大切な誰かへ   作:刹那の奏

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どうも~、漆黒のフヨウで~す
今回やっと一姫さんの登場ですよ!
まあ最後のほうですけどね!
これからの活躍に期待(真顔)
さて、恋次たちが入学しました~!
今回は十三番隊での短いお話です!ちょっとギャグ風味かな?
それでは、どうぞ!


七羽

生徒が学舎に集まり始めた。桜が満開できれいだな。ここ最近はずっと暖かかったけど今日は一気に冷えた。

 

天気悪いな。雨か、違う雪が降り始めた。珍しいこともあるな。教室に暖房をいれておこう。寒い。

 

今まで何度も新入生を迎えてきたけど、今年はルキアと恋次が入る。出会ってから十年。名簿を見ながら、入試で上位をとったと聞いたが二人とも一組に名がありうれしく思う。元々の素質もあった。最初に霊術院へ入りたいと言われたときは驚いたけど、なんとなくそうなる予感はしていた。それからの休日は勉強を教えたりした。他の三人はあの場所で孤児を守りながらひっそりと暮らすことを選んだようだ。そこに行くたびに人数が増えていて驚いた。皆、流魂街に来てすぐに大人に襲われているところを助けられ、そのまま拾われたらしい。今は大家族になっている。

 

今日は、生徒への挨拶だけで終わるからそのあとは学舎に来る途中に会った海燕にも頼まれたし、今朝倒れた十四朗の見舞いに行って書類をやろう。一組に入る。

 

皆固まってる。緊張してるなぁ。貴族の子らしい姿もある。実は貴族か、そうでないかあまり区別がついてない。春水には区別つけた方がいいって言われたけど、皆制服だし、ここに来れば等しく生徒なので気にしてない。あからさまなのは流石にわかるけどね。

 

いつも通り挨拶するか。

 

「はじめまして

入学おめでとう

十一番隊七席 一条ときです

主に実習と護廷十三隊についての授業を担当してます よろしく

 

これから君達はこの仲間達と共に学び

互いに高め合っていくだろう

先は長いから肩の力を抜いて行こう

聞きたいことがあればだいたい午前中は学舎に居るから聞きにおいで

私からはこれで終わり」

 

二組も同じような流れで終わる。学舎を出ようとすると、ルキアと恋次に声をかけられた。

 

「一条ど…先生」

「とき…………先生」

 

言い慣れていないのがよく分かる。自分の子供のように思っていたから、これからは先生と生徒として一線を引かなければならないことがさみしい。

 

「ルキア 恋次 おめでとう

ここに入れたのは君達の努力の結果

これから先 心無い事を言われるかもしれない

でもそれは気にしなくていい

自分が思っている以上に周りの人はちゃんと君達を評価してくれるはずだよ

じゃあまた明日」

「また明日」

 

彼らとわかれて、雨乾堂の近くまで来ると頭の上にぽすっとなにかが乗る感覚がした。手にとってみると、それは桜の小枝で見事な花が咲いている。私は、それを手に雨乾堂に入る。いつも思うけど水に囲まれていて寒くないかここ。真冬に凍ってるの見たよ。でも季節の移り変わりは一番見やすいところだ。このまわりには、梅も桜も色々な植物が植えてある。床に伏せることが多い彼だから、ここならずっといても飽きないのだろう。

 

 

 

 

 

 

部屋に入ると十四朗が書類仕事してる。こちらには気づいてない。あれ、朝、調子がいいって言って隊舎に顔だしたそばからいきなり倒れたんだよね。四番隊も十三番隊も朝からどたばたしてたのに。何で起きてるの、何で仕事してんの。十四朗が言うこと聞かないから時間があったら見に行ってくれって海燕に言われて来て正解だった。卯の花隊長に暫く安静にしなさいって言われてたはずだけどなぁ。毎回倒れる度に都も海燕も皆、真っ青な顔してるんだよね。いい加減にしてくれないかな。倒れたって知らせ聞くたびに心臓に悪い。少し驚かせてみるか。起きて仕事してるし少しくらいなら大丈夫だろう。

 

そっと彼の肩に手を置く。彼は急に振り返り構える。流石の身のこなしだが、見ててなんだか面白い。

 

「十四朗 海燕呼ぶ? 」

「やめてくれ 一条」

 

私はわざとらしく笑って言う。彼もこれには笑って返す。

 

「で いつからやってたの?

今朝急に倒れて皆心配してたのだけれど」

「心配かけてすまん 書類はさっきからだ

んっ?それは」

 

十四朗が指差したのはさっきの桜だ。

 

「桜の小枝 あげる

来る途中で頭の上に落ちてきたからそのまま持ってきたの

今日は雪も降ってたよ」

「雪か それで寒かったのか

今年の新入生はどうだった?」

 

今年の入試は担当していないから、入試担当の先生の評価をそのまま伝える。

 

「入試担当してた先生によると実力と度胸のある子が多そうだって言ってたよ

それに今年は知り合いの子が入ってきたしね」

「というと流魂街の子か」

「ええ」

「これからが楽しみだな」

「そうね 本当に楽しみ」

 

「来てたんですか 先生」

 

話していたらお盆を持った海燕が来た。薬を持ってきたようだ。

 

「頼まれてたからね」

「先生ありがとうございます

隊長 薬です」

「ありがとう」

 

彼も来たようだし、帰ろうかな。

 

「そろそろ隊舎に戻るよ

海燕もいるしね

 

書類溜まってそうだ」

「俺こっちの仕事終わったら行きますよ」

「いいよ たぶん終わるから

また来るよ」

 

ここ最近は弓親が書類を多くやってくれるようになったので、だいぶやり易くなった。隊関係の書類は半分くらいになり、床が見える。やってくれるようになって気がついたけど、書類作業早くて驚いた。もともと器用に何でもこなす子だったけど、自分の分以外やらなかっただけなんだよな。私も学舎の仕事が増えてきて、隊の仕事をやれなくなってきていたので助かっている。

 

隊舎に戻って書類の山を見る。今日は少な目だな。弓親と一姫四席がやってくれたか最初から少ないか。よし、やろうか。

 

 

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