていたとしたらその限りでは無いでしょうね」
卯ノ花隊長は悲しげにそう言った。
「はい…
一番怖いのは後者の可能性の時です
私達を欺き 死を偽装してその間にいったい何をしようとしているのか」
本当は惣右介が百年前いやもっと前から私達を欺いてきたなんて信じたくはない。昔から、優秀だからこそ何処か危ういと思っていた。寂しさは人を脆くするから………。仮にこの説が正しいとして、虚化の研究や喜助の発明品を使って何をしようとしているのか。
こんなにも、人の感情が分からないことが怖いと思わなかった……。
隊長の治療には時間がかかった。卯ノ花隊長が治療をしてるから早い方ではあったけどこの傷だ。
「…!」
これは一護の霊圧。白哉がいる場所からは離れてるけど、その方向に向かってる。あの場所で見た出血量だとまだ治ってるはずはない。また無理をしてるのか……。それに続いて海燕の霊圧も膨れ上がってる。これ怒ってるみたいだ。白哉が余計なこと言ったかな。
さらに、マユリの霊圧が大きくなった。もしかして卍解使ってる?それに相対するように大きすぎる霊圧が感じられる。これは……雨竜の…?こんな霊圧、生身の人間が耐えられるはずはない……。
しばらくして二つの戦いが終息していく。本当は行きたかったが隣で寄り添うやちるを引き剥がしてまで行く気にはなれなかった。今まで倒れることも、負けることも無かった隊長が倒れたんだ。どれだけ焦ったか。私も今まで感じていた大きい霊圧がいきなり弱まって焦った。
それから数日経って無慈悲にも、刑の執行が今日の正午に早まったことが地獄蝶によってもたらされた。
感情的になるのを抑えて一度状況を整理する。まず、旅禍の六人の内一護と夜一と海燕以外の三人が捕らえられたらしい。今は何処かの隊舎牢に居る。犠牲者多数。ただ、命まで奪われたものは居ない。ルキアは一度は牢から出たものの十四郎の手によって戻されたらしい。
次に各々牢に入れられていた桃、イヅル、恋次の三人が逃走した。そのうち、イヅルだけは、外から牢の扉が開けられていたらしいから誰かが手助けしたと考えられてる。
最後に藍染のこと。彼の斬魄刀は、五感を支配する物だと断定しても良いだろう。発動条件がわからない。あの遺体の幻を見たのは、副隊長達や四番隊、数名の隊長。あの場には斬魄刀しか無かった。思い出せ、今までの藍染の行動にヒントがあるはずだ。
……一時期、忙しいのに手合わせをしきりに頼まれた事があった。一度だけ手合わせをしたあとは頼まれなくなった。始解した瞬間のあの薄ら笑い…。その後私が正確に斬りつけたときほんの少し見せた驚きの表情。
……発動条件が始解をみせることだとしたら、
ずいぶん無差別な能力だ。
死を偽装したとして、今何をしているのか。もしかして、このタイミングでルキアの処刑を早めたことに関連してる?命令を出しているのは、最高司法機関である四十六室だ。もし、四十六室に成り代わっていたなら自由に命令を出せる……。四十六室なんて内側から呼ばれなければ立ち入ることは許されない。だからこそ、身を隠すにはちょうどいい場所でもある。それに、人が入ってきても四十六室が健在だという幻を見せればいい。
もしそうだとしたら
…行かないと……行って惣右介を止めないと………
「先生!」
上からぶらんと降ってきたのは葛籠だった。
「…葛籠
なんでそんなところに…」
「なんか集中してるみたいだったから驚かせようと思ってさ
考えてること若干口に出てたから丸聞こえだったッス」
葛籠がこんな近くに居ることに気付かなかったうえに、口に出てたとは…。彼女がとんと床に着地する。
「先生 自分が行ってくるッス
四十六室行ってたらルキアの方に間に合わなくなっちゃう」
「でも…」
「それに先生入り口しか知らないでしょ?
自分なら抜け道知ってるからそこから入れるッス! その代わりルキアのことお願い」
そう言って、行ってしまった。