villain 〜その男、極悪につき〜   作:桒田レオ

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補足
主人公キャラ設定。戦闘力、世界観補足


『大和』

 

《種族》人間《超越者》

《性別》男

《年齢》数億歳

《身長》247㎝

《体重》227㎏(体脂肪率1%)

 

《容姿》

 

 褐色肌の美丈夫。結った黒髪に灰色の三白眼、ギザ歯。容貌も雰囲気も人間離れしている。

 その体躯からよく東洋の鬼神と勘違いされるため、一番有名な二つ名が『黒鬼』。

 絶世の美貌を誇るが身嗜みや服装、清潔さに人並み以上に敏感な隠れ潔癖症。近寄るとスゴく良い匂いがする。愛用の香水はデスシティ特産『一夜百合』を用いた一品。

 野性的でありながら凄絶な色気を醸し出しているため、本能に忠実なデスシティの女や人外の女から好かれやすい。表世界を出歩けば耐性のない女達が勝手に着いてくる。

 特に印象的なのは灰色の三白眼。殺意と憎悪で冷たく輝くその双眸はあらゆる存在に『畏怖』の第一印象を抱かせる。コレのせいで彼の性質を勘違い、または極端に捉える者が後を絶たない。

 

《性格》

 

 天上天下唯我独尊。美酒を好み美女を愛し博打を楽しむ。命令される事を何よりも嫌い、気に入らない奴は魔王であろうが神だろうがぶっ飛ばす。

 と……好意的に解釈すれば英雄に見えなくもないが、その実度しがたい人間の屑。

 依頼とあらば女子供でも容赦なく殺し、美女ならその場で犯してしまう。

 暴力行為に快感を覚えており、弱いもの苛めが大好き。

 善か悪かと言われれば間違いなく悪に属する、最低最悪の屑野郎。

 大多数の存在から嫌悪と憎悪の念を向けられているが、一部の者達から異常に慕われている。

 また、彼の本質を知る者からも一定以上の敬意、または好意を抱かれている。

 あまりの屑さで霞んでしまっているが、元々は東洋で栄華を誇った大王朝『出雲』の第一皇子。東洋で最も尊い血をその身に流している。

 皇子として武芸以外にも兵法、魔術、医学を中心とした世界中の歴史、知識、術理。礼儀作法を含む常識、良識。茶道や和歌、舞踊や楽器などの嗜みを修めている。

 家出後も極西最強の邪神バロールを師事し、仙人の秘境の一つ『金鰲島』で過酷な修行を積んだ。

 そのため性質的には考えられないほど博識且つ経験豊富。あらゆる分野の知識に精通し、わからずともすぐに知識として修めてしまう。

 道徳観、倫理観に関して達観しているところがあり、並の賢者よりも生き物や世界の真理について理解している。

 それでも屑と揶揄される生き方をしているのは本人が周囲の評価を全く気にしないのと、人間という種族に共感できないから。

 生まれながらに超越者だった彼は『共感できる存在』が周囲に一人もいなかった。故に性格がねじ曲がり、本能のままに生きる獣となった。

 しかし本人は全く後悔していない。

 

 今だけを見る。今を全力で楽しむ。好きなものを好きと、嫌いなものを嫌いとハッキリ豪語する。

 

 まさしく天上天下唯我独尊。

 その生き様に魅了される存在は意外にも多い。

 

《過去》

 

 上記した通り、大王朝『出雲』の第一皇子という破格の出生を誇る。

 本人が過去話を嫌がるので殆ど判明していないが、少なくとも『碌なものではなかった』。それは彼の人間性を見れば嫌というほど理解できる。

 だがしがし、神代の時代に勃発した四大終末論を踏破し、その後も数多くの偉業を成し遂げている彼はたとえ性質が最低最悪であっても人類史の守護者、世界最強の英雄である。

 

《交友関係》

 

 異常に女にモテる。本人もそれを理解しているためタチが悪い。愛人は少なく見積もっても七桁以上。中には高位の女神や魔王、堕天使、邪神もいる。本人的には全員「遊び相手」なのだが、女の方がマジ惚れしているので女同士が出会うと高確率で修羅場になる。

