ハイスクールD×D~永劫破壊を身体に宿す者~ 作:てーとくん
「おらぁ!!」
「くっ……!」
陽が拳をレイナーレ目掛けて殴る。しかしレイナーレは手にしていた槍を盾代わりにして防ぐが威力が強すぎて吹っ飛ばされてしまう。
「おいおいおい! んだよ堕天使ってのはこの程度かぁ!?」
陽はそんなレイナーレに容赦することなく全力で拳を叩き込む。
「があっっ!?」
レイナーレは吹っ飛ばされた直後だったので防ぐことができずにモロにくらってしまう。たった一撃くらっただけなのにもうすでにレイナーレは満身創痍だった。
「はぁはぁはぁ……(こいつ強すぎる! たしかにこいつには神器が宿っている。それは事前の調べでわかっていることだ。でもその神器は魂を吸えば吸うほど防御力が上がるという物だったはず。それがなぜ一撃があんなにも重い!?)」
「どうしてって面してんなぁ、堕天使」
「っ!」
考えていたことが顔に出ていたのか焦っていることを指摘される。そのせいで身体が反応するのが遅れ、もう一発くらってしまった。
「この程度で動揺たぁあまいんだよ、堕天使ィィィィ!!」
「ぐあぁっ!!」
その一撃をくらいレイナーレは殺されると思い自らの黒い羽を羽ばたかせ空へと逃げようとするが背中を足で思いっきり踏まれ、這いつくばるイモムシのようになった。
「おいおい、逃げんなよ堕天使。久々に悪魔以外と戦えたんだよ。もうちょっと気張れや」
そう言うと陽は黒い羽の付け根の部分に手を伸ばし思いっきり引っこ抜いた。
「ああああああああああああっっ!!!!!!!!!」
「ははっ。堕天使も血の色は赤なんだな。ちょっとビックリしたぜ」
引っこ抜いた羽は近くにポイッと捨て羽を抜かれた痛みでうずくまっているレイナーレに近づき、前髪を掴み強制的に目を合わせた。そのとき見たレイナーレの顔は恐怖と痛みによる涙と鼻水でぐしゃぐしゃになっていた。
「よう、いまどんな気分だ? 見下してた奴らに見下される気分は?」
「は、ひ、はっ……」
レイナーレはガクガクと震えるだけでその質問に答えようとしなかった。そのときだった。陽の後ろから光の槍が飛んできたのは。陽はそれに気づき、その槍を掴んでへし折るがそれと同時にあたり一面を煙幕が覆った。
「-------!!」
「-------!」
煙幕が張られてからレイナーレのいたところから声が聞こえてきたが気づいたときにはすでにレイナーレごと消えていた。
「くそ、逃げられたか」
陽はそういえば他にも堕天使っていたな、と思い出すが今はそんなことよりも
「イッセー、おいイッセー無事か? 大丈夫か?」
倒れていたイッセーに駆け寄り、話しかけるが反応はない。胸に耳をあて心臓の音を確認するが音は聞こえなかった。
「『リアス』」
「ええ、わかってるわ」
陽はいきなり現れた人物に驚きもせずすぐに『ある処置』を行わせた。
リアスと呼ばれた紅い髪の人物は懐からチェスの駒のようなものを取り出した。
「おもしろい子ね。この子は……」
クスクスと笑うリアスはイッセーのことを興味深そうに見つめている。
「安心しなさい。私がちゃんと拾ってあげるから。その命、私のために生きなさい」
ちなみに陽は戦闘になると超絶ドSになります