ご注文はゲーマーですか?   作:天翔blue

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お久しぶりです。

「お久しぶりじゃないでしょうが!」と言われても仕方のないのはわかりますが
どうか話を聞いてください、というか読んでください。
本来ならば先月辺りに投稿しようと考えてはいたんです。
しかし、シリアスならかけるものの、明るい話の構想を練るのに思ったより時間がかかり
実生活では学年が上がり、進路について考えたり、オープンキャンパスだの
勉強やバイトに追われ、結果的に二か月の間が開いてしまいました。

このままだと失踪したと思われると思い、
なんとか活動は続けていることがわかるように活動報告を上げたりもしましたが、
肝心の本編が全くといっていいほど進みませんでした。

一日一回、30分は時間を取っているのですが、書き方が悪いのかもしれません。
これからさらに遅くなる時には活動報告をあげることにします。
どうかご了承ください。

今回は一話の書き直しとなります。
かなり拙かったのが自分でも気になったので直すことにしました。
では、生まれ変わった「ご注文はゲーマーですか?」一話です。どうぞ!


第一章 木組みの街
第一話 木組みの街 


「...なんだよこの街...本当に現代の日本の風景とは思えない風景してんのな...。」

そう言いながらも訪れた街を目を輝かせながら進んでいく少年。

 

 

彼の名前は青野 深(あおの しん)

ゲーマーと言えどそこまでうまいわけでもなく、

かと言って下手なわけでもない

そんなゲーマーである彼は今年から高校生。

彼がいるこの街、そして彼の通う学校のある「木組みの家と石畳の街」。

ここは彼にとって、一生忘れることのできない場所になる。

 

家々がすべて「木骨石造」という木材を骨組みとし、そこに石やレンガで壁を作る

という建築構造...らしい。そして、地面には石畳が敷かれている。

まるでここが日本ではないような気がした。

 

学校の方針で泊まらせていただける家庭でご奉仕...

つまりお手伝いとかそういうことをすると聞いた。

どうせ、勉強するかPCのキーボード叩くぐらいしかすることがなかったのだ。

下宿させていただくなら、お世話になる分、恩返し的な意味でなにかするのが

筋だと思った。

 

両親は「香風という家は喫茶店やってるって!

コーヒー好きだろ?色々勉強して来いよ!」

とのことだが、その時、何故か違和感を感じた。

なぜ、喫茶店を勧めたのか、普通の家でも別によかったし、

喫茶店はこの街にいくつか点在しているにも関わらず、

「香風の喫茶店」を持ってきたのだろうか、とも考えたが、

嫌だったわけでもなかったので、特に口答えすることもなくここを選んだ。

 

コーヒーに関してもある程度の興味と知識があるだけで、

そこまで好きなわけでもない。ただ、コーヒーをひたすら飲み続けていた時期が

あり、その時にほんのすこしの知識を得ただけだった。

 

つまりは、親の勘違いと成り行きに任せた結果、

彼はただ、言われるがまま、香風家という喫茶店を営業している家へ

泊まることを決められてしまった。

しかし、今の彼にはそれより、この街の光景に酔いしれていた。

 

「でもこの街すげぇや!RPGかと思うぐらい綺麗な街だわ~...。」

 

確かファンタジーRPG、タイトルはあまり覚えていないが、

その主人公たちの拠点がこんな風景だったような覚えがある。

いわく、この街は積極的に西洋風の建築構造を取り入れて、家々が作られ

そのうちにあまりにも日本離れした西洋のような風景となったらしい。

 

(ここら辺だな...「RABBIT HOUSE」…。あれ?)

 

ふと地図を見るとそこがちょうど目的の場所に近い場所だった

そして、その目的地の名前を再度確認し、目的の家と思われる看板をみると

うさぎとコーヒーの形とその下にある大文字の英語で書かれた店名があった。

それを見て直感的にこう思ったのだ。

ここは喫茶店じゃなく【うさぎカフェ】なんじゃないか?と。

ネコカフェがあるのであればうさぎカフェがあってもおかしくないのではないか?と。

 

「うさぎカフェなら話と違うし、でもそんな店なような気もするけど...ここの喫茶店だよな?」

 

しかしそれはそれで聞いていた話と違うが、この街にはところどころで野生のうさぎをみかけるところがある。

あながち、ありえなくもないのだ。考えを自然に口に出しながら、入店すると、

 

「いらっしゃいませ...。」

 

と淡い青色の髪をした、背丈だけ見れば小学生から中学生くらいの女の子が、そういって出迎えてくれた。

アルバイトにしては小すぎるような気がするが、この雰囲気はそうではなさそうだ。

取り合えず、この女の子に確認を取ることにした。

 

「ここは香風さんのお家であってますよね?」

と、不安になりながら、すこしたどたどしく質問した。

この場所が目的の場所かどうかではなく、この女の子がこの家の子であること。

つまり、思春期の男女が同じ屋根の下で暮らすということ。

本来ならよろしくないというより、そこで起こりうるトラブルを考えれば絶対に避けるべきことのはずだと。

そこだけが何より不安だった。

 