 本人的には 「気軽にヤらせてくれる女がいい」らしい。

 男友達はめっぽう少ないが、いるにはいる。彼等は数少ない理解者。それなりに信頼している。しかし親友のネメアは別格で、本当の意味で『友』だと思っている。その他、交友関係は意外と広く、好き嫌いもハッキリしている。各地域の神々からは蛇蝎のごとく嫌われているが、一部の女神からは依存されるほど好意を抱かれている。また弟子に対して自他認めるほど甘く、現在でも数多くの弟子から慕われている。しかし訳あって殺した弟子も多い。

 本人にその気が無くても救われた存在は多く、世界も数えきれないほど救われている。故に暗黒のメシアと讃えられているが、本人は英雄扱いされるのを嫌がる。それは彼が『英雄』という存在の本質を理解しており、また本物の英雄であった男を知っているから。

 

 彼の本質は『孤高の怪物』。

 誰も彼の隣にはいない。

 誰かが寄り添っているように見えてもその実、彼が寄り添っているだけ。彼が離れようと思えば誰も近寄ることは出来ない。

 

 その在り方は万華鏡。

 彼を度しがたい屑と見るのか、愛しき益荒男と見るのか、暗黒のメシアと見るのか、怪物と見るのか──その者の性質や価値観によって、大きくイメージが変わってくる。

 

《渇望》

 

『全ての束縛から解放されたい』『ご都合主義や異能に頼りたくない』

 

《ステータス》

 

 [筋力]EX+

 [体力]EX+

 [魔力]E

 [敏捷]EX+

 [才能]EX+

 [精神]EX+

 [運勢]E

 

《ステータス概要・戦闘スタイル》

 

 怪異の王達を力で捩じ伏せる無敵の肉体。幾千万の憎悪を鼻で笑える不屈の精神力。数億年培ってきた百戦錬磨の戦闘技術。他を圧倒する比類無き戦闘センス。あらゆる知識、学問を瞬時に理解できる天才的頭脳。そして異能術式権能を無効化する闘気。

 心技体、そして才と知。戦士に必要な全ての項目を最高水準で兼ね備えた天下無双の武術家。白兵戦では敵なし。まさに鬼神の如き強さを発揮する。

 

 更に上記の五要素を完璧に繋ぎ、相乗効果を産み出している。無敵の肉体を不屈の精神力で鍛え上げ、百戦錬磨の戦闘技術と比類無き戦闘センスで勝利を掴み取る。天才的頭脳は鍛練法、戦闘理論、読心術、全てに繋がる。

 その本質は完璧過ぎるオールラウンダー。あらゆる武器兵器を使いこなし、天賦の才と至上の努力で手に入れた五要素でどんな難敵をも打ち倒す。

 

 究極の戦士──世界最強の男。

 ただただ単純に『強い』。

 

 中でも特筆すべきは戦闘センスで、現在でも強敵との戦闘中に覚醒し飛躍的な進化を遂げる。その無限の成長速度と底無しの器は彼を真の最強足らしめている。

 

《武器》

 

 世界最高の鍛冶師の一角、百目鬼村正が手掛けた業物を愛用している。彼女の得物はよく斬れ、よく突け、硬質で、柔軟で、壊れにくい。物理性能に於いて世界最高を誇るそれらを、大和は愛用している。

 大太刀、脇差を始め、薙刀、十文字槍、大弓、鎖分銅、棒手裏剣、大鎌、戦斧、細剣、大剣、大槌、鎖鎌、まきびし、荒縄、煙玉、鋼糸、鎖帷子。更にはヌンチャク、トンファー、六合大槍、方天画戟、蛇矛、鉄扇、バスターソード、モーニングスター、パルチザン、蛇腹剣、大楯など。

 これらを戦況によって自由自在に使い分ける。

 

 ◆◆

 

『戦闘力ランク付け』

 

 

 EX+ 大和、ネメア、エリザベスなどの別格の超越者達。邪神群の外なる神クラス。

 

