翌日、1-3では睦月が氷室と話している。話しているといっても睦月が一方的だったが。
「昨日オレと一守だけシュート打てなかったんだけど⁉︎どゆこと?」
「あれはしょうがないだろ...」
「しょうがなくない!」
「...なら、今日シュート練習させてもらえばいい話だろ」
「あっ、その手があったか!」
「...全く」
一方、上城のクラスではある2人が争っていた。
「神宮星矢、今日こそはどっちが上か決めるぞ!」
「紅宮、我に負けても文句は無しだぞ!」
「フン、いいだろう。ってか何で勝負する?」
紅宮と神宮が話しているとそこに上城がやってきて上城は2人の勝負にシュート対決というのを提案する。
「お前ら、シュート対決ってのはどうだ?」
「シュート勝負か...いいじゃん!やろやろ!」
「蹴鞠ですか....まぁできないことはないのだが。」
神宮は不安げな表情を浮かべるが上城がすぐにフォローに入る。
「大丈夫!お前なら出来る‼︎」
「そうですか?なら、やってみます。」
神宮と紅宮のシュート対決は部活の時間にやる事になった。一方、新一達1年は勧誘活動をまだ続けていた。
「一守、誰か入る奴はいないのか?」
「入る人ねぇ〜誰かいるかなぁ..?」
「俺入りたい!」
と、誰かがそう言ったのでその方向に顔を向けるとそこには1-4の束崎康貴がいた。
「束崎、入ってくれるのか!」
「あぁ!工藤君たちが懸命に勧誘活動をしているのを見て感激したよ!」
「んじゃ、お前も入部届を書いて城崎先生に出してくれ!」
また新しい仲間が増えサッカー部再建計画は順調に進んでいた。そして、その日の部活の時間、束崎を加え練習をしようとした。だが、紅宮と神宮の対決がある為、一年はその様子を見学する事になった。
「神宮、お前から打てよ」
「我から打つのですか。ではいくぞ!」
神宮はそう言うと二体分身を作り空高く跳ね上がる。そして、神宮とその分身は三角形に広がりその場で回り始める。それと共に紫色のオーラを放ちその瞬間に神宮1人+神宮の分身2人は一斉にボールを蹴る。
「これが我の技だ!」
『分身デスゾーン』
紫色のオーラを纏ったボールは上城の方へ向かっていく。上城はゴッドハンドXで対抗するがデスゾーンに押し負けそのままボールと共にゴールした。決めた神宮はまず一点。
「次は紅宮の番だぞ...」
「おう、いくぜ‼︎」
紅宮は宙返りでボールを前方上空に蹴り飛ばす。そしてジャンプでボールに追いつき、赤いドラゴンを召喚すると同時に足から炎を出してシュートする。
「唸れっ!ドラゴン‼︎」
『ドラゴンキャノン』
上城は再びゴッドハンドXを使ったが止められずボールは後ろのゴールネットに突き刺さる。紅宮も決めた為同点。この後も2人は決め続け結局勝負は引き分けに終わる。
「くっそ!また引き分けかよ!」
「でも、久しぶりの蹴鞠は楽しかったですよ」
2人が話しているとそこに上城がやってきて2人にサッカー部に入らないか?と言う。
「我は入る。入れば紅宮と毎回今日みたいな対決ができそうだからな」
「なら、俺も入る!サッカー部に入って勝負して神宮に勝ってやる!」
「お前ら...!入ってくれるのか⁉︎」
上城がそう聞くと2人は声を合わせてこう言う。
「あぁ!」
それを聞いた上城は2人に抱きつきこれからよろしくな!と言うのであった。その様子を見ていた束崎は感動していた。
「うぅ....これが友情...サッカーって良いスポーツなんですね...!」
「あぁ、サッカーはいいモンだぜ!」
俺が束崎にそう言うと俺の後ろにいた氷室と睦月と木戸がうん、と頷く。
俺らはこの後、普通に練習をしシュートが打てず不満が募っていた睦月も無事にシュートを打つことができた。更に、人数が増えた事により多く充実した練習ができた。そして、俺らがサッカー大会に出るにはあと最低でも3人。果たして新一達は大会までにメンバーを揃えることはできるのか⁉︎