東京喰種〜自由を望んだ者〜   作:雪楓❄️

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設定だけ載せるのは良くないとおもったので、1話書き上げました。

不審な点などありましたら指摘お願いします。

またヒロイン、異名を活動報告にて募集していますのでお願いします。


東京喰種
1話


グチャッグチャッ

 

(……やっぱり美味しくないなぁ。)

 

傍から見たら、人間が人間を喰っている異様で異質な光景だろう。だけど、正しくは違う。

"化物が化物を食べている"だけのことだ。よくTV番組などで動物同士の共食いの光景を見るだろう。それと同じ。

僕は人の姿をしたただの化物で、相手も同じ。俗に言う、"喰種"と呼ばれる生き物だ。

 

 

 

 

 

「…ご馳走様でした。」

 

最近、平和と言われるここ20区でも喰種による捕食が増加しつつある。理由は、11区のアオギリだろう。アオギリのお陰で増員され続けている捜査官から逃げる形でここ20区に来る喰種が明らかに増えている。

それに伴って、明らかに捕食目的じゃなく楽しむために人間を襲う喰種が増えた。

今度、エトさんに文句言ってやらないと。

 

「やぁ、刀夜くん。元気なさそうにどうしたんだい?」

 

問題の元凶の登場である。

 

「…エトさん。見てたなら分かるでしょ?」

 

この怪しさ満点の人は、芳村エト。アオギリの樹のトップであり、SSSレート喰種【梟】。ちなみに、僕の隻眼仲間でもある。

 

「喰種なのに、人間を助けて同族である喰種を殺すなんてね。他の人が見たら正気とは思えない行為だね」

 

エトさんの言う通り。僕がやったことは普通では考えられないし、有り得ないこと。

 

「わかってますよ。でも、半分は人間の血が流れてるんです。人間だろうが、喰種だろうが無闇に侮辱されて殺されるのは見逃す訳にはかないんですよ。」

 

「うんうん。……でも、君のそういう所は好きでもあるけど嫌いだなぁ。君の優しさはいつか君自身を壊す、それは私も望むところじゃない」

 

最後に「じゃあ、また」と言ってエトさんは居なくなった。

 

(……僕自身を壊すか…。あっ、エトさんに文句言うの忘れてた)

 

元凶に上手いこと逃げられたことに少し不満を抱きながら、僕はコーヒーを飲みに行きつけの喫茶店へと向かった。

 

 

 

 

《あんていく》

 

「…いらっしゃいませ……。って、刀夜か」

 

「董香、流石にお客様に向かって「…刀夜か」は酷くない?」

 

店に入って迎え入れてくれたこの見た目は美少女と言って間違いない彼女は霧島董香。

 

(……ほんとに口を開かなきゃなぁ…)

 

「刀夜、コーヒー出さなくていいんだ。」

 

「…いや、それは流石に酷いよね?」

 

もはや定番となりつつあるこの掛け合い。

他に客がいないからいいけど、居たらどうするつもりやら。

 

「それじゃ、いつもの1杯よろしく」

 

「はいはい。あ、あと雛実来てるから、行ってあげて」

 

と言って董香は店の裏手を指差した。

 

「ん、りょーかい」

 

僕は、董香に促されるままに裏手へと向かった。

 

 

 

 

コンッコンッ

 

「は〜い。どうぞ」

 

休憩室の扉をノックすると、部屋の中からは雛実ちゃんの声が聞こえた。

 

ガチャ

 

「こんにちは、雛実ちゃん」

 

「あ、お兄ちゃん!」

 

雛実ちゃんは、僕のことを見るなり笑顔でこっちに向かってくる。

机の上に置かれた本を見ると、『作:高槻泉』と書いてあった。

 

(エトさんのか。僕もエトさんに貰って読んだけど漢字難しいんだよね、ほんとに。なんでエトさん、あんなに漢字知ってるんだろ。僕なんて辞書使って調べながらしか読めなかったのに…)

 

「今日は、リョーコさんはどうしたの?」

 

「お母さんは、今お買い物に行ってるの。」

 

なるほど。だから、雛実ちゃんはここにいたのか。

 

「そっか。雛実ちゃん、その本漢字難しくないの?」

 

「難しいから、調べながら読んでるの。私、学校行ってないから調べたのをこうやって覚えてるんだ」

 

そう言って、見せてくれたノートには難しい漢字がビッシリ書かれていた。

 

「そっか。僕もその本の漢字は全部調べたから良かったら一緒に読もうか?」

 

「ほんと!?じゃあ、お願いね」

 

雛実ちゃんは嬉しそうに僕の手を引いて、ソファーへと座った。

 

(……学校行きたいんだろうな)

 

その後、リョーコさんが帰ってくるまで一緒に本を読んだ。

 

 

 

 

 

 

 

《あんていく》からの帰り道、少し辺りが暗くなってきたこともあり周りには人はあまり歩いていなかった。

 

(やっぱり、喰種の捕食が原因だろうなぁ)

 

《あんていく》の人たちみたいに、人を襲わない喰種というのはかなり珍しい。それでも、《あんていく》を中心として統制されていたここ20区も最近『大食い』と呼ばれる喰種によってかなり荒れている。

 

(………ん?あれは……)

 

ふと、反対側の道を歩く男女が目に入った。

片方は、メガネをかけ知的な雰囲気を纏った女性。

もう片方は、あまり運動が得意じゃなさそうな優しい印象を与える青年。

 

(……あの女の方、血の匂いがするな。もし、喰種だったとしてもアレを僕に止める権利はない。だって、喰種だって食べなければ死んでしまうのだから…。)

 

僕はこの時見た、青年ともう一度会うことになるとは思いもしなかった。

 

 

 

 

 

 




とりあえず、こんな感じで書いていこうと思います。
エトの喋り方に違和感しかない……

至らぬ点ございますが、楽しんでもらえると嬉しいです。
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