喰種が終わってしまい来週から何をモチベに書けばいいか分からない筆者です。
今のモチベは時々乗れるランキングの順位を少しでも上げることです!
このあいだ、皆様のおかげで21位になることが出来ました!本当にありがとうございます!!そして、これからもお願いします
あれから数日、何もなく平和に過ぎてくれれば良かったのだがそうはいかなかった。
先日、トルソー宅を捜査中の下口さんの班がラビットと遭遇。下口さんを除く班員が犠牲となり下口さん自身も怪我を負うことになった。
これを受けトルソーの捜査はS1〜3班が引き継ぐこととなり、Qsは什造くんの班とともに【ナッツクラッカー】を追うことになった。
【ナッツクラッカー】。レート不明の喰種で、名前の由来はその名の通り。男性の睾丸を粉砕するらしい。
そして、Qs班とは別行動の僕はと言うと……
「いや〜、流石っすね。有馬特等の言ってた通りっす」
………クインケ研究所に来ています……。
元より、フクロウは有馬さんからの貰い物ということもありいつかは自分自身のクインケが欲しいとは密かに思っていたけれど、その事が何故か有馬さんにバレてしまい「それなら自分の赫包を使って作ったらどう?」と言われ、大量にある自分の赫包を"2つ"地行博士に渡したのだが…
「……なんで2振りあるんですか?」
そう一つのクインケという頼みだったはずなのに、目の前にあるのは完全に2振り。
唯一守られているのは刀の形という点だけ。まぁ、見た目はとてもカッコイイんだけど…。
「いや〜、研究者の血ってやつが騒いじゃいましてね?これなら1対のクインケに出来るんじゃないかってね」
その結果がこの二刀一対のクインケらしい。
「一応、ギミックの説明っす。両方のクインケとも、斬撃に合わせてエネルギー衝撃波が飛ぶギミックがあります。あなたの赫子の能力の応用だと思ってください。あとは、ギミックではないですけどあなたの赫包を使ったことで他の甲赫クインケの数倍の切れ味になってるっす。」
(……なんてものを作ってるんだこの人は)
普通に考えて斬撃が飛ぶとかおかしいし、他の甲赫クインケの数倍の切れ味ってあれでも十分なのに他に何を斬れと?
「……ちょっと試してみていいですか?」
「えぇ、あの何も無いところになら」
2振りのクインケを持ち、地行博士に言われた通りに何も無いところの方に向かって素振りをする。
ズバァッ
目の前にある壁までの距離は数10m。
素振りをした瞬間に、目の前の壁には2つの傷が出来た。
「あ、ありがとうございました」
僕は唖然とした感じで口を開いたままの地行博士を置いて、素早く逃げることにした。
「それで僕にフクロウを返しに来たの?」
「えぇ、あのクインケだけで十分過ぎるなぁと思いまして。」
クインケ研究所から逃げるなり僕は真っ先に有馬さんの元へと向かうことにした。
正直言って2振りのクインケと言うだけで十分過ぎるのに、あの性能。
フクロウは僕が持つよりも有馬さんが持つべきだと考えた。
「そっか。残念だけど預かっておくよ」
「本当にごめんなさい。」
「いや、いいんだ。それにしてもそれだけの性能になる赫包か。僕も使ってみたいものだね」
そう言って少し笑う有馬さんには正直寒気を覚える。
「それじゃあ、僕シャトーに行かなきゃ行けないんで」
急いで僕は有馬さんから逃げ、シャトーへと向かうことにした。
シャトーに着くと、丁度琲世くんたちはナッツクラッカーについての会議のようなものをしていた。
「…ナッツは13区内のクラブなどで捕獲用の人間を吟味しているようですーーリストによると"義眼の人間"や"声楽家"など珍しい対象もあれば、身長・体重のみ記載されたものなど、ざっくりしたものもありますね……」
(……なるほどね。これだけならクラブに張り込むのが一番…)
立ち聞きをしながら六月くんの話を聞き僕がそう考えていると
「……なるほど、君たち僕らは女になる」
バンッ
ドヤ顔でいう琲世くんに思わず思いっ切ってドアを開けてしまう。
「琲世くん、本気?」
「あ、碧くんいたんだね。それじゃあ、碧くんも入れてみんなやるよ」
シャトーに来るんじゃなかったと思ったときには、もう遅かった。
(あ、そう言えばクインケの名前考えるの忘れてた……)
女装という人生初の試みから現実逃避すべく、僕はクインケの名前を考え続けることにした。
クインケの名前ですが、思い付かなかったので募集したいと思います。
出来たら一つずつでセットの名前がいいですが、一つの名前でも構いません!
活動報告のクインケについてのところにお願いします!!