BLEACHの方を書くつもりでしたが、ブレソルで20連を外しそれどころじゃなくなったのでこちらを更新することにしました。
今回は殆ど話は進みません………申し訳ないです
六月くんが勝ち取った潜入捜査。
それを受け、今回は大規模な殲滅戦と銘打って喰種を叩き潰すとのこと。
「六月3等には単独で潜入してもらう」
僕と琲世くん、そして什造くんに対してかなり偉そうな態度で発言するのは和修政"准"特等。
血筋をとても大切にしており和修以外の血筋には殆ど興味が無いらしい。
「本気で言ってますか?」
「あぁ、何か問題があるかね?橘准特等」
この人ほど馬が合わない相手も僕の中ではかなり珍しいが、そんなことも言っていられない。
今回のオークションには相当数の喰種がいるはず。そんな中にたった1人で潜入させるとは危険以外の何ものでもない。
「えぇ、問題しかありませんよ……和修准特等。あなたは捜査官の命というものを甘く見すぎてる。」
「捜査官の命?そんなもの、作戦の成功には関係ない。」
……ダメだなこの人。
だから、未だに准特等に留まっているのだろう。
頑なに、六月くんを1人で潜入させようとするので打開策に迷っていたのだが
「それじゃあ、僕も一緒に潜入するです。それなら、いいですよね?碧」
什造くんのこの提案には、和修政も納得せざるを得ない状況となった。
「いいだろう、参加を認める」
「ありがとうございます」
和修政の上からな態度に若干ムカついたが、什造くんの案が採用された今わざわざ無駄なことをする意味もない。
「平子、真戸、下口……これから、オークション掃討作戦の会議を始める」
扉が開き、3人の上等捜査官が入ってきたところで和修政は名前を呼び会議を始めた。
会議の内容は、特別普段と変わるものはなく大まかな配置。不測の事態の対処などの確認のみとなった。
「最後に、橘准特等だが今回は真戸班ではなく遊撃手として自由に動いてもらう」
「その意図は?」
「准特等の戦闘能力、スタイルを鑑みても単独の方がやりやすいだろう」
「…了解です。」
「それでは、これで終わりとする」
その一言で解散となり、各々バラバラに散っていく。
僕は丁度出ようとしている什造くんを捕まえて、先ほどの感謝を伝えた。
「什造くん、さっきは助かったよ」
「いえ、僕も久しぶりに会いたい人がいるので」
什造くんの会いたい人。
僕はそれを知らないが、什造くんの顔を見る限り良い意味での会いたいと言うことではなさそうだ。
「そっか、それじゃあ六月くん宜しくね」
「はい、任されました」
そう言って小走りで自身の班のある方へと行ってしまった。
「碧くん、さっきはありがとう」
「いや、多分琲世くんが言っても聞かなかっただろうし適材適所ってことでね」
きっと、琲世くんが意見を述べたところで和修政は聞く耳すら持たないだろう。
ただでさえ、和修至上主義なのに加えて琲世くんのこと嫌いだから。
「什造くんにも、言おうと思ったんだけどすぐにどこか行っちゃったんだよね。」
確かに、僕と話してすぐにどこか行っちゃったのだからそうだろう。
「…僕、1度シャトーに戻るよ。碧くんは、これからどうするの?」
「んー、ちょっと寄りたい所あるからそこに行くつもりだよ」
丸2年程帰っていない我が家。
今迄は監視の目がついていた為、帰ることが出来なかったが准特等ともなり最近は殆どなくってきたため1度顔を出しに行くつもり。
「そっか、じゃあね」
「またね」
大きく手を振る琲世くんを見送り、僕は我が家の方へと足を向けた。
次回はオリジナル回&オークションスタートいけたらいいなと思います!!
感想、評価貰えると嬉しいので宜しければお願いします!!
それではまた次回