 EX 七魔将、八天衆。ネオナチの五師団大隊長、黄金祭壇の№2、3。邪神群の旧支配者クラス。

 

 

 ~真の強者の壁~

 

 

 SSS 上級~最上級神仏。主神や武神、破壊神など。巨人族の王や龍王、黄金祭壇の№10までの魔導師。世界最強の武術家「天下五剣」「四大魔拳」「三本槍」など。

 

 SS 中級神仏。熾天使や智天使、七大魔王や一部の最上級悪魔など。上位の巨人族やドラゴン族もここに該当する。

 

 S 一般的な超越者。低級神仏。上級の天使や悪魔、星霊、仙人、魔法使いや闘気を極めた武術家など。異世界の神格も大概はこのランク。

 

 

 ~全知全能の壁~

 

 

 A デスシティで上位の殺し屋や賞金稼ぎ。伝承に出てくる鬼神や魔王。吸血鬼の真祖など。中級以下の天使、悪魔もここに該当する。

 

 B デスシティの殺し屋や賞金稼ぎ。上位の精霊や鬼、邪神群の奉仕種族など。表世界の住民ではこのランクが限界。

 

 C デスシティの一般人。中位の妖魔や魔術師、強化サイボーグなど。

 

 D 一般的な魔術士、異能力者。低位の妖魔など。

 

 E 表世界基準の強さ。プロボクサーや歴戦の空手家。銃を持った人間。肉食獣など。総じて「戦闘力と呼べるものを持つギリギリのラインの者達」

 

《補足》

 

 アラクネはEXランク。

 雅貴は初登場時はSランクだったが現在は修行しSSSランクにまで成長している。

 死織はC、右之助はA、斬魔とえりあ達天使殺戮士はB。鬼狩りの野ばらは妖刀込みでA。

 サイスはCだが天使病覚醒時はAまで上がる。ナイアはEX+ ハスターとクトゥグアはEX。

 吹雪はSSS 現在冥界で修行しているのでEXに片足突っ込んでる。

 スレイと黒兎はSS、翔馬はS。

 

 上記の戦闘力ランクは絶対ではなく、あくまで大まかな目安でしかない。下位の者が上位の者を倒すことも稀にある。AとSの壁は隔絶しているが、SSSとEXの壁は僅差。相性や戦闘経験、運や成長速度でなんとでも誤魔化せる。

 

 Aランクになれば光速を越えた時間無視行動が可能。Bランクにも光速移動ができるものが少数いる。

 

 東洋妖魔の頂点は鬼、西洋妖魔の頂点は吸血鬼。星霊は精霊の最上位種。仙人は東洋版魔法使い。

 神仏は最強種。デフォで全知全能&超多次元宇宙破壊可能。

 悪魔や天使は神仏を除けば別格の人外。ドラゴンは外宇宙からの侵略者。巨人族は各神話で伝えられる土着の神、つまり星霊種。

 

 邪神群は別格。旧支配者でもEX、外なる神ともなればEX+を誇る。数ある神話体系でも最強。

 

 超越者は人間が多いが、魔獣や悪魔にもいる。代表は神滅狼フェンリル。

 

 

『世界観の規模』

 

 

 星<銀河<宇宙《平均規模は300~500億光年ほど》<多次元宇宙《無限数の宇宙を内包》<超多次元宇宙《無限数の多次元宇宙を内包、以下同文》<三千世界<三千大山世界《世界そのもの、森羅万象》<虚無空間(世界の外側、無限数の三千大千世界と同規模の面積を誇る。その正体はまだ形成されていない世界)<終点(未だ数名しか到達できていない世界の最果て。正真正銘、最上位の空間。無限数の虚無空間と同規模の面積を誇る)

 

 つまりデスシティの世界観規模は「七次多元」。

 しかしそれ以上の空間を、一時的ながら魔導師や創造神であれば創造可能。

 

 

『世界最強ランキング』

 

 

一位 大和

二位 ネメア

三位 氷雨

四位 パラシュラーマ

五位 ローラン

六位 ジークフリート

七位 カーリア

八位 アダド

九位 サタン

十位 エリザベス

 

 


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