ヒロインアンケート、かなりの大混戦になってきました。が、依然としてトップはエトさん。
次いで雛実と言ったところです!!
作者的には入にもっと入って欲しいです!!
喰種で一番好きなキャラでもあるので。
読者の方々も自分の好きなキャラがいる場合はそのキャラが選ばれるよう投票お願いします!!
それでは本編どうぞ!
金木くんが攫われてから数日後……
エトさんの話では金木くんの誘拐は、全く知らないことだったらしい。
つまりタタラさんの指示。もしくはあの雑魚の独断か…。
どちらにせよ、彼らのしたことを僕は許すつもりは無いし特に雑魚には徹底的に絶望を味わってもらう。
ブーブー
[霧嶋董香]
『……店長が来てくれってさ』
『わかった。すぐに行く』ツーツー
今回はエトさんからちゃんと了承も得ているし、何もしないで欲しいと頼んであるから心配ごとは何も無い。
(…………とりあえず、あんていくに行こ)
〜〜〜〜〜〜〜〜
電話をもらった時、既に20区にいたこともあり相当早く着いたらまた董香に「速すぎない……?」と呆れられ理由を説明したら更に呆れられた………。解せぬ
今、あんていくに集まっているのは金木くんを抜いたあんていくの従業員に加えてウタさんに……月山。
それと、エトさんとの会話を聞かれてその誠意に負けて僕が連れてきた雛実ちゃん。
月山に関しては、芳村さんが認めたということは大丈夫なのだろうからわざわざ突っかかることもないだろう。
「それじゃあ、刀夜くんも来たことだし始めるとしよう」
芳村さんの話によると、今日の夕方CCGがアオギリのアジトを襲撃するらしい。
僕らはそれに乗じて金木くんを救出し、即座にその場を離れるとのこと。
「それと刀夜くん。君には頼みたいことがある」
「……何でしょうか?」
正直、今はヤモリの野郎をどうやってぶっ潰すかしか頭にはない。
「……君には私と共に陽動をやって欲しい。」
………陽動?
「……なんのですか?」
「これはわたしの予想なのだが、此度のアオギリ討伐は必ずCCGが優勢になり特等共の活動範囲が増える可能性が高い。そうなれば、我々にまで影響が及び金木くんの救出も容易いものじゃなくなるだろう。」
つまり、董香たちの危険を極力減らすってことか…。
…………仕方ない。あの雑魚をいたぶるのは後回しか。
「分かりました。僕はどう動けば?」
「刀夜くんには申し訳ないが、私と一緒にいてもらいたい。」
そう言って芳村さんは申し訳なさそうに謝る。
「……わかりました。それが最善というなら僕は従います。」
僕と芳村さんではこれまで踏んできた場数が圧倒的に違う。だからこそ、僕は芳村さんの意見を信じる。
「それじゃあ、準備に取りかかろうか」
「はい、これみんなの分の変装用のマスクね」
ウタさんは全員分のマスクを作っていたらしい。
…雛実ちゃんが来るのもわかっていたのかな。
「…ウタさん、僕は要りません。陽動ならこっちの方がいいでしょうし。」
そう言って僕は懐から愛用のマスクを取り出す。
このマスクは母さんがくれた唯一無二の宝物であり、僕【木葉梟】を象徴するものでもある。
「そっかぁ。ざんねん」
そう言ってウタさんはマスクを引っ込め、また席に戻っていった。
「それじゃあ、向かおうか」
(……僕の大切な人を傷つけるやつは誰であろうと許さない。)
僕らはアオギリのアジトに向け出発した。
次回更新出来るだけ遅れないようにはしますが少し長くなるかもしれません。
気長に待ってもらえると助かります
それではまた次回