東京喰種〜自由を望んだ者〜   作:雪楓❄️

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東京喰種シリーズ、本当に最終回を迎えてしまいましたね……。

大好きな作品が一つなくなってしまってとても残念ですが、最終話は若干の詰め込み感はありましたがとてもいい最終話だったと僕は思います
あとは、アニメ2期とゲームに期待です!!

それに伴ってこの作品、原作の方は終わってしまいましたが原作通りではなくオリジナルで話を考えて書きたいと思います!
原作終了までは大筋原作と同じですがその後のストーリーも書いていきたいと思いますので、まだまだ先にはなりますがお楽しみにお待ちください!


24話

僕がフクロウを構えるなり出した絢都の羽赫は二年前のものとは見間違えるほど変わっていた。

 

(………あれ、本当に赫子なの?)

 

疑いたくなる僕の気持ちも分かってもらえるだろう。

……あの羽赫はクインケのような見た目なのだから。

 

(まぁ、羽赫の弱点は僕が一番わかってる。)

 

中距離戦を主とする羽赫にとって、同レベル以上の相手に距離を詰められるというのは敗北を意味する。

 

「…貰った」

 

一瞬にして距離を詰め、フクロウを真横に振る。

 

ガキィィン

 

「っ……。(……うわぁ、まじ?)」

 

普通の羽赫なら防げるような一撃ではないはず。

羽赫でガードされても押し切れる自信があったのだが、残念なことに防がれてしまった。

 

「……これは驚いたね。羽赫相手に近距離で防がれるなんて。」

 

"赫子はその人の意識によって形を変える"よくエトさんが言っていたことだ。

僕の羽赫が二年前に4つに増え遠距離の威力が上がったのも、絢都の羽赫が近距離戦闘が出来るものになったのも全部本人の意思。

 

(……てことはやっぱり、この間甲赫出せなくなってその代わりに羽赫の形が変わってたのって……)

 

つい先日の話。

対喰種の訓練をするために甲赫を出そうと思ったのだが出せず、代わりに羽赫を出したらその羽赫が前の4枚の翼のような形からさらに変わっていたのだ。

 

ガキィィン

 

「…おっと」

 

意識がどこかに行っていた間に絢都が懐まで入ってきており、羽赫で一閃。

ギリギリガードが間に合ったが1歩間違えたら"怪我"をしてる所だった。

 

(………さて、こっからは本気で行こうかな)

 

左サイドの羽赫のみを出現させ、右手にフクロウを持つ。

今の僕の羽赫は例えるならとても大きな鋼鉄の翼。

左右2つずつあったものが一つとなり、今までよりもさらに大きなものに。

甲赫と合体?したことで強度、切れ味とも増し近距離にも使えるようになった。

 

バキキキ

 

芳村さんの羽赫から作られたフクロウのギミックの一つ。

 

ブンッ

 

フクロウから放たれたものは一直線に絢都へと向かう。

 

「…くっ」

 

絢都はもちろんガードする。

が、伊達にSSSレートの芳村さんから作ったクインケ。威力はトップクラス。

 

(これだけ隙ができれば…)

 

一気に絢都との距離を詰め、懐に入る。

 

「今度こそ貰うよ」

 

絢都は後ろに避けようとするが、それも織り込み済み。

片翼の羽赫を絢都の背後へと回し逃げ場を失くす。

 

ザシュッ

 

僕のクインケが絢都の腹を捉えた。

普段の喰種相手ならばこのまま決めにいくのだが…、僕は目的のためとはいえ僕の周りの人を殺せるほど非情にはなれない。

 

「……絢都、煙幕張るからさっさと逃げて」

 

「……えっ」

 

絢都が何かを言う前に羽赫を広げ足元に放つ。

 

 

 

 

やがて、煙幕代わりの羽赫がはれるとそこには絢都たちの姿はなかった。

 

(ふぅ、これで一段落……)

 

「うわぁぁぁ」

 

一安心しようと思ったその時、琲世くんが叫び苦しみ始めた。

 

「琲世くんっ!」

 

僕に唯一課されている命令。

それは佐々木琲世が暴走した際の対処。

これはCCG局員のほぼ全員の共通認識。佐々木琲世は人間として扱うこと。そして、暴走したさいはSS〜レートハイセとして対処すること。沈静が困難な場合は的確な対処をすること。

つまり、僕の仕事は琲世くんが殺されないように沈静化させること。

 

琲世くんの方を見ると、丁度オロチを追っていた平子班が到着していた。

 

「平子さん、僕が対処します!オロチを追ってください!!」

 

既に暁さんに連絡がいっているだろう。

僕が無力化さえさせれば、あとは暁さんがやってくれるだろう。

平子さんたちに先ほど逃げたオロチを任せ、僕は琲世くんと対峙する。

 

(……赫子の扱いが雑。これじゃ当たらないよ)

 

琲世くんとの距離を赫子を避けながら詰める。

暴走しているだけあって、赫子の操作は精密さを欠き当たる方が難しい

 

「……それじゃあ、琲世くんおやすみ」

 

琲世くんの赫子を切り落とす。

 

それとほぼ同時に弾丸が打ち込まれ、琲世くんは力なく倒れた。

 

(……ふぅ。これで今度こそ一安心かな)

 

少しするとオロチを追いに行った平子班も戻ってきて、暁さんも琲世の元へと来て琲世を抱き上げる。

 

「…お前は誰だ?」

 

「…僕は……僕はささき…ハイセ…」

 

「そうだ、お前は佐々木琲世だ……少し休め」

 

暁さんは業務的な確認を終えたあと、母親のような笑みを浮かべ琲世くんを労った。

 

(……これで少しは琲世くんの言うことを聞くようになってくれればいいけど)

 

僕は平子さんたちから1歩退いたところで見ているQsの面々を見てそう願った。

 

 

 

 




クインケ、鯱さんの案が2つ来ています!!

皆さんのアンケートのご参加お待ちしてます!!

あと、感想頂けるとモチベーション上がるので宜しければお願いします!!
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