1-3の扉の前で腕を組みながら立ち塞がる男の子?は俺にサッカー部に入れてくれと言ってくる。
「入ってくれるのは嬉しいけど、一つ聞いていい?」
「なっ、なんだ⁉︎」
「お前、女でしょ!」
俺がそいつにそう言うとギクッ‼︎としていた。まさか、本当に女なのか⁉︎まぁサッカーやるのに性別は関係ないが...
「オレは男だ!」
「そっか。で、ちなみに名前は?」
「睦月斗愛!」
「睦月ね!んじゃ睦月もこれを書いてくれ!」
俺は睦月に入部届の紙を渡す。睦月は男にはあまりないような綺麗な字で入部届の紙に名前等を記入していく。睦月が入部届を書き終えると俺らは睦月を連れまた職員室に向かう。
「城崎先生、また入りたい奴連れてきましたよ!」
「よっ、よろしくお願いします!」
「おぉ、斗愛ちゃんサッカーやるんだ!」
「斗愛ちゃん...?」
と俺らが言うと睦月は城崎先生の口を抑え城崎先生に耳打ちで何かを話す。
「先生、呼び方には気をつけてください。」
「すまんな、今後は気をつけるよ!」
城崎先生は睦月にそう言うと再びこちらに顔を向け話し出す。
「よし、今日から睦月もサッカー部だ!あと、11人はいないがある程度人数は集まって来たし練習もしてみたらどうだ?」
「やっていいんですか!」
「あぁ、やっていいぜ!」
城崎先生にそう言われた俺らはこの日から練習を始める事にした。そして、放課後、部活の時間になり練習を始める。練習といってもまずは能力を確かめる為に上城にキーパーをやってもらい1人ずつシュートを打つものだった。まずは俺から打っていく。
「はぁぁ‼︎」
渾身のシュートを打つが上城はそれを軽々受け止める。
「ナイスシュートだ!」
「次は俺がいく!」
2人目は氷室が打つようだ。氷室は黒いオーラを纏いファイヤートルネードのように回転しながら上に飛びボールを蹴る。
「いくぜっ!『ダークトルネード』」
氷室の放ったダークトルネードは上城に向かっていく。見た感じ氷室のダークトルネードは凄まじい威力だ。
「いいシュートだが止めさせてもらう!『ゴッドハンドX』」
上城はゴッドハンドXで氷室のダークトルネードを止める。流石は熱血キーパー凄まじい威力のシュートで止めてしまう。
「やるなぁ...次こそは決めてやる!」
そして、氷室の次に睦月がシュートの準備をして打とうとするとサッカーグラウンドの横から誰かが上城に話しかける。
「まだやってたんだな、上城。」
「黒影....まさか、またサッカーやりたいのか!」
「.......」
「だったらこうしないか?俺がお前のシュートを止めたらお前はサッカー部に入る!どうだ?」
「フン、面白い。やってやる、どうせ止められないと思うが」
上城は黒影と対決をすることになった。俺らはその様子を横から見守る。黒影はボールを上に浮かせジャンプし思い切り蹴る。
「ふぁぁ‼︎『ブラックシャイニング』」
ボールは黒い輝きを放ちながらゴールに向かっていく。黒影のシュートを見た上城は笑みを浮かべながら技を放つ。
「止めてやる‼︎『タマシイ・ザ・ハンド』」
胸部から赤い手の化身を出しブラックシャイニングを止めにかかる。上城は少し苦しい表情を浮かべた。
「流石だ...!だが、絶対に止めるんだ‼︎」
上城は全ての力を出しブラックシャイニングを見事を止める。黒影は上城が自分のシュートを止めた事に驚いていた。
「止めたから俺の勝ちだ!黒影、サッカー部に入ってくれ!」
「フン、お前も成長したんだな。いいだろう、サッカー部に入ってやるよ。」
「本当か‼︎やったぁ、改めてよろしくな!黒影‼︎」
「あぁ、よろしくな!」
上城は対決を制し黒影を再びサッカー部に入れる事ができた。今日は睦月と黒影の2人が入り6人になった星凍サッカー部。最低でもあと5人、新一達は残りの5人を集めることはできるのだろうか?