7月末 夏の太陽は分厚い雲に隠れている
山形県立倫泉高校
つくし)(なんでこんなジメジメしてるんだよ、マジ夏季講習だる~さぼろーかな)
つくしが通っている倫泉高校は県内有数の進学校で、この時期は夏休みになっても学校に来なくてわならない。
晴子)おはよー
女1)おはよー晴子
女2)ねぇ晴子昨日のあのドラマ見た?
つくしのクラスメイトでバスケ部のマネージャーの橋本晴子が教室に入ってきた。
晴子)(あ、つくし君だ)
女2)ねぇー晴子聞いてる?晴子?
晴子)あ、ごめんごめん、何の話だっけ?
女1)もー晴子ったら朝弱いんだから
晴子)ハハハ(やっぱり誰とも話さないでずっと本読んでる)
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先生)今日の夏期講習は終わりだから、きちんと復習するんだぞ
生徒1)やっと終わったー
生徒2)なーなーあそこのラーメン屋食べに行かない?
生徒たちは先生が教室から出ていくと、雑談する者、トイレに行く者、帰りの支度をする者などがいる。
つくし)(あー終わった終わった、バイト行かないと)
?)ねぇ、つくし君聞きたいことあるんだけどいいかな?
つくしが帰る支度をしていると誰かに話しかけられた。
つくし)(バイトの時間が迫っているのに誰だよ俺に話しかけるの?)
つくしはそういうと話しかけられた方に顔を上げると、同じクラスの橋本晴子が立っていた。晴子は1日中つくしに話す機会をうかがっていたが、話すタイミングが無く、講習終わりの時間になってしまった。
つくし)何ですか?誰ですか?
晴子)あ、ごめんごめん、私同じクラスの橋本晴子。つくし君に聞きたいことあるんだけどいいかな?(クラスメイトの名前も覚えてないの?)
つくし)急いでいるから無理
晴子)えっ!
つくし)もー帰りたいんだけど
晴子)あっ待って、なんでインハイのバスケ競技の会場にいたの?
つくしが席を立ち教室から出ようと歩き始めたとき、晴子は岸本と亮から頼まれていた質問をつくしに投げかけた。
つくし)仲良くないのに俺のプライベート話さなくていいでしょ(見られてたのかよ)
晴子)えっ、あっ、ごめんね急に話しかけて
つくし)話ってそれだけ?
晴子)う、うん
つくし)忠告しとくけど、俺に関わるといいことないから離れた方がいいよ、ほら君の友達心配そうに見てるよ
そう言うとつくしは歩き、教室を出ていった。
つくしが教室から出て行くと、晴子の友達が晴子の周りに集まって来た。
女1)晴子どうしたの?ボサボサに話しかけて
女2)変なことされてないよね?
女1)えっ!?晴子変なことされたの大丈夫?
晴子)なんもされてないから!大丈夫だから!(なんも聞けなかったなー)
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チリーン
?)今日は遅かったねつくし君
つくし)すみません店長、講習少し長引いちゃいました。すぐ準備します。
つくしは今年の3月から住宅街にある隠れ家的喫茶店でバイトをしている。約5か月喫茶店でバイトしているため、ほぼすべての仕事が出来るようになっている。また、学校でボサボサにしている髪を整えてバイトしている。
店長)つくし君、オムライスとナポリタン1つずつ3番テーブルにお願い。
つくし)わかりました。今作ります
そう言うと、つくしは慣れた手つきでオーダーされた料理を作り始めた。
チリーン
お客)ごちそうさまでした。
つくし・店長)どうもありがとうございました。
最後のお客さんが帰り、今日の喫茶店の営業は終わった。
店長)今日もお疲れ様つくし君。
つくし)今日はいつもより混みましたね。
店長)そうだったね。いっつも厨房任せてごめんね。
つくし)大丈夫ですよ!調理してるの楽しいですから。
つくしと店長は店の片づけをしながら雑談をしている。
店長)つくし君って中学の時東京にいたんだよね
つくし)ビクン!!そっ、そうですけど、いきなりどうしたんですか?
店長)少し疑問に思っただけだよ。だって、山形より東京の方が利便性高いでしょ?
つくし)まぁ、そうなんですけど…
店長)色々理由はあるよね。話したいと思ったらでいいから気軽に話してよ。
つくし)わかりました。じゃー厨房の締め終わったので先に失礼しますね。お疲れ様です。
店長)お疲れ様!明日もよろしくね。
つくし)はい!わかりました。
チリーン
つくしはバイト先を後にした。
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空は昼のどんよりとした曇り空と違い、星が綺麗に見れる夜空が広がっている。
綺麗な夜空が広がってる中、つくしは帰路についている。
つくし)(なんか今日、いつもよりつかれたなー)
ガラガラ
つくし)ただいまー
?)おかえりー
つくし)もう11時30分だぞ。寝てないのかよ七海。
七海)だって、勉強しててわからないことがあるんだもん。
つくし)またかよー部屋で着替えてくるから待ってろ。
家に帰って来たつくしを出迎えたのは、つくしのいとこの堂島七海である。つくしは分け合って親のいとこである山形の堂島家にお世話になっている。
つくし)どこが分からないの?
七海)ここの問題なんだけど
つくし)…そういうことか
カキカキ
つくしは部屋着に着替えると、七海が分からないと言っている数学の問題について説明している。七海は中学3年生で受験生である。毎晩分からない所があると、つくしに聞いている。
つくし)もう分からない所ない?
七海)うん!ありがとつくし兄ちゃん
つくし)じゃー俺もう寝るね
七海)うん、おやすなさい。あっ、お兄ちゃん久しぶりに中学の友達と会ったんでしょ?どうだった?
つくし)うん、会ったよ。得に何もないよ。じゃー疲れたから寝るね、おやすみー
七海)おやすみ…(まだ気にしてるのかな?昔のお兄ちゃんの方がかっこいいのに…)
バタン
つくしは七海の部屋のドアを閉めて自分の部屋に入った。
つくし)なんでみんな俺の話を聞きたがるんだよ…俺は話したくないのに
つくしはそういうと直ぐにベッドに入り寝てしまった。