大切な誰かへ   作:刹那の奏

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今回は浮竹隊長です。

お気に入り数100突破しました。いつもありがとうございます!これからもよろしくお願いします。

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それではどうぞ!!!(*´∀`)つ


浮竹十四郎の場合

「一条のことか?いいぞ」

 

一条は未だ昏睡状態で、話を聞けないから周辺の人に聞いて回ってるらしい。

 

「なんか聞きたいことあるか?」

「じゃあ斬拳走鬼とか戦闘について

先生ってわりと器用にこなしてて苦手なものがある印象が無いんすよ」

 

そう言われてみれば周りからはそう見えるかもしれない。でも意外と苦手なものがあったりする。

 

「そうだな

まず飛び抜けて鬼道が得意だ

鬼道だけだったら誰よりも強い

学生の時 一条が放った詠唱破棄の塞を春水が破れなかったんだ」

「あったまにその光景見ますよ

道に十一番隊の人達が転がってますよね」

「そうなのか」

 

それは知らなかった。襲ってきた隊士を返り討ちにしてるんだろうな。見たことが無いから見てはみたい。一条の方は迷惑でしかないんだろうがな。

 

「剣術は苦手だったぞ

何しろ 刃を相手に向ける事が出来なくてな

刀を振り下ろしても当たらないんだ」

「そうだったんすね

今からは想像がつかないっす」

 

いつだったかな。まともに刀を打ち合えるようになったのは。あの人に居合を教わってからましになって。あの人が亡くなった後努力して居合だけは形にしてた。未だ、彼女はあの人の名を呼べない。

 

「努力したんだ

強くならないと守れないと言ってな

それから居合だけはどうにかなったが剣術は未だに苦手みたいだ」

「でも昔朽木隊長の剣術の相手をしてたって聞きましたけど」

「あれは銀嶺さんが剣術の練習にもなるしやってくれと勧めてくれたらしい

それで練習を重ねて打ち合いが出来るようになったっていうか受け流したり弾けるようになったんだ

それまでは居合のスピードだけでどうにかしてたから戦いの幅が広がったと話していたよ

ただやっぱり激しい打ち合いは出来なくてな

そういう時は距離とって鬼道で仕留めてる」

 

受け流せるようになったのはここ二百年くらいの話だ。あいつも白哉のを見ながら共に練習してたからな。霊術院の教師になってから守るべきものが増えたから、一人でも多くの人を助けられるように努力してた。

 

「そういえば

先生の始解って知ってますか?」

「あぁ少しなら知ってるぞ」

 

そういえば、 知らない奴が多いんだった。でも、俺も見たことはあるが詳しくは知らないんだよな。昔、光の矢が降り注いできた事はあったが…。

 

「一条の始解は陰陽っていうんだ

能力は霧に近いものだったはずだがよく知らないままだ

殆ど使わないしな」

「そうですか」

 

檜佐木が少し残念そうだな。俺もよく知らないから、説明のしようがない。使わない理由は大抵、鬼道でどうにかなってしまうのと、あの刀の始解が相当体に負担をかけるかららしい。元柳斎先生にも止められてるしな。そういえば卍解が出来るとか出来ないとか風の噂で聞いたが、出来るのだろうか。まぁ、あいつのことだ出来るようになっててもおかしくないが実際はどうなんだろうな。

 

「走と拳は普通にできる

というかそこそこ速いし強い

その辺は経験の差なんだろうがまず新米隊士は勝つのは無理だぞ」

 

瞬歩に関しては、統学院に入る前、京楽と鬼ごっこして遊んでた影響かいつの間にか速くなってた。でも流石に隠密機動には勝てないみたいだ。白打は自己流のものだが、相手の力を利用して無効化するのが得意だった。

 

「あとはそうだな…誰かが彼女の戦いを舞のようだと表していたよ

相手の攻撃をひらりひらりとかわす様が舞のように見えるらしい」

「確かにそうっすね」

 

昔見た、一条の戦いかたは風のようで軽く、美しかった。きっと、今居る死神の中で最も美しい戦いをするのは彼女だろうな。

 

「あとは何かあるか?」

「大丈夫っす

ありがとうございました」

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