「はい。ここです。」

と淡々と答えてくれた。

...もしかしたら、ここで暮らしている人ではない可能性が出てきた。

親戚とか、そういう、同居していない子であるならば全然大丈夫だと。

そう思って少し安心した。

しかし、何かおかしい。このお店の店員がこの女の子しかいない。

この子一人で店が回るのだろうか、それなら相当お客さんが少ないのか、ただただ人手不足なのか、

この子一人で店が回るほどの能力を持ち合わせているのか。

さらに違和感を感じたことは、なぜ、下宿先の店で、下宿する人間を迎える人間がこの子なのだろうか。

店のオーナーとかマスターとか、大人とか保護者とか、そういう人が出てくると思っていたが、

そんな雰囲気が全くない。静寂だけがある、あまりにも落ち着いた、コクタンだと思われる木の床と

同じくその木でできていそうな、年季の入った机や椅子がいくつかある、そんな喫茶店だった。

 

「ここの、マスター...さんいます?挨拶しておきたいのですが...」

 

と未だに姿を見せない、この家の持ち主であろう人物について質問すると

突然、哀しく暗い顔をしながら、気まずそうにうつむいて、

 

「あの...祖父は去年...」

 

と答えた。きっともう亡くなられてしまっているんだと理解した。

そういうことを思いださせてしまうのが辛いことが自分にはわかっていたはず、

なぜ察せなかったのかと少し後悔した。

 

「ご、ごめんな?辛い質問したな...。すまない...。」

 

と、自分もつい俯きながら頭を少し下げて謝ったが、直後

祖父がマスターだという事実から、一瞬、思考が止まった。

孫娘が店に出ているということは、その店の跡継ぎになるかもしれないということ。

そして、祖父の店で働いているということは、ここを家として住んでいることも考えられる。

 

「どうしたんですか?何かありましたか?」

と、突然、思考と体の動きが止まった深を見て、少し心配そうに質問する女の子。

しかし、その問いに答えている余裕が既になくなっていた。

 

(下宿先にいる子が女の子なんて聞いてないぞ!?

そういうことをしっかり聞いておけばよかった!!というかなんならどうしてここを選んだんだよ!)

 

完全にパニックに陥っていた。実はこの男、『非モテかつ女子とあまり話さない』

という、女子に対しての話し方を知らず、避け続けたあまり、

さらに女子と話したとしても仲良くなれないというあまりに致命的な欠点あるために

この状況は彼にとって、ひどい『ハプニング』だった。

 

その家のことをちゃんと聞いておかなかった自分にも非があることもわかっているが、

それはそれとして、世間体的にこんな事態はあってはならないはずで、なおかつ自分にとって

一番不安で仕方なくなる状況で、しかもここを選んだのが自分自身だったならここは絶対避けていたはずだ。

しっかり丸投げせずに自分でやっておくべきだったのも承知しているが、ここを選んだ両親も両親だと思った。

 

(どうしようどうしようどうすんだよこれ)

 

目が泳いでしまっている。動揺してしまって、事をちゃんと考えられる状態ではなくなってしまった。

動揺しすぎていたのか、何故か足を引きずりながら後ろに下がり、バランスを崩してしりもちをついた。

即座に後ろに振り向き、出入り口のドアノブを両手で握った手は震えていた。

 

「どうしたんですか!?落ち着いてください!」

さっきまで目の前にいた女の子が近づいてそう言い、落ち着かせてくれた。

情けない話だが、本当にキツい。

元々の欠点に加え、ここ数年はまともに家族以外と話をしたことがなかった。

 

「ご、ごめん、まさかこの家に孫娘さんがいるとは知らなくて動揺してたんだ。ありがとう。」

 

「そうだったんですか...。突然慌てだしたのでびっくりしました...。」

 

ようやく、落ち着いたので落ちつかせようとしてくれたことに感謝をのべ、理由を話した。

向こうも少し慌てていたようで、それでも自分より僕を優先させてくれたことが

何よりこの子がやさしい子だというのがよくわかる。

 

それから数分して、女の子の名前や働くときに着る制服のこと。

ここのアルバイトには自分より一つ上の高校生がいること。

様々な話をしてもらった。まだ緊張しながら。

 

女の子は「香風 智乃」というらしい。

名前の響きからカプチーノを連想した。

実際に飲んだことはないので味は知らない。

 

この状況で一見落ち着いているように振舞ってはいるが、内心はまだ大慌てで不安しかないのである。

これから彼はどうしていくのであろうか、まだこんな状況は序の口だというのに。

 




どうでしょうか、だいぶ変わったと思います。
ベースは一緒ですが、ギャグ感を増しました。
前の方がいい、という方がいらっしゃれば、もしかしたら別の形で上げるかもしれません。

次回ですが、「二話の書き直し」もしくは「予定していた最新話」
のどちらかになると思います。

また間隔が長くなりすぎないように善処します。
もうすこしお待ちください。
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