午前の練習を終え、1時間ほど昼食の時間を取り午後の練習に入ろうとした時、上城と久保が抽選会から帰ってくる。
「上城、どうだったんだ?」
「それは監督が言うから集まってくれ」
上城がそう言うと皆、久保の元に半円を描いた形で集まり目線を久保に向ける。
「初戦の相手は...星ノ座中だ」
「聞いた事ない中学だなぁ....」
新一はそう言う。星ノ座中があまり知られてない理由は予選大会で毎回一回戦負けするからだ。だが、噂によると今年は何かが違うらしい。
「今年の星ノ座にはどうやら、折尾というスーパープレイヤーがいるんらしいんだ。」
「折尾って....まさか⁉︎」
新一は小学生の頃の全国大会決勝を思い出す。折尾は星野小でプレーしていた天才サッカー少年で新一達を負かした相手のようだ。
「折尾はオレ一人で充分だ!」
「んだとぉゴララァ‼︎」
「ぐすん...なんでも..ないです....」
オレ一人で充分だ!と言う睦月に闇堂が強い口調で言い返すと睦月は泣き出してしまった。闇堂はそれを見て珍しく少し焦っていた。
「っというか、折尾ってやつのどこがやばいんだ?」
氷室は新一にそう聞いた。新一は折尾が小学生時代に呼ばれていた異名などを話した。
「小学生時代、あいつは"流星のストライカー"って呼ばれていたんだ...」
「なぜ?」
「流星の如く速位動きで攻め上がってシュートを打つからだ!」
「いわゆる、スピード型ってやつか。」
「あぁ、簡単に言うならそうかもな」
と、新一が氷室と話していると久保が午後の練習メニューについて話し出した。
「午後はディフェンスを強化する!その中でも闇堂、氷室、束崎、輝島の4人は徹底的に強化するぞ!」
どうやら、午後はディフェンス中心の練習らしい。久保に呼ばれた4人は配置につき攻めてくる選手をブロックする。まず、最初に4人に攻めるのは紅宮と神宮。まず、神宮が走り出す。そして、ある程度4人に近い距離になったら紅宮にパスを出す。神宮からパスをもらった紅宮はドリブル技を使う。
「いくぜっ!れっぷう...ダッシュ‼︎」
『烈風ダッシュ』
4人は紅宮のドリブル技に対応出来ず紅宮に抜き去られていってしまう。次の新一とザミエルの時もザミエルにドリブル技の『ニブルヘイム』を使われ抜かれていく。
「ちっ...止められねぇとかつまらねーな。」
「闇堂君、つまらないとか言わない!」
攻めのグループを一向に止められない不満が募り、つい愚痴をこぼす。それを隣で聞いていた輝島は闇堂を注意する。
「俺はもう、あいつらを止められる。」
「えっ?」
「感覚を掴んだんだ!」
氷室はそう言う。皆、どうせ止められないだろうと思っていたが氷室は皆の見たことのないブロック技で長曾根を止めた。
「どうすれば止められるの?」
「あとで教えてやる!」
束崎は氷室にそう聞く。氷室はあとで教えてやる!と束崎に言う。
果たして、氷室の止められるようになるブロックの方法とは何なのか⁉︎そして、それ聞いた束崎は止められるようになるのか⁉︎
to be continued.......