待ってくれている人がいるかわかりませんが、頑張って更新したいと思います!!
あと、最近評価をしてくれる人を見ることがあったのですがやはり執筆されている方かそうでない方かでかなり違うなと思いました。ついでに時々いる、低評価を大量にしている方はそんなに小説を書かせたくないんでしょうか?少し気になりました。
それでは本編どうぞ!!
金木くんがアオギリに入ってから早いことで数ヶ月。
彼の情報は、絢都から逐一入ってきている。絢都からの情報以外にも、最近はよくニュースでも見かけるようにもなった。【眼帯】という名前で。
「そんな辛気臭い顔をしてどうしたんだい?刀夜くんよ」
もう突っ込まない。
一人で考え事がしたいから、わざわざ誰も来ないであろう屋上まで来たというのにこのひとは……。
「少し金木くんのことを考えてただけですよ」
「彼ねぇ。優秀ってことは聞くけどなんかパッとしないんだよねぇ………それよりもなんで私がここにいるのか気にならないかい?」
まさかの自分で質問を求めるとは……。
余程暇なんだろうなぁ。
「ちなみに、私は今締め切り間近で結構忙しいからね。」
……もう知らん。
「正解は、刀夜くんを探してたからっでした。」
「……ぼくを?」
エトさんが僕を探すなんて滅多にない。
理由は、僕が基本的に家にいるため。いない場合でも少し待っていれば帰ってくるから。
「うん、タタラが今度コクリア破りをするらしいんだ。それに例の金木くんを参加させる」
……コクリアを破るか。
難攻不落のコクリアに攻めるってことは余程の勝算があるのだろう。
「…そうですか。エトさんは参加するんですか?」
「うん、まぁね。と言っても私は本格的には参加しないよ」
エトさん曰く、戦闘や喰種の解放は実働部隊が行うらしくエトさんは様子を見てコクリアからの脱出経路を確保するのが仕事らしい。
「……それで、そんなことだけを言いに来たんですか?」
この程度のことなら、僕をわざわざ探してまで言う必要はない。
「流石に君は勘がいいなぁ……………有馬貴将が君に用があるってさ」
「……有馬さんが?」
「うん、とりあえずすぐにここに向かって」
僕はエトさんから地図を受け取り、そこへ向かった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
地図の場所に着くと、そこには有馬さんとなぜか倒れている伊丙入がいた。
「……有馬さん、用ってなんですか?」
「あぁ来たか、刀夜。突然ですまないが、血を分けてもらえないか?」
……なるほど。
やっぱり、伊丙入も半人間か。
「…いいですよ。これ、どうぞ」
僕は予め用意してある血液を少し薄めたものを有馬さんに渡す。
「すまない。これで入も普通の寿命になれるよ」
何故有馬さんが僕の血のことを知っているかと言うと、それは遡ること5年前。
僕と有馬さんは、エトさんを通じて知り合って以来奇妙な関係が続いていた。そんなある日、突然有馬さんが体調が悪そうにするもんだから話を聞いたら半人間だということを教えてもらい試しに僕の血を薄めたのをあげてみたらなんと効果的面。
半人間、特有の寿命の短さもなくなり元気になっちゃいましたとのこと。
「いえ、それよりも見つかりそうですか?あなたを倒せる喰種。」
「見つけるだけならね。けど、彼はそういう役目をやりたがらない」
……誰だろうね。
「…そ、そうですか。それじゃあ失礼します」
「あぁ、呼びたしてすまなかったね。刀夜、あまり他人を守ろうとしすぎちゃダメだよ」
「………わかってますよ」
この間、エトさんに言われた台詞。
有馬さんにも同じことを言われるなんてね。
この後、僕はこの言葉を噛み締めることになるとは思いもしなかった。
今回は色々詰め込んだ回になりましたね。
それにしても、来週のアニメで入が死ぬと思うと見るのが嫌になりますね……。(下口さんも松前も。ついでにキジマ)
それではまた次回。
感想待ってます〜。