そしてニケなどの一部を除いてグルグルのキャラは出して、クローバーのキャラを崩壊させたりますので。
魔法が全てとされる世界。
遥かなる昔。恐ろしい力を持ったギリという魔王がモンスターを使って世界征服を企んだ。さらにギリは邪悪な魔人と手を組んで世界征服が本格的になって来たが、1人の魔導士の勇者が魔人を倒し、ギリも特殊な魔法を使う一族によって封印された。勇者は魔法帝と呼ばれるようになった。
その魔法帝が誕生した国、クローバー王国。
クローバー王国にあるハージ村の森に1人の小柄でバンダナ付けた少年が、やる気なさそうに木の枝に乗っている。少年はアスタという魔法が使えずに、あることがショックでボーっとしていた。
「いや、俺ってば何落ち込んでんだ…諦めてたまるか!!」
しかしすぐに気持ちを切り替えると大声で叫ぶ。
「ほぅ…随分と根性があるな」
「うわぁっ!?なんだ、暗黒オババか?」
いつのまにか後ろに老婆が現れたのでアスタは驚く。この老婆は暗黒オババという名でハージ村を牛耳っている実力者。
「ところでお前は、教会のアスタじゃな?」
「そうだけど、なんだよ」
「今日の授与式で1人だけ魔導書が手に入れられなかったな」
「うっ!」
暗黒オババに痛いところを突かれてしまう。ちなみに魔導書とは、15歳の時に与えられる書籍型の魔法アイテム。さっきまでアスタが落ち込んだ原因も魔導書が貰えなかったことが理由。
「分かってるよ。だけどな…来年もう一度挑戦すんだよ!」
しかしアスタはもう一度大きな声で宣言する。
「そうか…しかしもしかしたら、お前の魔導書はもうすぐ持てるかもしれんぞ?」
「え?」
「とりあえず、家に来い」
「オババの家に!」
「そうじゃ。お前は勇者になれるかもしれんからな」
「勇者、俺が!?」
いきなりオババに勇者だと言われて驚くアスタ。そして半分疑いながらも森の中にあるオババに家に到着。
「んで、オババ。俺をこの家に案内してなにを?」
「それはな…お主にグルグルを授けようとな」
「ぐ…グルグル!?」
グルグルという言葉にアスタはまた驚く。それはこの村で決して口にしてはいけない事で、アスタが育った教会のシスターのリリーからも厳しく言われてた。
「絶対に口にすることは許されない言葉、グルグル…だから、俺…俺……エッチな言葉だと思ってました♪」
いやらしい顔で言うアスタにオババは豪快にこけた。
「違ぁぁぁぁぁぁう!グルグルは今日まで秘密にして守って来た魔法なんじゃい!!」
「グルグルって魔法!?」
「そうじゃ。グルグルはミグミグ族と呼ばれる部族が作り出した魔法」
そのままオババはグルグルの事を説明し始めた。
「わしらが持つ魔導書は、魔力を上げて魔法の強化は勿論。成長すればページも増えていき、魔法の数も増えていくのは知っているな」
最初に魔導書はどんなアイテムでどういう役割なのかをアスタに話す。
「そりゃあ、知ってるさ」
「しかしミグミグ族は魔導書を持たない。いや、必要ないんじゃ」
「必要ない?」
「グルグルは魔法陣に似た魔法でな。図面を描いて図形から力を発動するのじゃ」
「へ~~~でも、なんで俺にグルグルを?てか、その前に俺が勇者!?」
「話せば長いんじゃが、あれは14年前の頃」
オババはアスタに14年前の話をした。
ある日、オババの家にミグミグ族の生き残りを名乗る男がやって来た。男はグルグルの教典という本と魔法陣の杖とミグミグ族最後の子をオババに預け。14年後に魔王が復活するの予想。だが、特別な魔導書を持つ勇者も現れて、その勇者に最後の子を連れて魔王を倒してと託して去ってしまう。その日からオババはグルグルを秘密にしてきた。
「という訳なんじゃ」
「そっか…でも、俺まだ魔導書が」
「男はこうも言っていた。その魔導書は決して諦めない心を持つ者がピンチの時に現れるとな。とりあえず、その子を連れてくる」
そう言ってオババは部屋を出た。1人残ったアスタはそのミグミグ族の生き残りはどんなのか気になる。
「ミグミグ族の生き残りか…もしかしてモンスターで、喰われちゃうのかも!?」
怖くなったアスタは逃げ出そうとしたが、玄関のドアはいつのまにか鍵で閉まっていた。
「アナタが、勇者様なの?」
「え?」
すると部屋に入ってきたのは三つ編みで杖を持って黒いローブを着たアスタと同じ年と身長の少女。
「この子が?」
「そうじゃ、ミグミグ族最後の生き残りのククリじゃ」
「初めまして」
「え…は、初めまして!」
この少女がミグミグ族のククリ。初めは容姿に少し安心するが、すぐに切り替えて挨拶。
「良いか。グルグルは恐ろしく、敵にも味方にもなる事を忘れるな!」
「はいはい!」
オババが大声でグルグルの危険性を注意する。
「そうじゃククリ、お前が本来持つべき杖を授けるとしよう。その宝箱に入っているからな」
それからククリにも近くにある宝箱にある杖を持つようにと言った。
「……いや」
「え?」
「だってこれ気に入ってるもん!」
ククリは今持っている杖がお気に入りだからという理由で拒否。
「バカ言うな!そんな杖では外に出た途端に即お陀仏だぞバカ娘!!」
「それでも好きだもん!しょうがないでしょ妖怪ババア!!」
「なんじゃと、人の親切が分からないのかアホ娘!!」
「だったらもう私外出て魔王退治するの止めたモンスターババア!!」
「わっ!ちょっと2人共!」
そのまま喧嘩をし始める2人にアスタはすぐ止めに入った。だが、あまりにもアホな理由の喧嘩に
[なんだ?この低レベルな口喧嘩は…]
呆れて止める気が失せた。それでもオババはとりあえず宝箱の杖を見せると、それは青い一つ目の太陽が付いた魔法陣の杖。ミグミグ族専用の魔法陣を書くための物。
「いやぁぁぁぁぁ!絶対にいやぁぁぁぁぁぁ!デザインが可愛くない!!」
少し悪趣味な感じの杖にククリは涙目でオババの顔を抓りながら拒絶。
「勇者、アスタよ。この家の鍵じゃから、ククリを頼むぞ!」
「げげっ!」
「早くドアを開けるんじゃ!」
「はいはい!」
アスタは言われるままにオババから渡された鍵でドアを開けで、嫌がるククリと杖を持って家を出た。
「うわぁーーーん、やだこんな杖!!」
未だに泣き続けるククリにどうしようかと悩むアスタ。とりあえず思いついたのは
「なぁ、一度教会に行こうぜ」
「え?」
「だって、ずっとオババの家で過ごしてたんだろ?だったら外の世界を楽しもうぜ」
「外の世界を?」
アスタは笑いながらも魔法陣の杖をククリに手渡す。
「……うん!」
そして手で涙を拭いて杖を受け取ると笑顔で返事する。
「よっしゃ、じゃあ…ん?」
するとアスタは魔導書塔に何かの異変を感じた。
「どうしたの?勇者様」
「なんか分からねぇが…行ってくる!!」
アスタは急いで走って魔導書塔に向かった。そしてククリもアスタの後を追いかける。
という訳で、またpixivの作品を此処に載せました。当然、アスタはニケのポジションになります。